陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

賃上げ⇒実入りは?

2010-03-18 08:58:08 | Weblog
自動車、電機など、主要どころが組合に回答をした。
何とか、定昇だけは維持した、というところでござろうか。
企業も、サラリーマンも先行きが見えず、手探りでござります。

この春からは、社会保険料が大幅に上がるし、
子供手当が支給される世帯を除くと、
少しくらいの昇給では、逆に実入り(可処分所得)は減ってしまいますなあ。

企業側は、努力して回答しても、社員の実収入が減るのでは、
何のための努力か、むなしくなるでありましょうなあ。

当然、みんなが「生活防衛」で節約に努めるが、
その結果、各社の売上・利益は伸びず、給与は上がらない、
ジブンでジブンのクビを絞めのでござりますよ。

と、まあ、ここまでは、誰もが考えるハナシ。
ワタシの様なプアから見ると、
そもそも賃上げなんてどこの国のハナシ? でござります。
その原資が何とか手当てできるだけでも結構なものでござります。
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貧困

2010-03-17 08:59:06 | Weblog
昨夜、「知る楽」という番組の最後の部分を見た(NHK)。
面白そうであったので、どういう番組か調べると、
シリーズもので、現在は、内橋克人氏の「"貧困"国家 日本」全4回もの。
昨夜は、第3回。
「歴史をさかのぼることで、貧困問題の根源を探る」という主旨とのこと。
見ていない放送済みの分は、再放送を期したいもの。

ワタシは、評論家と称する者をフィルターを通して見るのだが、
内橋氏は、そのまま額面通りに受取れるから、安心できる。

え? どんなフィルターかって?
勿論、「プア」のフィルターですよ。
評論家なる者は、口先だけで、権力や時流に迎合する者が多いですからなあ。

内橋氏の視点は的確だし、貧困の克服は重要だが、
しかし、貧困は人間社会がある以上、なくなりませんからなぁ。
どうしたものでござりましょう。

貧困に陥る可能性は殆どの者にあり、
たまたま、今、そうなっていないだけなのだが、
多くの人がそれを気づかないフリをして生きている。
確かに、見ない、考えない方が幸せかもね。

ワタシも、
次のオマンマだけを考えて今日を生き、
明日もまた同じ繰り返しですからなあ。

無論、それがプアの真骨頂なのだが、
今までの「アタマ」と「ココロ」と「フトコロ」のプア三重苦が、
今では、
「アタマ」と「ココロ」と「フトコロ」と「カラダ」のプア四重奏になってしまいましたぞ。
どうしたものでござりましょう? 
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ベーシック・インカム

2010-03-16 08:56:29 | Weblog
鳩山内閣の支持がどんどん落ちますなあ。
まあ、当然でござりましょう。
鳩山(弟)が自民党を飛び出したが、自民党も末期症状寸前でござりますなあ。
いずれもあきまへんなあ。
最大の懸念は、相対的に官僚が力を持つことでござります。
日本も泥舟でござります。

ベーシック・インカム(BI)という考え方があるそうな。
全ての者に、一定の収入を定期的に現金で配るというもので、
生活保護や年金、失業給付などを BI に一元化するという考え方らしい。

最初は、何という馬鹿げたことを、と思ったが、
考えてみると、これは面白いかも。
一番のメリットは、官僚制を一掃できる可能性がある点。
年金にせよ、何にせよ、制度維持のために、膨大なコスト(人間)が必要とされるが、
それらの中間搾取、吸血行為をかなりの割合で減らせることができる。
BIは大いに検討の余地ありと思いますぞ。

ただ、実現には非常な困難が伴いますなあ。
反対勢力がいますからなあ。
吸血官僚という。

現在の日本の課題は、
積年のアカなりサビを一掃することだと思うが、
積もり積もったアカはなかなかとれない。
政権が変わった位では、びくともしませんなあ。
腐りきった者は、ジブンが腐っていることに気づかないもの。
どうしたものでござりましょう。
日本のガン(癌細胞)は、役人であり、官僚制でござりますよ。
これを何とかしないと、どうにもなりませぬよ。
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士業者の広告

2010-03-12 08:56:44 | Weblog
日弁連の新会長が決まったそうな。
異色の人のようで、少々話題になっているという。

この人が取り組んでいる、多重債務者の過払い金返還請求問題がある。
数年前から、これが「ビジネス」として特需の様相で、潤う弁護士が増えている。
それを目論んで、過剰な宣伝やおかしな仕事をしている者も多いという。
8割方がそうだという。
これも一種の「貧困ビジネス」でござりましょう。

ワタシのところにも、借金問題の間違い電話が入ったことが何度もある。
雰囲気では、大手企業に勤めている者も結構多い感じがする。

テレビでコマーシャルを流す法律事務所がある。
この多重債務問題のPR。

しかし、このコマーシャルを信用するのは問題ですぞ。
司法試験の合格者の増加と共に、弁護士の質は落ちていますからなあ。
職業倫理を含めて。

テレビコマーシャルを流している事務所は避けた方が賢明ですな。
ビジネスとして返還請求手続きをやっているだけだからね。
返還金着服のハナシも時折聞くが、実態はもっと多いのでござりましょう。

