先日、衝撃的な結末を向かえてしまった 『 アルジェリア人質事件 』 。
その解決方法は賛否両論があるようですが、実際に大変難しい問題であると思います。“テロに屈しない”と言うのはどういうことであるのか。その国によっても違いますが我が国でも見解は様々で、ある新聞に掲載された記事によると、
『 日本人はテロリストを逃しても人命が最優先 』 と言う考え方だが、世界的にはその逆で 『 人命よりもテロ組織を叩き潰すこと優先である 』 とか。
他社では
『 アルジェリアの国益である天然資源をテロリストに牛耳られてしまうと国自体の経済(しいては社会)が崩壊してしまうから強行作戦は止むを得ない 』 と言う意見もあるのだ。
結果的に色々な意見に共通して言える事は日本人の“テロ”に関す知識・意識が低いのではないかと言うことだ。もちろん今回のような危険な国や地域で、仕事に従事する方々は別であるが...。
先週の金曜日のお昼頃に、今回の痛ましい事件で多くの被害者を出した会社の記者会見の生中継を職場近くの寿司屋で昼食を食べながら観ておりました。その寿司屋の女将さんも興味があるようで仕込みをしながら、ちらちらと画面を見上げておりました。
川名社長が時折唇をかみ締め涙を堪えながら会見で力強く話しているのをZUYAさんもまた涙を堪えながら観ておりますと、テレビに近いテーブルに座るOL4人組は夢中で“携帯の着信音”について声を高らかに話している...もちろん彼女達にも昼休みをエンジョイする権利はあるかもしれないが、海の向こうの同胞の不慮の死など“携帯の着信音以下の価値しかないのか!?”と感じたが...そこでZUYAさんが静かにしろっ!と言う権利もないわけだ。
さて、ZUYAさん自身も(そのレベルは違うにしても)海外で“一人の日本人”として頑張ったことがあるので、彼らの無念の死を思うと目頭が熱くならずにいられない。
ニュースでこの会社の本社に献花台が設置されていることを知り、今日は横浜・みなとみらい地区に向かった。JR桜木町の駅を降りると何人か献花用の花束を持つ人を見かけて(不謹慎にも)少し嬉しい気持ちになりながらその会社の本社に向かう。
数日前から始まっているので既に1500人を超える人たちがいらっしゃっていると聞いていたが...献花台には数え切れないほどの花束が捧げられていた(そこに置き切れない花束は別の場所に)。その会社や被害者の関係者だけでなく、ZUYAさんのような一般の方も多く訪れているとのこと。
変な話だか、そう言う場であるにも関わらず嬉しい気分になりました。日本人の心もまだまだ捨てたものではないなとね。
“平和”と言う語を簡単に口に出す人が一般人から政治家を問わず多くいますが、それもまた小さな一歩であるのかもしれないと横浜の空に思ったZUYAさんであります。
今夜はここで〆させて頂きます。
【追記】
家の近くの花屋で花束を買い霜降商店街の八百屋の前を通ろうとすると顔見知りのレジのおばさんが直ぐにピンと来たらしく“今から横浜に行くの?”と声をかけてくれた。さすが...人情の残る我が街・駒込である
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