和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

080(奈良)奈良 ジャンボ三笠

2014-02-05 22:26:23 | 奈良の和菓子
奈良市内の多くの和菓子屋で売られている
ジャンボ三笠。

そもそも三笠という名は三笠山(御蓋山)
に似ていることから名づけられたもの。
なかなか風流なネーミーングです。

そして、奈良のジャンボ三笠と言えば近鉄
奈良駅から東向商店街に入ってすぐ左手の
「湖月」さんが有名…
でしたが、残念ながら数年前に閉店。
私が子供の頃、家族で奈良を訪れた際には
必ず買って帰ったものです。

今回ジャンボ三笠を買ったのはこちら。

<萬勝堂の店構え> ~奈良市東向中町~

創業は明治23年(1890年)、奈良の目抜き通り
といえる東向商店街にあるお店。
店先では焼きたてホカホカの三笠も販売中。

<ジャンボ三笠>

外袋には百人一首にも選ばれた阿倍仲麻呂の
一首、「天の原 ふりさけ見れば春日なる 
御蓋の山に出し月かも」という詩と鹿の絵が
配されています。

中の三笠は直径16cm以上、さすがにデカい!
まさかそのままかぶりつく訳にもいかず、
4等分位してちょうどいい大きさ。

早速食べてみると、ふわふわで香ばしい生地
に粒あんがあっさり。
単に大きいだけのビックリ商品ではなく、
しっかり美味しい。
さすがは和菓子激戦区、奈良の三笠です。
(ジャンボ三笠 \600、普通サイズ \120)

関西人の皆様へ
この手の饅頭を見かけたら、どら焼きなどと
呼ばず、風流に三笠饅頭と呼びましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする