NHK TVの宇宙の番組からの受け売りであるが、番組名を忘れてしまった。
4:22:74という比率で、宇宙が構成されていると言う。
4%は、原子・元素・・・星・恒星など人間知っている、普通の物質の量である。
22%は、暗黒物質(ダークマター)の量であり、
74%は、暗黒エネルギー(ダークエネルギー)の量だと言う。
(このエネルギーは、重力の反対のエネルギーで、宇宙を膨張させるエネルギーと言う)
22+74=96%は、未知の物質やエネルギーなのである、ということは、殆んど何にも判っていないことになる。
(物質とエネルギーは、同じものなのだそうである)
22%の暗黒物質(ダークマター)の性質とは、次の四つだと言う。
1. 見えない
2. 質量がある
3. 我々の周りにあるが、すり抜けることができる
4. 宇宙の誕生のときに造られ、安定である。
京大では、「アキシオン」という未知の素粒子だろうと考え、懸命に探している。
また、東大では、小柴先生がノーベル賞を受賞した神岡鉱山の地下1000mくらいのところで「ニュートラリーノ」という素粒子ではないかと、こちらも懸命に調べているのである。
超極大の宇宙を知ることが、超極微小の素粒子を知ることに繋がるとは摩訶不思議に思えた。
神の力というか、Something Great(何か偉大なるもの)の力というのか、超極大から超微小の世界への神秘的な輪廻を連想させるのである。
まさに雲をつかむような、ワケノワカラン話であったが、一番印象的だったのは、三十代から四十代の若手研究者が中心になって、研究をしていることであった。
小生の思い込みでは、博士や教授は、バンカラで風采の上がらない難しい顔をした人達かと思っていたが、しゃれたカラーシャツにジーパンの博士や教授達に混じって、美人のハイカラな博士・教授さん方も見受けられた。
更に、ジーパン博士にハイカラなファッションの男女の学生さん方が、研究や勉強をしており、なんだかはつらつとした明るい希望のようなものを感じたのである。
ぜひとも、世界に先駆けて、偉大なる発見をして欲しいものである。