さざんかのゆるゆる散歩

自宅の花、家の近くをゆるゆる歩いて見た花、植物園で見た花などを
載せて行きます。日常の出来事や思い出、経験なども。

タイサンボクの花

2021-05-31 21:08:41 | 花ブログ

数日前から最寄りの駅前公園でタイサンボクの花が咲いています。最初見に行った時は傷んだ花しかありませんでした。

今日又見に行ったら、何とか綺麗な花を見つけて撮れました。

 

           

タイサンボク (モクレン科 モクレン属) 北米南部原産の常緑高木

「花期は5~7月頃。葉の表面には光沢があり、裏面は毛が密生しており錆色に見える。日本では公園樹としてよく植栽される。

春から咲くモクレン科の花の最後に、白くて香りのよい直径20㎝ほどの、日本の樹木の中で最大の花を咲かせる。」

高い所に上向きに咲くので写真が撮り難いうえに、傷みの無い花を探すのが難しいです。

              

色んな状態の花を撮りました。左側に見えているのが蕾です。

 

  

                               

         

蕊が沢山あるので、受粉の仕組みを調べてみました。

「花被片は9枚(花弁が6枚、萼片が3枚)で、長さ6~10cm、幅5~7cmの倒卵形です。
花冠の中央に、長さ2cmほどの多数の雄しべが多数の雌しべを取り巻いて円錐状についています。
開花初日に、紡錘形の蕾は壺状に開き、開花した時点で雌しべは受粉の準備が出来ていますが、雄しべは互いに密着し、葯は内側を向き、まだ花粉を放出しません。夕方には、花はすぼまりますが、完全には閉じず先端は開いています。
この時、1枚もしくは2枚の花弁は内側に湾曲し、しべを保護するかのように覆い被さっています。
2日目には、花は皿状にまで開きますが、内側の1枚は開ききらずしべを保護するかのように立ち上がります。
しかし、この時、柱頭は既に受粉能力を失い褐色に変化します。
一方、雄しべは花粉を露出し脱落します。
2日目に全開となった花は、再び閉じることはなく、3日目には花は褐色に変化し始めます。
雄しべは下部より脱落していき、八方に開いた大きなスプーンのような花被片に散らばります。
飛来した昆虫はこれを助長し、全身に花粉をまとい、別の開花初日の花へと移動し受粉を行います。
自家受粉を避け、遺伝子の多様性を維持するための自然の巧みなメカニズムです。」

これを読んで、開いた花の花弁が1枚、内側を向いていることに初めて気付きました。

        

雄蕊が脱落している様子。

          

「材は良質で、柔らかいが狂いが少ないので、建具や漆器の木地,製図版,箱,ピアノの鍵盤,下駄等に使用されます。また、昔から刀の鞘の材として有名です。」

去年も実になった姿を見逃しました。実の画像をネットからお借りしました。

              

今年は見てみたいです。(と去年も書いたような気がします。)

 

今回はタイサンボクのみの投稿と致します。私にはそれだけ特別な花なのです。

近くで見られるのは本当に嬉しいことです。

 


ワクチン接種の予約と十三夜美人

2021-05-28 22:39:54 | ワクチンの予約

昨日ワクチン接種の予約が取れました。その顛末をお聞きください。

昨日は私と夫の年齢の人達がワクチン接種の予約をとる開始日でした。うちの市では高齢者は5歳ごとに予約開始日が決められています。

コールセンターへの電話、又はWebから予約ができ、医療機関では受け付けていません。開始時間は9時です。

夫も私も夫々のPCに向かって、9時きっかりに市のHPの「ワクチンの予約はこちらから」をクリックしましたが「アクセス制限中」と出て開きません。

えー、なんで?と思い、電話もかけてみましたが、プツンと切れるか、「只今大変込み合っております…」で繋がりません。

ネットで繰り返し繰り返し試みているとたまに開くので、急いでIDとPWを入れてログインを押しても、又「アクセス制限中」となってしまいます。

嫌になって半分はブログページを見ながら続けました。

お昼ご飯もそそくさと済ませて、又格闘を続けると、午後2時半過ぎにやっとログイン出来ました。

希望の医療機関を入れる欄に書き込んで検索すると、医療機関の一覧表が出て来たので、かかりつけの〇〇クリニックをクリック。

そしたら6月10日だけ受付ており、午前中に予約出来ました。

「お父さーん、○○クリニックが予約できたよー!」と2階の夫に向かって叫ぶと、「えっ、こちらは××病院の予約が取れたよ」と言うのです。

「どうして?○○クリニック、まだ空きがあるよー」と2階に上がると、「俺のPCでは○○クリニックで検索しても一覧表が出て来ない。仕方ないので××病院を入れたら空き時間が出て来て予約できた。」…「私のPCでやるから、それキャンセルして。」…「え~、大丈夫かな?」

私のPCで試みたら、同じ日の午後が予約出来ました。ふー、やれやれ!