医者がピンキリであるのと同じく、弁護士を含めた士業者もピンキリですからなあ。
資格者ということで、信用しても良い時代は過去のもの。
ネットの時代になり、昔より情報が容易に入手できる様になるのと並行して、
「紹介」がベストというのは、
何というヒニクでござりましょう。

士業業務のマッチングサイトを利用するのも、考え物ですぞ。
値段(報酬)が安いのは、それなりの理由があることを承知して利用するんですな。
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いいかげん

2010-03-11 08:58:15 | Weblog
温暖化対策の新議定書が、年内採択は困難、ということらしい。
来年2011年の採択を目指すとのこと。

それも怪しいものだけどね。
何せ、アメリカと中国が、やる気がないんだから。
舌先三寸オバマのアメリカと、一人よがりの中国では、何も期待できませぬ。
期待するほうがおかしい。
政府間パネルと言ったって、いいかげんなもの。

ICPP(気候変動に関する政府間パネル)の報告書も、内容はズサンらしい。
温暖化の根拠に疑念、ということ。
しかし、ICPPの報告や運営がいいかげんであっても、
大きな流れは変わらないでありましょう。
温暖化の進行、その主要な原因が人為的なものであることは、
経年変化の中で、誰しもが感じていること。

「いいかげん」といえば、安保の密約問題。
外交で「密約」はありえると思うけど、
長期間にわたって、ウソをつき続けるのは如何なものでござりましょう。
だから自民党はダメなのでござります。
外務省は言わずもがなでござります。

このところ、公明党が民主党に接近しているという。
この政党らしいことでござりますなあ。
常に権力に擦り寄ってゆくのでござりますよ。
ある意味では立派なものですよ。
権力の傍にいるというスタンスを変えないのでござりますからなあ。

我々も、同党を見習うべきでござりましょう。
オバマや中国をお手本にすべきでござりましょう。
誰が何と言おうが、世の中がどうなろうが、
ジブンが良ければそれでよし、とする生き様を。
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春の雪

2010-03-10 08:58:32 | Weblog
昨夜は大雪になりましたなあ。
もう3月半ばになろうというに、この冬一番の大雪とは。。
「春の雪」ですなあ。

春の雪といえば、
三島由紀夫ですなあ。
そして、舞台は学習院ですなあ。

学習院といえば、皇太子の娘はどうしたことでござろう。
母親そっくりになってきたではござらぬか。
やはり育て方を間違えたのでござろう。
もっとも、子育てについては、ワタシは発言する資格がないんだけどね。
ワタシの人生失敗だらけ、の一つだから。

おかしな母親といえば、
藤原宮子ですなあ。
不比等の娘で、聖武天皇の母親の。
しかし、宮子は、跡継ぎを生み、天皇(文武)の后としての最低限の役割は果たしたが、
今のお人は、その最低限さえも果たしていませんなあ。
そして、「ご」静養ばかりの者を、
何でプアな国民が食わせなきゃあいけないんでしょうなあ。

最低限といえば、生活保護ですなあ。
今朝の新聞の投書欄を読んで、改めて認識させられたが、
これは戦後にできた法律で、
戦前にはなかったんですなあ。
昭和の初めに生まれた人が、父親を亡くし、当時は生活保護制度はなかったことに触れていたが、
今は恵まれていますなあ。

しかし、この法律は、
最低限度の生活を保障するだけでなく、「その自立を助長する」主旨がある筈だが、
今は、権利主張ばかりで、後段の部分が欠けていますなあ。
勿論、本当に困っている人もいると思うが、
意思があれば働ける者が、長期に生活保護を受けるとは、
何だか、主旨のはきちがえでござりましょう。
働ける若い人が生活保護を受けることを支援する者が注目される世の中ですからなあ。

今朝の新聞に、雑誌の広告が大きく出ていましたなあ。
SAPIO の記事タイトル。
「年々歳々、日本人は信じられないほどバカになっている!」というもの。
みんな、うすうす感じていることでござりますよ。
何もかもが『劣化』でござります。
同じ新聞の一面トップは、
「有力外資 相次ぎ日本撤退」。
さもありなん、ですなあ。

今日は、ワタシのアタマの中は「春の嵐」状態でござります。
あ、失礼、今日だけではござりませなんだ。
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年金改革ですと

2010-03-09 09:00:54 | Weblog
政府・民主党は、年金制度抜本改革に向けた議論を開始したという。
長妻氏は、
「若い人でも無理なく払える制度」
「ライフスタイルの変化にも対応できる制度」
を目指すという。

たとえ、理念がそうであっても、余り欲張らない方がいいと思うけどね。
その財源は、とどのつまり消費税しかないわけで、
環境問題にせよ何にせよ、
何かといえば「消費税」頼みでござりますなあ。

しかし、消費税は万能ではござりませぬよ。
天から降ってくるわけではござんせんよ。
誰が負担すると思ってるんでしょうなあ。

考え方を明確に示してもらいたいのだが、
善し悪しは別として、
今までは「親世代を子世代が支える」方式であった。
今、そしてこれからは、それができないという。
少子化のために。
それで、消費税を財源にする、即ち、皆がカネを出す様にする。
つまり、ジブンのカネで年金を受給する様になる。

