1. 肺の病気のことを解りやすく書いているものがあったので、ご紹介する。タバコを吸った経験のある人必見であろうと思う。
詳しくは;
http://www.okakenko.jp/zaidan/fuzokuhp/hai_no_byouki.html
2. 小生の場合は、もちろん肺がん・結核の疑いも排除できないのだが、次の「非結核抗酸菌症(非定型抗酸菌症)」との疑いが最も高いと担当医は考えているようだった。
A. 非結核抗酸菌症(非定型抗酸菌症)
抗酸菌というのは、結核菌の他に結核菌と非常に近い関係にある「牛型菌」や「アフリカ菌」から、 やや近い関係の「M.kansasii」、 やや遠い関係の「鳥型菌=M.avium」や「M.intracellulare」があり、 その総称です。
一般的に結核菌は定型抗酸菌、その他のものは非定型抗酸菌(あるいは結核と区別するために非結核抗酸菌) と言われます。
塗抹検査で、外観上は結核菌と全く同じなため、長く混同されてきました。しかし、非定型抗酸菌 には病原性が少なく、人から人へは移りにくいとされているため、結核予防法の対象からは外れており、菌が出ていても必ずしも 入院の対象にはなりません。
ただし、徐々に肺に影を作り、場合によっては肺の機能を損なうため、内服等により治療が必要な場合 があります。以前は余り重要視されませんでしたが、徐々に増加しており(一部では検出菌の十数%、西日本でやや多い傾向にある ようです。)、結核との鑑別が重要になってきています。
B. 痰の遺伝子的な検索
約10年前までは結核であることが確定するには8週間後の培養の結果を待たなければいけませんでしたが、 最近は上記の非結核抗酸菌のことも考え、もっと早く判別する方法が求められてきました。その結果、 喀痰中の結核菌の遺伝子を検出する方法が数種類出てきています。結果は数日から10日前後で出ます。
ただし、遺伝子的な検索では、結核かそうでないかは非常に正確に判定できますが、死んだ結核菌でも遺伝子が ある程度の長さで残っていれば陽性に出るため、治療の効果を判定したり、経過を追ったりすることはできません。
詳しくは;
http://www.okakenko.jp/zaidan/fuzokuhp/yougo_kaisetsu.html