アメリカの富の半分は5%の人達が所有しているとどこかで聞いた。何を根拠にこのような数値が出たのか知らないが、さもありなんとも思っていた。
先日、ABCニュースで「Stealth Wealth」「Luxury Shame」という放送をしていた。 Stealth Wealthとは「隠れる金持ち」とでも言う意味のようであり、Luxury Shameとは「贅沢は恥じ」とでもいう意味のであろう。
これについて、具体的にアメリカの富裕層がどういう行動をとっているかを例示すると、
1. 高級店で買い物したとき、無地の白っぽい紙袋に高価な品物を入れて持ち帰ったり、
2. 宅配を頼み自分で持ち帰らないなど。
3.買物に来る姿もジーンズにTシャツと言う金持ちと判らない格好に変わった 。
このように抑制されたというか、隠れてこそこそ買い物をするのだという。 しかし、彼らは相変わらず数万ドルもする高価な品物を購入しているようである。
この種の行動形態では、日本は先進国だったような気がしている。
江戸時代豪商達が、着物の裏に豪華な布を用いたように、見えないところで贅沢をした時代があったが、どうもこれとよく似ているような気がしている。
いつの時代も人の考えることは同じなのである。