ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

全部はムリ

2011年09月16日 22時09分52秒 | なべ日記(雑記)


原稿の合間にクルマでお出かけ。
ついでにハイマチックEも持って出かけました。


人生というのは思ったよりも短いもののようで
複数のものを同じテンションでやるのは少なくとも不器用な自分には難しく、
どれも適当になってしまうか、どれかを選んで他を捨てるか…、
その2択になってしまいます。

クルマ、カメラ、本来人生を捧げられるくらいのものですけど
まんがをチョイスしてしまった自分は
どっちも"ちゃんとできないもの"になってしまっております。
出来る範囲でクルマもカメラもしっかりと…とは思っていますが
そちらに打ち込んでいる人からすれば「中途半端な奴」と
映るんじゃないかなぁと思います。



自分への後悔は無いけれど、クルマやカメラに対しては
申し訳ないなぁ…と思います。

ただ、やめたくはないし、できれば続けていきたいものですので
細々とではありますが、続けていきたく思います。
軟弱でゴメンナサイ…。



やす2000は先日足回りもリフレッシュして良い塩梅です。
まだ暑いのと描くものなどがあるので遠くへは行っていませんが
秋になったらお山の方へ足を延ばしたいものです。

少しずついろいろリフレッシュしていかねばならない12年目のやす2000です。
お次はパッドとローターです。
ローターがはっきりと凹んできているので暮れには手を打たねば(笑)
お次のローターはスリットローターを予定しています。
効きも良いそうだけど、多少はルックス面も考えてます(^^;)

後は久しぶりに磨きこんでやらねば。
屋根の下に入れていて滅多に汚れないのをいいことに磨きはご無沙汰ですが
たまにはピッカピカにしてやりたいです。




んでもって”姫様”ことハイマチックE、直して復活させたは良いのですが、
40mmというレンズゆえけっこう画角が押し気味なのと
最短撮影距離が80cmと長めなせいで
普段使いでなかなかシャッターを切る機会が少ないです(^^;)
家の中などでは使いにくいです。
もう少し引いているか最短撮影距離が短ければ使いやすいのですが…。
あとは…EE仕様で絞りがさわれないのもありますです。

まぁ…慌てて使うものでもないので
詰めたフィルムをのんびり消化中です。

たまに会社に持っていって行き帰りに撮ったり
ふらっと出かける時に連れて行ったり…。
使い方まで昔みたいになってますね(^^;)
ヨコハマ~のアルファさんがオーナーにもらったカメラみたいなもので
撮ろうかどうか迷った末にやめてみたり…。
これはデジタルに限らず良くあることではあるのですが、
使い易いように14mmをくっつけたGF2と
多少使い方を考える必要がある姫様だと
姫様相手の時の方がそういう時は多いです(笑)

まぁいいや…と考えますです。
ずっと寝ていた姫様ですし、せっかく目覚めたのですから
慌てずに付き合っていけばいいのかなぁ…と。


今は川越のカメラ屋さんで買った「ラッキーカラー」というフィルムを入れてます。
黄色っぽく変わった仕上がりなんだそうで、早くプリントしてみたいのですが
36枚撮りで使ったのはまだ10枚、先は長いぜい…とほほ。

プリントする時はキタムラさんじゃなくて、川越のカメラ屋さんに
持って行こうかと…。
こだわりの現像のお店、フィルムの個性を生かした仕上げ…という看板があるので
それを体感してみたいというのが理由です。
本当は早く持って行きたいけど、まだ残りがあるし…。
なかなか撮れない人のために10枚撮りくらいのフィルムが欲しいかも~(笑)




それ以外は家で絵を描いてました。

頼まれ物のスケブ、仕上げました。

自身の代表作「BLACK MARKER -OVERHEAT-」に登場する
主人公のパートナー・桜井久美子を描いたのですが
何か妙にカワいく描けました(笑)
何か送り返すのが惜しくなるぜい~(爆)

文字通りの自画自賛で恥ずかしいのは分かっているのですが
持論として「自分の絵を気に入って愛好するのは上達には絶対必要なこと」
というのがあるので、温かい目で見てやってください(苦笑)
技術的に改善すべき点は山ほどあるけど、
とりあえずは自分でもお気に入りの絵が描けたということで(^^;)

最初は色つきに仕上げる予定でしたが
ペン入れが終わった段階のものの方が
描いた形跡や自分のクセ等もはっきりと感じられて
スケブとしてはいいのかな…と思いました。
(私が描いてもらうならそういう方が楽しい気がするので)

という訳でペン入れで最終仕上がりとさせて貰おうと思いました。
もしご依頼主様が「色付きがいい」と仰ったのならば
あらためて色を付けさせて貰うということで…。



相変わらず手は遅いけれど、描くこと自体は良い感じです。
頑張らなくちゃ…じゃなくて頑張りたい気分(笑)です(^^;)

全部はムリ。
でも出来るだけの事をして、
一つでも多くのことを経験し達成したい…というのが偽り無い本音です。


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画素数

2011年09月16日 00時19分40秒 | カメラ その他雑記


デジカメの画素数、
一体どのくらいあれば足りるのでしょう?


