今から20年ほど前の話...
銭湯や温泉と言ったものに特別な想いはなかったのですが、ひょんなことから長野県茅野市にあった温泉旅館「保科館」でアルバイトをすることになりました
当時の東京でのアルバイトが“カレンダー通りの勤務体制“だったので、“日給月給”の身としては大型連休は世間様とは逆に恨めしく感じていたわけです
そこでその“本業”が休みの時に信州へ行き働くと言う生活が、5年ほど続きました
空気は美味いし食いっぱぐれもない、そんな風にして温泉の魅力に目覚めて行くわけです...
長野県・上田城跡公園にて
こんばんはZUYAさんです
プロローグが長くなりましたので、早速旅日記の続きを綴っていこうと思います
※誤字脱字が多くて真夜中に修正しました
上田電鉄は上田市の中心部にある上田駅から、別所温泉駅を結ぶ12キロにも満たないミニ・ローカル線です。2両編成の電車で揺られること30分弱、あっという間に終点に到着しました
平日ですから...
別所温泉は信州最古の温泉と言われているだけでなく、“信州の鎌倉”と言う異名をも持っています。前者は日本武尊が東征の際に発見した湯であると言うこと、後者は北条氏所縁のお寺が今も残っていると言うことから、そう呼ばれるそうな
まぁZUYAさんとしては、後者に惹かれますけれどね。信憑性も高いし~
とてもレトロな雰囲気の別所温泉駅を出て、先ずは坂道を上って「北向観音」に向かいました。この北向観音の名は同じ県内の善光寺(長野市)が南向きのために、“対”になっているとか。そしてその両方を詣でないとご利益がないと言われています(商売上手やなぁ...って考えてしまうのはZUYAさんが大阪人だから?)
北向観音の境内からは塩田平と呼ばれる平坦なエリアを眺めることが出来ます。不思議ですが、境内にいる参拝客は男性よりも圧倒的に女性が多かったです
さてどんどん進みましたよ。次は安楽寺へ向かうことに。この安楽寺の境内には国宝とされている国内唯一の「八角三重塔」があります(1290年代に建立)
実に厳かな雰囲気の山中にあり、自分自身の短くてちっぽけな人生の軽さを歴史の刻まれた塔を目の前にして考えさせられました。さてお次は、塩田平とその向こうにそびえる浅間山を含む山々を眺めながら、歩いて常楽寺へ向かいました~
浅間山を確認
常楽寺の参道に、座り込んで道行く人々に話しかけている大仏のような体型をした人を見つけました。こちらから話しかけてみると、まさかの先代の住職さんでした
御年71歳でいらっしゃいますが、その力士ばりの身体に似合わず饒舌な上に、ドローンを操ってネット用に上空から境内を撮影されていました
“何処からお見えですか?”
と聞かれたので、東京の池袋の方ですと答えたら、
“私は以前東京に住んでいて、西巣鴨にある大正大学(仏教系の大学)に通っていました”
と、わざわざこんな長野の山奥くんだりまで来て、隣町の巣鴨の名が出るとは...
もちろん正確には駒込に住んでいますと答えたら、とても喜んでいらっしゃいました
楽しいお喋りを済ませるとお昼時。何ヶ所かお勧めの食事処を教えて頂いて、その場を辞しました。4月とは思えない暑さの中を歩いたおかげで汗だく、しかも黒いTシャツを着ていたから背中には潮が吹いている...
食事の前にひとっ風呂浴びようと、3ヶ所ある「外湯」と呼ばれる共同浴場(温泉)に向かいました
どの外湯に入ろうかと迷いましたが、直感的に最初に見つけた「大師湯」へ(3ヶ所全てに入る必要性は感じませんでした)。でもグッド・チョイスでお客さんは入れ替わりで1人入っていただけで、ZUYAさん独りで貸切状態でした
洗い場にはボディソープや石鹸の類は置いてありません。シャワーも当然なく自分で蛇口をひねって、お湯と水を混ぜ合わせないといけません。ここは観光客相手と言うよりは、地元の人たちのための施設のようですからね~
誰もいなかったので、失礼して...
こちらは今回は入らなかった「石湯」
さぁて、お風呂上りはもちろん食事タイムです~
でも話が長くなり過ぎましたので、今宵はここまでに致しとうございまする(日帰り旅なのに中身が濃すぎて...)
To Be Continued...
さて、どうも四肢の痛みが...昨日からまた薬を飲み始めました。早く治まると良いけど...
Have A Good Night,Folks!