PCによって画面の出方が違うなんて変ですね。

初日だったせいかもしれませんが、こんなに大変とは思いませんでした。こんなシステムは良くない!

それに1回目が予約出来たら当然2回目も同時に取れると思ったのに、接種日の翌日の正午から又新たに予約を入れることになっています。

面倒くさいですね。PCを使えない人は、気の毒にずーっと繋がらない電話をかけ続けていたことでしょう。

長男のお嫁さんに報告したら、彼女の実家の都内の区では、お父さんが医療機関に直接行って2時間待ちで予約を取ったそうです。

自治体から高齢者に「〇月〇日、×時に来て下さい。都合の悪い方だけ連絡下さい。」と言って来た所もあるようで、混乱は無かったそうです。

それが一番楽ですね。私なら万障繰り合わせてその日に行きます。

というわけで疲れましたが予約が取れて良かったです。

それから、今は30代、40代の感染者が多いようです。そういう若い人達も早く接種を受けられるようにして欲しいです。

長々と失礼しました。

 

お口直し(?)に、先日買った十三夜美人の花をご覧下さい。

                                 

十三夜美人  月下美人と宵町孔雀を交配したもの。月下美人と同じく、夜咲き、一夜花。

5月22日の午後1時、蕾がかなり膨らんでいました。

 

            

うっかりしていたら、夕方6時にもう開いていてびっくりしました。慌てて家に入れました。

咲いたのは月食の前日、月齢14の夜です。十三夜美人という名前なのに、1日ずれたのが可笑しいです。

 

      

月下美人ほどではありませんが、良い香りがします。雌蕊がピンク色をしています。

 

         

           

ここからはフラッシュを焚いたものです。

 

      

18時28分、満開です。月下美人に比べてあっけなく咲いてしまいました。

                               

                                   

                                             

翌朝は萎んでいました。又花が咲くと思うので、次回はもっと注意深く観察したいと思います。

 

まるで違う話を2つ載せてしまいました。どちらも載せないと時期を外してしまうので。

ご覧頂き、有難うございました。

                   

 


チリアヤメが咲きました!(クジャクサボテン、ハナキリン、ビヨウヤナギなど自宅の花) 

2021-05-25 22:42:57 | 花ブログ

今年の2月に芝を張り替えたとき、芝の下を10㎝ほど掘って土を入れ替えたので、去年まで芝の中で咲いたチリアヤメはもう見られないと思って

いました。ところがこの22日の朝、芝の中にチリアヤメが1輪咲いているのに気付きました。わー、咲いてる!と思い見に行くと、家の横の砂利

の中にも1輪咲いていました。あんなに深く掘ったのに、球根が残っていたのでしょうか。その上砂利の方にまで増えているなんて驚きました。

 

       

チリアヤメ(ハーベルティア)(アヤメ科 ハーベルティア属) チリ、アルゼンチン原産の球根植物

「チリアヤメは、芝生の中などに点々と可憐な花を咲かせ、小さいながらも鮮やかな濃いブルーの色がよく目立ちます。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花です。草姿が小さいわりに花は大きく、花径は3cmくらい、3枚の丸みのある花弁(外花被)が広がり、プロペラのように見えます。中心部には濃淡の模様が入り、3枚の小さな花弁(内花被)があります。夏の間は休眠していて、秋にひだのある針状の葉が四方に数枚出ます。球根は小さな紡錐形で下方に伸長肥大し、さらにけん引根で引っ張られて地中深くにもぐっていきます。
日本へは大正4~5年に入ったといわれ、関東地方以西の平野部では野生化している場所もあり、条件がよいとこぼれダネで自然にふえます。」

          

夕方には萎むと書いてありますが、昼過ぎにはもう萎んで来ます。

       

これは砂利の方に生えて来て咲いたものです。

          

       

数株生えていて、萎んだ花とその左下に蕾が見えます。これで来年も又見られるのが嬉しいです。

 

         

クジャクサボテン (サボテン科 エピフィルム属) 中南米原産の多肉植物 樹上に着生して育つ。

「植物体は平たい板のようになっていますが、これは茎が変形したもので茎節、葉状茎と呼ばれます。交配によって誕生したクジャクサボテンの殆どは、昼に咲きますが、原種には夜に咲くものが多くあります。夜に咲く妖艶な姿と強い香りが人気の月下美人も、クジャクサボテンの仲間です。」

丈夫で葉挿しで容易につきます。耐寒温度は5℃と書いてありますが、うちでは外に出しっぱなしで大丈夫です。

              

         

                                                 

