大雁塔についての一般的な解説は、次の通りである。(wikiより)
「大雁塔(だいがんとう pinyin: Dàyàn Tǎ)とは、652年に唐の高僧玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像などを保存するために、高宗に申し出て建立した塔。
高さは7層64mで現在は、西安市の東南郊外にある大慈恩寺の境内に建っている。当初は5層だったが、途中で10層まで増築された後、長安年間(701年 - 705年)に現在の7層に落ち着くという変遷を経ている。
その後、熙寧年間1068年 - 1077年頃に火事に罹災しており、1550年頃に重修されており、人民中国成立後にも修築されている。(小生の目にはピサの斜塔のように少し傾いて見えた))
名前は、菩薩の化身として雁の群れから地上に落ちて死んだ1羽を、塔を建てて埋葬したことに由来。唐時代に進士試験の合格者がここで名を記したことから、「雁塔題名」の成語も生まれた。
第1層には、仏菩薩の線刻画や、「大唐三蔵聖教序」(褚遂良書)及び、高宗撰の序記の2石碑が見られる。また、寺中には、王維や呉道元らの絵画も収蔵されている。」
三蔵法師の時代には、天竺までの大旅行は世界一周の旅にも等しいものだったことだろうと推察している。当時の皇帝が仏教を信奉したがゆえに、このような仏教関係の大事業が沢山可能だったのだが、時代が変わると仏教は廃れ、今の中国では見る影もない状態のようである。たとえ葬式仏教と悪口を言われるとしても、我々日本人には、こんな現象は信じがたかった。
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