五輪ボランティアは利権屋のお先棒

「利権ピック」と称されるオリンピック組織委員会の利権構造につき内部告発があったという。
業務を広告代理店に委託するにあたって、大会ディレクターの日当は３５万円、複数業務を同一人物が兼ねると一日８０万円になるそうな。
更に、組織委員会から広告代理店に業務を委託し、広告代理店が業者に再委託することで、広告代理店は管理費をいう名の「中抜き」（１０％）しておるそうな。
東急エージェンシーの名前があがっておりますよ。
これって、去年の「持続化給付金」の構造と同じですがね。
このときは、経産省・中小企業庁に巣くう寄生虫「電通とパソナ」の中抜きでござりましたなぁ。

ほぅ。
ボランティアだけでは足らんので、組織委員会は人集めをしとるんですか。
そのため、派遣会社はアルバイトを多数募集しておって、
派遣会社は、「紹介する人数×労働日数×1,000円」をアルバイターの紹介者に支払うそうな。
へぇ、何人集めるのか知らんけど、支払う紹介料だけでも結構な額になりますなぁ。
同じところで、同じ業務をしておっても、ボランティアで手をあげたお人は「無償」で、アルバイトの者は「有償」なんですなぁ。

まぁ、ＩＯＣなんぞという利権まみれの興行団体が、「平和の祭典」なんぞという一見それらしき旗をたてて興行をやったら、
それに群がる国や政治家、商売屋がぎょうさんおるんで、ＩＯＣなんぞはホクホクでござりましょうなぁ。
「ぼったくり男爵」なんぞとも言われるＩＯＣの委員連中なんぞは、それこそ王侯貴族の意識なのでござりましょう。
寄生虫を通り越した「吸血鬼」そのものでござります。

旗を正直に受けとめる選手やボランティアは、結局はそれら利権亡者の走狗であり、お先棒を担いでおるんですなぁ。
勿論、本人にそんな意識はなく、純粋に参加しとるんやろけど、大局的に見たら、所詮は利権屋に利用されとるだけなんですわ。　
あんたはんは、そうした「利権ピック」を楽しめますかな？