少子化は今後も続くから、マクロ的には消費税収も先細りとなる。
税率をあげるにも限界がある。
その場合の年金制度はどうするのでありましょう?
暫くの間はお茶をにごせると思うけど、
いずれ今と同じ問題が浮上しますぞ。
20年や30年先を見ただけではダメだと思うけどね。
もっとも、その頃、ワタシは生きていないから、若い人が考えてちょうだいな。
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逃げきれそうもない

2010-03-08 09:00:47 | Weblog
朝日新聞に、日本の国家財政破綻の警告記事があった。
困りましたなあ。
しかし、考えることは誰も同じですなあ。

国家財政の破綻、温暖化等による地球環境の激変、巨大地震などなど、
長生きをすれば別として、
ワタシの同世代(いわゆる団塊の世代)は、何とか逃げきれると思っていたが、
どうも逃げられそうもない感じになってきましたなあ。

ワタシは、元々2025年を大きな底と考えているが、
今では、2020年が一つの節目になりそうで、あるいは、それが更に前倒ししそう。
犯人は誰だと追求しても元に戻るわけではないが、
その直接的な引き金を引いたのは民主党でござろうよ。

どうしたものでござりましょう?
それぞれができる範囲で自己防衛策を講じるしかないが、
では、どういう自己防衛策があるのか、先ずそれを考えないといけませぬなあ。

逃げきれないとなると、若者には選択肢があるだろうが、年配者にとって根本的な対策は限られる。
新しい事態に敢然とたち向かうエネルギーはありませぬなからあ。
 (1)自決する
 (2)他国に移住する
あとは流れのままに流れゆくことでござろうか。

う~む。
どうしたものでござりましょう?
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日が暮れる

2010-03-06 20:54:38 | Weblog
今日も一日、終りましたなあ。
アクセクする日々もまた楽しからずや、でござりますよ。
プアであることを開き直り、そしてそれを天命と思えばアキラメもつくというもの。

今日は雨で、少し寒かったが、
段々と寒さが緩んでくるのが実感できますなあ。
家の小さな桜は、これは毎年気が早いのだが、もう咲きはじめましたぞ。
遅い梅と、これまた少し気の早い桃の花が、同じ頃に咲くのでござりますよ。
アンバランスなのだが、主人のアタマに似たのでござりましょう。

毎年、花を見に行こうと思っているところがあるんですがね、
残念ながら、いつも行けないのでござります。
今年は何とか、と思うが、どうでありましょう。

ま、そんなささやかな願望を考えるときが、一番良いのかも。
さあて、そろそろ帰りますかな。
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ハト・ガイソブン

2010-03-05 08:58:31 | Weblog
見ていた韓国テレビドラマ「泉蓋蘇文(ヨン・ゲソムン)」が終わった。
楽しみが一つなくなった。

史実とドラマは別物だが、
ワタシは、泉蓋蘇文を一種の英雄としてとらえているし、
それは韓国ドラマも同じなのだが、
しかし、本当にそうであろうか、と考えてしまいますなあ。
勿論、評価は、視点で全く違ってくるのですがね。

隋や唐に追従する王や貴族を抹殺し、
隋・唐に徹底抗戦をするが、
しかし、彼の死後、内紛に端を発して唐に滅ぼされる。
そのタネは、結局ジブンが蒔いたのでござります。
燃え尽きる直前のひとしきりの炎でござりましょうや。

誇りを失なったとしても、
もし、唐を宗主国としてあがめ、無理難題にも耐えれば、
滅亡だけは免れ、亡国の辛酸を舐めずに済んだかもしれない。
本当のところ、どちらの選択が正しかったのか。
泉蓋蘇文に殺されたコ・ゴンム(高建武、栄留王)の追唐政策の方が、
ひょっとすると正解ではなかったか、と。

矜持を保つのか、
はたまた、民の日々の生活を優先させるのか、
なかなか難しい部分がありますからなあ。
勿論、両立できればベストであるが、それができない場合には。

一つだけハッキリしていることがありますぞ。
ワタシも自戒すべきなのだが、
ジブン中心に、目先のことばかりに目を向けていると、
そのうちに、とんでもないことになるよ、ということ。
個人でも、組織でも、国家でも同じこと。
日本の近くにもそういう身勝手な国が幾つかありますなあ。
そういう国の未来は想像がつく。
おっとっと、ヨソのことを言う前に、ジブンの足下を見ないとね。
日本の、坂の下のゴミタメは、もう間近なんだから。
すでにゴミタメに入ってしまっているワタシからの忠告ですぞ。

ハトヤマさんよ。
総理になったのだから、いっそ泉蓋蘇文の心意気で、
反対があろうが、何があろうが、
既存のものを全部ブチ壊す改革をどんどん進めたらどないでしょう?
もっとも、それが我々にとってハッピーなのかどうか知らないけど。
今の調子でフラフラ&モタモタしていると、
社会が混乱するだけで、いずれ自滅し、
結果、何もしない方が良かったということになりかねませんぞ。
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