陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

9月入学・新学期制

2020-04-30 11:23:51 | Weblog
9月入学・新学期制を求める声が急浮上していますなぁ。
メリット・デメリット双方あると思うが、バタバタと性急に決めん方がええと思いますよ。
単に、入学・新学期の時期を変えるだけやのうて、社会の仕組みそのものを変えることに繋がるし、新たな混乱を生みますからなぁ。
そして、平等・公平性が担保できない事態が出ると、社会全体の混乱が更に拡大しますからなぁ。

都知事のコイケ何たらは、「これによる混乱は生じると思うが、一方で、いま混乱は生じている。こういう時にしか社会って変わらないんじゃないかとも思う」と言うておるそうやが、
ワタシが思うのは、混乱時に更なる混乱を持ち込むな、ということですわ。
これから倒産・失業の嵐が吹きまくることが確実な中で、消化不良になりかねない案件は極力避けることが原則ですわ。
これから武漢ウイルスが引き起こす各種の社会問題、即ち、経済問題や産業構造の大変化が起こるが、それらをうまくコントロールできる力をお持ちですかな? ということですわ。
今のおバカ政権&役人にそんな能力なんぞあるワケがありませぬ。
武漢ウイルスに対して為すすべもないゲスぞう政権とおバカ厚労省をよ~く見なさいな。
今の省庁は、問題解決のための制度設計も出来ず、問題をゼンブ現場に放り投げるだけで、現場は大変な思いをし、当事者はそのあおりを受ける、それが現実ですからなぁ。
低能文科省がこの問題を支障なく対処できると思いますかな?

この9月制問題は、時間をかけて十分に検討し、9月がベターの結論になれば、準備をしておいて、次のパンデミック等の機会に導入・移行すれば宜しい。
最低限、上に書いた理由にて、ゲスぞう政権時は避けるべきでござりまする。
どうも、9月論者が現在の教育停滞状況に乗じて自説を掲げ、或いは、教育停滞の問題解決を制度に転嫁させようとしている風にも見えまするよ。

例えば、最大の問題の一つは、既に指摘している人もいるが、来年の小1の人数ですわ。
これが1.4倍になると警告している人もおりますなぁ。
つまり、義務教育の開始年齢に関して「6歳から」を維持するのか、「6歳5カ月から」に変えるのか、の議論やが、
これを具体的に言うと、来年の小学1年生を
(1)2015年4月から8月生まれの者(5カ月)に限定する → 人数が0.4倍となる
(2)2015年4月~2016年8月生まれの者(17カ月)にする → 人数が1.4倍となる

義務教育の開始年齢につき、「6歳から」を維持するのか、「6歳5カ月から」に変えるのか、の議論になるが、これは容易な選択ではありませぬよ。
今の状況を鑑みると、9月案は、4月から9月に約半年後ろ倒しするのであるから、「6歳5カ月から」=(1)にすることが順当だと思うが、
「6歳から」を維持して(2)を指摘する声もあり、そうなるとこの学年だけ人数1.4倍が就職時まで、いやその後も含めて一生ずぅ~っと続く訳で、この学年に対する教育資源の問題と平等性の問題がつきまとうこととなる。
これ、どうしますかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする