以前、おわら風の盆について書いたが、そのとき以来、気になっている事がある。
おわら」の語源は? である。
その1「お笑い」説;
滑稽な風体で、歌に「おわらひ」という言葉を挟みながら、町練りを行っていた。
その後。「おわらひ」が省略されて「おわら」に変わったという、「おわらい」(お笑い)説がある。
その2「大藁(おおわら)」説;
豊年を意味する「大藁」(おおわら)という説もあります。
藁も大きくなり、稲もよく実ったという説。
その3「小原(おわら)」説;
歌の合間に「おわら」「おはら」という囃子句を入れる民謡は、
青森県津軽の「小原節」、島根県隠岐島の「おわら節」、鹿児島県の「小原節」など、各地にあるが、このお囃子説。
幾つかの説があるようであるが、結論からすると、「分からない」のだそうである。
さらに、もう一つ「風の盆」の語源が、分からないのである。
調べてみたが、どうもはっきりしないので、あきらめた。
語源が、分かろうと分かるまいと、どちらにしろ、すばらしい踊りであることに変わりはない。
「おわら」についてのおまけ:
横浜市在の常連読者からのメールの一部をご披露する。
小生も約10年ほど前、富山で2年間単身生活を送りました際、「おわら」のファンになった1人です。
(中略)
この祭りにかける地元の情熱や伝統を感じました。
地元の人の話によりますと、前夜祭のほうが踊りをじっくり近くで楽しめるとのことでしたが、
最近は前夜祭にも相当な見物客が押し寄せるみたいです。
今度は温泉旅行もかねゆっくりといってみたいと思います。