昨日は絵師のMさんと一緒に所沢の航空発祥記念館に行ってきました。
オリジナルのエンジンで飛行可能な現存最後のゼロ戦が
3月まで展示されているのです。
ゼロ戦はあらためて説明する必要も無いと思います。
この機体は戦時中に偶然米軍に無傷で接収され、
戦後米国の博物館で保管されていた機体だそうです。
まぁ詳細は他が詳しいと思うので
知りたいと思う方はいろいろぐぐってみて下さい(笑)
逆にbot以外でうちのブログをわざわざ見るような方だと
たぶん自分より詳しい方ばかりかと思います(^^;)
一部日程でエンジン始動のデモンストレーションがあるのですが、
この日は普通に展示だけの日。
でもゼロ戦を見るためなんでしょうか?
かなり多くの人が来ているようでした。
戦艦大和と並んで「日本人の心の拠り所」でもある飛行機でしょう。
日本は敗戦国ですが、その敗戦の中でも我らはかく戦った…という
誇りと意地と信念のカタマリなのかもしれません。
だから人気があるのでしょうね。
自分は航空マニアでもなければ軍用機マニアでもないです。
ただ、このゼロ戦というのはスポーツカーを作るときに
「手本」とされることが多い戦闘機です。
構造やコンセプト…というよりもその精神性というか…。
性能で世界と戦う日本製の象徴としてのゼロ。
徹底した軽量化で運動性能を高めて、
大きく強力な欧米の戦闘機と渡り合ったゼロ。
例えるなら牛若丸でしょう。
日本人の精神性としてそういったものが琴線にふれることもあって
多くのスポーツカーが「ゼロ戦のように」と
この戦闘機を目指してきたと思います。
マツダRX-7(FD3S)が開発時にゼロ戦を参考にして
徹底した軽量化やマスの集中化を図ったのは有名化と思います。
でもゼロに例えることのできるスポーツカーは
実は多くないです。
ゼロ戦に例えることができるスポーツカーは
ハイテクで大パワーエンジンなクルマではなく、
軽量で旋回性に優れ、その優れた運動性で勝負するクルマ。
私はそう思っております。
自分の乗っているS2000もゼロ戦のようなクルマだといわれますし、
自分もそう思って乗っております。
そのゼロ戦を…。
オリジナルのエンジンで今も空を飛ぶことが出来るという機体を…。
今回直に目にすることが出来たのは幸運だと思います。
この機体、やはり老朽化が問題となっているようで
おそらく日本でエンジン音を響かせるのは今回が最後になるであろうとのこと。
今の日本の法規では難しいそうですが
できればエンジン始動だけでなく、日本の空でもう一回舞わせてあげたいものです。
ご一緒下さったMさん、ありがとうございました。
そのあとは夜遅くまでお絵描きとクルマ談義、楽しかったです♪
遅くまで引き止めてしまい申し訳ありませんでした~!(汗)
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