写真は、地区の子供会が行っている山車とその行列である。
秋にもお祭りがあることを、昔からの習慣で自然なこととして気にも留めずただ見過ごしていた。そこで、インターネットを覗いてみた。
1.「秋(新暦で9月~11月)に行われる祭り。夏祭りが主に疫病退散や害虫駆除・台風よけ・雨乞いなどを祈るのに対し、秋祭りでは、収穫に感謝する祭りが多い。
最も代表的な秋祭りは、神嘗祭(かんなめさい)と新嘗祭(にいなめさい)だと言われる。」
どうも、判ったような判らないような気がするので、更に、調べてみた。
2. 「秋祭りとは、10月を中心に9~11月に行われるお祭り全般をさします。現代の秋祭りは、おもに神社で稲・米・酒・鳥獣・魚介類などの飲食物(神饌:しんせん)をお供えし、直会(なおらい:神事終了後に御神酒や神饌を下ろしていただく酒宴)を開いて神幸祭を行いますが、もともとは収穫祭を中核とする祭りを秋祭りといったそうです。
秋祭りの代表例としては、刈初めの祭りである八朔(はっさく)から、新しい穀物の感謝する新嘗祭(にいなめさい)などの祭礼行事をまとめて秋祭りと呼んでいます。 」これも似たような解説である。
小さい子供のいる父兄が引率しているのであるが、聞こえてくるのは鐘とホイッスルの音と子供たちの掛け声や囃子声と引率父兄のハンディマイクの声ばかりで、祭り歌のようなものはない、この一団が山車を引いて町内各所を廻ってきた。
お祭り歌があるといいのにと思うが、子供向けのお祭り歌は存在しないのかもしれない。なんとなく盛り上がりに欠ける気もするのだが・・・、これが現代風なのだろう。
歳時記にぴったりの例句が ないかと調べたが、大人の祭りの句ばかりであいにくと子供中心の祭りの句は見当たらなかった。
暮れて知る葛西(かさい)の町の秋祭り 大野林火
全国でも、大人の祭りは有名なもののみが残り観光化し、地方の小規模の祭りは子供用に様変わりしているような気がする。