陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

最優先席

2012-03-07 09:05:59 | Weblog
横浜の地下鉄では、この夏から「最優先席」が登場するそうな。
ふ~む。
「最」優先とは何を意味するのでござろう?
横浜の地下鉄は「全席優先席」やし、何で更に格上らしき席を用意するんでござろうなぁ?
よう分からんなぁ。
どれどれ、もう少し新聞を読み進めましょうかの。

>高齢の乗客らから「どこへ行けば優先してもらえるのか」などの声が多く寄せられるようになった

うむ。そうでござろうなぁ。
ワタシも聞いてみたいものでござる。

利用者にアンケートを実施すると、
>優先席対象者のうち、頻繁に席を譲られる人は半数にとどまった

えっ?
そんなに多くの人が譲られておる、ですと?
信じられませんなぁ。

>頻繁に譲っている人は半数以上おり「譲り合いの精神はある程度浸透している」

何? なに? ナニ?

上は市交通局の言とのことだが、
よう言うことよ。
いい加減なことを。

ワタシは、横浜に住み、地下鉄は時々しか乗らないのだが、
杖を用いるようになって2年半、横浜地下鉄で席を譲っていただいたことは一度もありません。
もっとも、乗ったときは、
席が空いておるか、混雑していて席のある場所にさえもたどり着けんときのいづれかなので、
譲られる機会がないんですがね。
しかし、他の交通機関での経験から、状況は想像できまする。

とはいえ、上の「頻繁に譲っている人は半数以上おり」な~んて、よう言うものよ。
どうやって確認したのでござろうなぁ。
アンケートでそう答えておる、ですと?

ぶわっはっは!
ヒトは、その種のアンケートでは、オノレを何重ものオブラートで包み、ええ子ぶるんですよ。
そんなものをマトモに信じるとはねぇ。
譲る人はいつも譲るが、譲らんお人はいつも譲らんのでござりますよ。
そして、「譲る人は全体の1~3%」なのでござります。
今の日本では。

マ、交通局が手ぇを打ったことはよしとして、
何年か後のために、今から「最々優先席」でも検討したらどうですかな?
けど、そんなことをしても何も変わんことは容易に想像できますがね。  

(注)上の言の根拠に関心のある向きは次をご参照。⇒ こちらでござる。
コメント
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