朝、出かけようとしていた時、思わぬ人が訪ねてきた
かって伺っていた会社の人事を担当して仕事の窓口に
なっていたMさん、お世話になった人だ
他部門へ異動し、その後、転勤を繰り返していたことは
年賀状のやりとりで知っていたが会ったのは10数年ぶり
頭に白い物が目立ち、年を重ねた姿に苦労の跡が感じられたが
さわやかな笑顔はちっとも変っておらずうれしく思った
近くに用事があったので早めに会社を出て寄ってくれたという
駅前のカフェでしばし旧交を温めた
定年まであと数年、出世とは縁がなかったようだが
会社思いで実直な人柄は昔のままで
さかんに会社のいく末を案じていたので
もう、十分に尽くしたのだから
そろそろ自分のことを考えなさいよと話した
真面目な人ほど、いつまでも会社と離婚できず
退いてからも会社の名前を支えに生きて行こうとする
いまから会社とすっきりと離婚ができるように
自分の名前で生きていく準備をしてほしい
これから自分のしたいことができるのだから
そう言って別れた
こちらのことを忘れずに
住所を頼りに訪ねてきてくれたMさん
絆をありがとう
かって伺っていた会社の人事を担当して仕事の窓口に
なっていたMさん、お世話になった人だ
他部門へ異動し、その後、転勤を繰り返していたことは
年賀状のやりとりで知っていたが会ったのは10数年ぶり
頭に白い物が目立ち、年を重ねた姿に苦労の跡が感じられたが
さわやかな笑顔はちっとも変っておらずうれしく思った
近くに用事があったので早めに会社を出て寄ってくれたという
駅前のカフェでしばし旧交を温めた
定年まであと数年、出世とは縁がなかったようだが
会社思いで実直な人柄は昔のままで
さかんに会社のいく末を案じていたので
もう、十分に尽くしたのだから
そろそろ自分のことを考えなさいよと話した
真面目な人ほど、いつまでも会社と離婚できず
退いてからも会社の名前を支えに生きて行こうとする
いまから会社とすっきりと離婚ができるように
自分の名前で生きていく準備をしてほしい
これから自分のしたいことができるのだから
そう言って別れた
こちらのことを忘れずに
住所を頼りに訪ねてきてくれたMさん
絆をありがとう