最近ではコンパクトデジカメがおよそ1000~1400万画素。
デジタル一眼では1200~2400万画素。
そしてまだまだ増える様子もございます。

メーカー側が商品性と合わせて高画素数化を進める中で
逆にユーザーからは「これ以上の画素数は要らない」とか
「画素数を増やす代わりに画素数以外の要素を底上げして欲しい」
こういう声も聞かれます。


ならば…私を含めたアマチュア、そして一般的なユーザーが用いる形で
画素数はどのくらいをもって十分とするかを
自分的に分かりやすい形で検証してみました。




まず…PC等の画面で見るのならば…
WUXGA(1920×1200)でも230万画素程度なので
ちと乱暴な言い方ですが、
それプラスアルファがあれば大丈夫…ということになります。
(もちろん大きいに越したことはないですが)




そしてプリントする場合…です。
実質こちらがメインとなると思います。

プリントするにあたっては、印刷の解像度を何所に置くかになりますが
家庭用プリンターの実質最大値であるA3ノビサイズにおいて
よく言われる「印刷の版下に使うにはカラーは350dpi」に則して
考えてみたく思います。
聞きかじった話ですが、350dpiという数値は等倍の印刷をした場合に
人間の目が繊細度を視認できる限界値と聞いております。
普通に考えて、一般の人がA3以上のサイズで版下を作るケースは
稀だと思います。
つまりはアマチュアや一般ユーザーにおいてはこれを上限として
見ていいのかな?と思います。




これが各サイズのイメージです。
A3とA3ノビ、その内側にA4を入れまして
写真本来の引き伸ばしサイズとしての半切りのサイズを
赤枠で示しております。



A3は350dpiの場合はおよそ2369万画素。
A3ノビは同じ条件でおよそ3017万画素に相当するはずです。




これに3:2の2400万画素を当てはめてみます。
2400万画素は今の一般向けデジカメの最大画素数付近であり
これが今現在の最大値と考えて良いと思います。


A3ノビを埋め尽くすまでには行きませんが
A3はほとんどをカバーし、上下が若干切れるものの
左右には余力もありますです。

ここから見るとソニーがα900で設定した2460万画素という数字にも
実際の撮影に即した根拠があったのだな…と思います。




逆に今のデジタル一眼の基礎ラインとなる1200画素ではどうでしょうか?


もちろんA3はカバーできませんがA4はほぼカバーします。
しかも350dpiですから文句の出ようはありません。

A4まで引き伸ばす人は少なくないまでも全てではないでしょうし
それ以上に引き伸ばすケースはそう多くないと思いますので
私含めてこれで十分とも言えそうです。


ちなみに実際のプリントにおいては350dpiを必要とするケースは少なく
大きく伸ばす=離れて見ることとも合わせて、もう少し解像度を下げても良く
200~250dpiあれば実際のプリントにおいてジャギーを視認することは難しくなる
=十分鑑賞に堪える仕上がり となるそうです。






…ということで、実際に200dpiと350dpiでの差を見てみることにしました。



この写真を実際に200dpiと350dpiでプリントアウトしてみて
はっきりとした差異があるかテストしてみました。

使用したプリンターはエプソンのPX-5600で用紙はエプソン純正のクリスピアです。
どちらもエプソンの民生用フラッグシップクラスなので
一般ユーザーとしては一番ハードテストと言えると思います。
設定も同じ推奨設定でプリントしました。


本当は直に見るのが良いのですが、そういう訳にもいかないので
GF2+14mmの最短撮影距離付近で同条件で撮った写真を
参考に貼り付けておきます。

これが350dpi


これが200dpiです。



自身が見た印象ですが、差異はあります。
ただし、それは大きなものではなく、小さいものと言えますです。
目をこらして至近で見た場合に線のようなものにジャギーは視認できますが
「大伸ばし」だと思えば理解可能なレベルのものと思います。

私は神経質なので個人的には200dpiは出来れば避けたいけれど
250dpiあれば細部含めて許容できると思いました。
300と350はそれこそ差異を見つけるのが困難です。

