「知るを楽しむ = 私のこだわり人物伝」という番組のお話の続編。
人物は、歌手「三波春夫」、語る人は、小説家「森村誠一」氏。
{朗々たる歌声の「三波節」は、人を快くする不思議な効果がある。
誰にでも通用し、郷愁を感じるのである}と書いた。
「未知の人も、全て味方」という声なのである。
全ての客を同時に見ながら、
「お客様は神様である」という心で歌っているのだそうである。
全ての客を同時に見るのは、
「お客と一対一」の関係を作ることなのだそうである。
お客は、
「自分ひとりのために、この歌手が歌っている」という心境になるという。
「お客様は神様である」というのは、
「神様に対して奉げる」という、敬虔な気持ちで歌っているのだそうである。
(勿論、お金を下さるお客は、神様と言う意味もあるのであろう)
三波春夫の実演を、聞いた事が無いから、思いつくことも無かったが、
歌の歌い方にも色々あるものと感心した。
人様との間で、
「神様に対して奉げる」つもりで会話すると、どんな会話になるのだろう。
誰かを相手に、試してみよう。