11/27 即興一人芝居LIVE
『愛媛をヒトリワタリ』
当日は予定が入っていたので
配信チケットを購入して
後日視聴することに。
丁寧なご案内をいただき、
ツイキャスの視聴は初めてでしたが
無事登録&チケット購入。
視聴もすんなりできました!
ご案内いただいたのは
小倉あんこさん。
丸亀市文化課主催の
「みんなのアーティスト・
コーディネーター養成講座」に
参加していた時、小倉あんこさんとお話する機会があり、こちらの公演をお勧めいただきました。
あんこさんも出られるとのこと。
渡さんも、何回か舞台で観たことが
あったので楽しみでした。
……………
場所は愛媛、四国中央市、
みかん農家さんの倉庫が舞台に!
内容は…
・渡さんの即興一人芝居
・小倉あんこさんとの二人即興
・まるちゃんとの二人即興
・渡さんの即興一人芝居
・アフタートーク
間にちょこっと
トークを挟みつつ進んでいく
2時間あまり。
…………………
即興演劇を観たことはあるけれど
即興の一人芝居は初めて。
どんなふうになるのだろう…。
お客さんが事前に
紙に書いて折り畳んだものを、
ばらばら〜っと撒く。
見たことある!
これまでに観た
即興演劇でもやっていた。
(何が書かれているか分からない紙を
途中で拾って読み、台詞とするのだ)
そして、場所や簡単な設定を決めてスタート。
みかんを食べてるところから。
一人で二役というか…
落語みたいな感じかな。
やり取りが面白い。
途中、会話の中に挟まれる
例の紙!
めくって読まれる
その言葉!
これがお楽しみのひとつ。
話の流れにぴったりな
ミラクルが起こることもあれば、
なんでやねん…というような
トンチンカンが起こることもある。
そこが、見どころのひとつ。
きっと、自分がやっていたら
どうしよう!?と
汗をかく瞬間かも。
しかしそこは
反応がとにかく面白い。
なんやかんやで繋がっていく。
なんで面白いのだろう…
と思っていたのだが、
アフタートークを聞いていて
はっとすることがあった。
《楽しいこと、
ワクワクしたところは何か?》
即興演劇をした後
振り返りをするとき、
まずはワクワクしたところに
気持ちが向くようにするそうだ。
振り返りというと
ダメなことに目が向きがち。
ダメ出しと言われるように
改善点を挙げる…それは
演劇でなくても
日常でも普通に行われている。
けれど、ダメを出すより
ワクワクを見つける方が
難しいのだと。
確かにそうかもしれない。
先日の講座で使った
リフレーミングカード
のことを思い出した。
ネガティブなことも
ひっくり返すとボジティブに。
短所も、
捉え方によっては長所にもなる、
というような考え方。
一見
意味が分からない事態になっても、
ちょっと捉え方を変えると
繋がってるな〜と思う場面もあった。
それでも変だ、
どう考えてもトンチンカン!
そんな言葉が出てくることもある(笑)。
しかしそれを聞いた相手は
( 相手の言葉として )
率直な感想や反応が生まれる。
すると、そこで成立する。
現実を考えてみると
トンチンカンなことは
いくらでもある。
伝わらない、話が合わない、
何言ってんだと呆れ状態。
逆ギレ、落ち込み、
すねたり、調子にのったり
理解不能のお手上げ状態。
わりと珍しいことじゃない。
そういうものだと、
どこか諦めている。
そこで手を離したくなる。
相手を悪く思ったり
至らない自分を悪く思ったり。
そうじゃなくて、
そのヘンテコな事態が
オモシロくなるように、
手を伸ばせば 触れることができて
何かが繋がっていくかもしれない。
そういうふうに思えた。
そもそも
人生は即興だもの。
不器用な自分には(笑)
こういう見方が必要かも。
そんないくつかを
リアルに体験する場でもあった。
即興演劇を観て、
楽しさを感じることを通して。
現実は、
そんな劇的に変わらない、
と私は思う。
川を下る船に乗っているとしたら、
その川の流れがゆるやかになって
ずっとそのままではいてくれない。
時には転覆しそうになるくらいの
急流にも出くわすだろう。
自分の乗る船だって…
船頭が二人状態にも、
定員オーバーの時もあるだろう。
船底に穴があくことも…。
そんなピンチに直面した時、
どうするか。
船のうまい漕ぎ方や穴の塞ぎ方を
知ることも必要だけど、
きっとそれだけじゃない。
むしろ急流をどう楽しむか、とか
空いた穴を何かに活かすとか、
一見、非現実的に思えるような
逆転の発想が、心を救い
さらには現実を救うことに
繋がるかもしれない。
そして、
そこに飛び込んでいくには
楽しさが背中を押してくれそうだ。
この公演を観ていて、
うまく進んでも
そうでなくても
そこに楽しさを感じられたら
それが一番じゃないか…
というような
あたたかいものを感じた。
あんこさんとの即興も
まるちゃんとの即興も、
上手いところも感じるけれど
それ以前に
お互いに手を伸ばすような
あたたかいものを感じた。
それが何より心地よかった。
画面越しではあったけど
それを感じて
配信の終わりが
ちょっと名残惜しかった。
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