つまりはその辺を考えてやれば2400万画素無くても
A3やA3ノビまでを許容できることも考えられます。



2400万画素はA3/350dpiのレベルにあるのですが
300dpiならA3ノビをカバーし、250dpiなら半切りもOKです。
そういう意味では2400万画素は文字通りのプロスペックで
アマチュアが想定する印刷のほぼ全てをカバーできることになりますです。



では1200万画素で見てみると…。

250dpiあればA3をほとんどカバーできます。



画質も十分以上なレベルですし、実際の用紙の供給を考えれば
これ以上を望むケースは稀なはずです。


そして200dpiならば…


A3ノビだけでなく、半切りまでを余裕でカバーできます。
余力がある分は解像度に振れますので
1200万画素あれば写真趣味には十分と言えるのではないでしょうか?



個人的には1400万画素くらいから2000万画素あれば
画素数に不足を感じることは無いでしょうし
1200万画素超があれば実際は十分ではないかとも思いました。

だれもが大伸ばしの超繊細画像を求める訳ではなく
ハンドリングしやすいデータ量や最適なデータサイズをも求めるのであって
私見ながらも高画素数だけをありがたがる必要は
ないかなぁ…と思いました。




画素数はデジカメが未熟だった頃に写真画質の指標として
拡大を続けてきましたが
クルマの馬力のようにお客さんに訴えやすい項目だったのだろうと思います。

そういう意味では、個人的には2400万画素のラインは
クルマの280馬力自主規制値にも似た感じに思えました。
そしてそれを発揮させられる場所が限られるのも似ているように思えました。

画素数のUPはこれからも続くでしょうし、技術としてはこれからも
発展を続けていくべきだと思います。
けれど使える場所も条件も限定される、重たいデータを出すカメラが
必ずしも全ての人に与えられる理由も無いと思います。


最近思うのですが、画素数は単に解像能力ではなく
素子サイズなどと同じように「写真のサイズ」と考えた方が
良いのかな…と思うこともあります。

フィルム時代は1コマの出しうる解像能力は最終的にフィルムに依存していて
良い意味での縛り…というか上限があったのだと思います。
伸ばすにしてもこのフィルムは能力的にはここがリミットで
それ以上は粒状性の良いフィルムとか、より大きなフォーマットを
用いる…とかのように。
ただ、デジタルになって画素数というものも入ってきたことによって
小さなフォーマットであっても大きなデータを吐き出す事が
実際に起きてきていると思います。

用途で言えばスナップショット向けの小型カメラであるのに
吐き出す画像サイズは、下手をすれば中版で求められるものに
近付いてきているような感じに思えます。
でもそれは守備範囲の逸脱のようにも私は思います。

APS-Cとフルサイズで同じ2400万画素でも
センサーの画素ピッチなどの関係があって、
小さなセンサーの機体はレンズの回析現象などによって
実際の額面どおりの性能を出すのは難しいとも聞きます。
また個々の画素においては高画素化はセンサー能力において
ハード方向であるとも聞きます。

実際にレンズ一体型小型デジカメの上級機では
画素数を抑えた上で、高感度や表現能力にも余裕を与え
メインの用途においてより高い総合性能を目指したものが
増えているようです。


デジタル一眼においても同じであって欲しいなと思います。
センサーサイズの余裕分は、より大規模な映像表現のための
余裕であるのはもちろんですが
過度に大きな画像サイズを得ることよりも
たとえばより美しい映像を撮る事ができる表現力や
高感度等のような撮影領域を広げる工夫にも技術は割り振られるべきと思います。

そしてそういう「守備範囲」をはっきりさせることで
お客さんの立場においても最適なものを選べると思います。

クルマのメインストリームが小型車に移ったのは
市場が成熟し、ユーザーが豪華さやプレステージ性を求める段階を越え
必要かつ十分なものを選ぶようになったからだと言われます。

デジタルカメラもその段階が近いのだろうと
高級コンパクトデジカメの画素数が抑えられた時に
それを感じました。

またそうあって欲しいなと個人的には思いました。



もちろん画素数についての認識は人それぞれ異なるでしょうし
価値観が違えば実プリントにおける最適値ではなく
解像能力をひたすら求めたい人もいらっしゃると思います。

それこそメーカーさんにおいてもそれぞれ考えがある訳で
個々が自由に発展をしていくのがより良い姿と思いますが
この日記のまとめとしましては
「今現在自分においては2400万画素が最上限ライン」
「1200万画素あれば不足無し」
このようにまとめておきたく思います。



※最後の文章、追記訂正しました。



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