山登りをしていた頃の古い話から始める。
天気予報:
ラジオを聞き天気図を書く。
これを元に、天気予報を行った。
しかし、長いこと使用する必要がなったので、
この能力は、退化してしまった。
カミナビ:
地図=紙=「カミ」と磁石と携帯ラジオが、
ナビゲーションの三種の神器であった。
これは現在も、活用している。
あまり辺鄙なところには行かなくなったので、
ラジオを使うことは無くなった。
ドライブでは、小生の「カミナビ」に自信を抱いていた。
「カーナビ」なんか、くそ食らえである。
アルバイトの帰りを利用し、ビデオの下見に、
三朝温泉から10kmほど山奥に入った「三徳山 投げ入れ堂」に出向いた。
帰途、湯原IC目指して、R179線を南下、R482へ分岐、
津黒高原スキー場入り口付近までは、順調そのもの。
ここを過ぎてから、しばらく行くと周囲の様子がおかしくなった。
車が少ない、国道を走っている雰囲気でない、
とんでもない山奥の雰囲気。
異常を感じたので、カミナビの登場となったが、
小雨に加えて山が迫って周囲が見えない、
地形の割り出し不可能、夕闇が迫った、焦る。
そこに中型のバスが、通りかかった、早速そのあとを追尾。
ところが、1kmほど先で停車、乗客一人を降ろすと、Uターン、行き止まりであった。
直ちに、運転手さんに、
「岡山に帰る、湯原ICは?」とお尋ねした。
「後に続け」、その先導のおかげで、
無事湯原ICに出ることができた。
小生の「カミナビ」の限界を思い知らされ、
自信を喪失の一日となった。
それでも、頑固に「カミナビ」で頑張るつもりである。
今回のように、カミナビならではの出会いや、
ご親切を頂ける、得がたい機会にめぐり合えるからである。
カーナビで、全く道に迷うことが無くなったら、
味気ない旅になってしまうのである。
マチガイがあるから面白いのである。
運転手さんのご親切には、
「感謝の最敬礼」と「お礼の言葉」でしか
報いることはできなかったので、
近日中に、新聞の投書欄に投稿する予定である。
掲載されるとよいのであるが。