XingQingGongGongYuan / シンチンゴンゴンユェン 興慶宮は唐玄宗の朝廷政治の中心地で、玄宗と楊貴妃が長期に渡って居住した。
公園内の興慶湖は昔の興慶宮にあった「龍池」の場所に作られ、湖に漣がたち、岸辺の木々や芝生が青々と茂り、花が咲き乱れる様が非常に美しい。
園内には唐代の勤政務本楼遺跡、玄宗と楊貴妃が遊んだ沈香亭、花萼相輝楼、長慶軒、縛竜堂、南薫殿、竹翠亭、阿倍仲麻呂記念碑など多くの名所がある。
日本の遣唐使藤原清河と留学生阿倍仲麻呂(698~770)もここへ来ている。西安と奈良が姉妹都市となって5周年、1978年7月に、園内で阿倍仲麻呂記念碑の除幕式が盛大に行なわれ、日中友好の象徴となった。
李白は園内の牡丹の花を詠んだ。「名花 傾国 ふたつながら相歓ぶ、常に君王の笑いを帯びて看るを得たり、解釈す春風無限の恨み、沈香亭北 欄干に倚る」
(名花と傾国の美女は互いに照り映え これを君主は満悦至極にみつめている 沈香亭の欄干によりかかって名花と美人をめでていると 春の愁いや恨み言など跡形もなく消えてしまうのだ)
ゆったりとした公園であった、ビデオでご紹介するようにチャイナドレスの中年のご婦人が体操とも踊りともつかぬ姿を披露してくれたことが印象的だった。加えてこの公園の一角にあるレストランでJiǎozi 餃子 の夕食を楽しんだ。味より形を目で楽しむのだろうと思った。
<!-- 興慶宮公園 -->