蕾が沢山あるので、暫くの間楽しめます。

 

                           

ハナキリン (トウダイグサ科 トウダイグサ属) マダガスカル原産の低木

多肉で棘が密生しサボテンに似ており、花序を包む)が美しいので観賞用に栽培される。」

              

           

下枝の花です。葉が落ちた後はトゲになります。鉢が小さいので植え替えないといけないのですが、トゲが怖くて…。

 

       

ビヨウヤナギ(オトギリソウ科 オトギリソウ属)中国原産の半落葉低木

「花期は5-7月頃で、直径5センチ程度の黄色の5枚の花弁のある花を咲かせる。キンシバイにも似るが、特に雄蕊が長く多数あり、よく目立つ。雄蕊の基部は5つの束になっている。は十字対生する。

           

         

雄蕊ばかり目立ちますが、雌蕊の柱頭が5裂しているのが見えます。黄色の花は明るくていいですね。

 

ご覧下さって有難うございました。   

                                                


自宅の花 5月中旬 (バイカウツギ、サツキ、ムラサキツユクサ、ブラシノキなど)

2021-05-22 20:30:27 | 花ブログ

今週は鬱陶しい天気が続きましたが、明日は久しぶりに晴れるようです。

今回は今うちで咲いている花を見て頂こうと思います。

 

                           

バイカウツギ・ベル・エトワール (アジサイ科 バイカウツギ属)

中心に少し赤が入ります。

            

 

        

サツキ  5月に咲くのでサツキですね。ツツジより花が小さいです。

          

       

 

           

ムラサキツユクサ (ツユクサ科 ムラサキツユクサ属) 北米原産の多年草

              

      

この株は色が薄いです。ピンクを買ったはずですが、次第に青色と交配したようです。

 

             

朧月(オボロヅキ)(ベンケイソウ科 グラプトペタルム属)

「葉は肉厚で表面は白粉で覆われており、葉色は白っぽい灰緑色になります。強い日射しや低温にさられると、淡いピンク色を帯びる。」

これは4月半ばの写真で載せ忘れていたのでたので、一ヶ月遅れですが載せてしまいます。

                                           

 

      

ブラシノキ  先日載せた近所の花のように真っ赤ではありません。去年、花後に強剪定したうえ、芝を張り替えたとき根を傷めたらしく、今年は花が少ししか咲きませんでした。

   

    ① 蕾                              ② 雌蕊が先に伸びて来ます。雄蕊は丸まっています。

   

 ③ 伸びた雄蕊の先が金色なので、金宝樹とも呼ばれます。         ④ 雄蕊は落ちました。

                

実になって、枝に何年もくっ付いています。山火事になると実が割れて、種がこぼれます。

来年はもっと咲いてくれますように。

 

         

先日買った十三夜美人の蕾が一つ落ちてしまいましたが、もう一つが大きくなって来ました。

いつ咲くか、とても楽しみです。

 


自宅のアマリリス

2021-05-19 13:26:32 | 花ブログ

今日は朝から小雨が降っています。梅雨入りも間近でしょうか。鬱陶しいですね。

さて、数種類持っているアマリリスがやっと全部咲きましたので、載せてみます。

 

                   

アマリリス (ヒガンバナ科 ヒッペアストルム属) 中南米、西インド諸島原産の春植え球根植物

この咲き方、凄いでしょう? 実は向かい右のお宅から今年頂いた鉢で、一鉢に3球植えてあります。花が2輪ずつ咲いたので、この華やかさ!!

 

ここからは自宅で咲いた花です。華やかさでは負けますけど、私には大切な花です。

                                 

真っ赤な八重です。頂いた花と同じ種類かも。

6年前の母の日に私が贈ったもので、まだ咲き続けています。

 

                                               

赤の一重です。

                                                               

あれー、動かすときに花を一つ折ってしまった! 慌ててコップに差しました。雌蕊が3裂しているのが分かります。

 

                       

              

                                              

                                                       

 アマリリス・パピリオ これは原種系の花で貴重な株です。

2017年の母の日のプレゼントして貰いました。株分けして数鉢あるのですが、他の花より咲き難いです。

         

              

                                                               

2019年にはこんなに咲いたんです。絶やさないようにしなければ…。

 

      

ピンクと白のグラデーションが綺麗な、大きな花です。

           

              

 

                                   

これは花弁にピンクの筋が入っています。

                                                   

これで全部ですが、もう一株蕾が出ています。パピリオならいいのですが。

花芽が出て来なかった鉢も沢山あります。処分するには忍びないので困っています。

 

同じ花ばかりで面白くなかったでしょうか。それでもご覧下さった方々、有難うございました。

余談ですが、この花を見ると、「ラリラリラリラ、しらべはアマリリス」というフランス民謡を思い出します。