セレッソがヤンマースタジアム長居をホームスタジアムとするラストマッチは、見どころもない、何の収穫もない試合でした。
セレッソの4-2-3-1に対して、広島は今シーズン主に使っている4バックではなく、昨シーズン使用していた3-4-2-1。このシステムにセレッソはボールをビルドアップできず攻め手がなく、広島のシュートをキム ジンヒョン選手がファインセーブで止めてくれたおかげで、前半をスコアレスドローで折り返します。
セレッソは47分にCKから奥埜選手が押し込んで先制します。攻め手のないセレッソにとっては願ってもない先制点でした。しかし、50分に広島にCKからあっさり決められて同点にされました。前半から広島のCKからファーサイドがフリーになっていたのですが、何の修正もなく決められました。ジュニオール・サントス選手のマークが松田選手で、かつ逆サイドにフリーの選手が多くてはどうしようもありません。
そして59分にはセレッソのチャンスから広島にカウンターをくらい逆転されました。その前にVARで検証するシーンがあったので不運とも言えます。しかし昨シーズンであればありえないシーンでした。今シーズンは攻撃時は2バックで守っており、DFが一人交わされたら大ピンチになるので、必然だったと思います。
その後セレッソは攻め手がない、攻め手がない、ペナルティーエリアの狭い幅に選手が密集するという、昔から観ていてイライラするサッカーに終始。時間だけが過ぎていきました。アディショナルタイムは10分ありましたが、シュートはゼロ。あっさり広島に勝ち点3を献上しました。
守りは固くなく、攻め手がないのであれば、監督交代すべきでしょう。セレッソサポーターはクルピ監督に美しい思い出を持っています。今解任すれば、まだいいイメージを保てます。このまま継続して降格すれば最悪な思い出も残ってしまいます。
また今シーズンの攻め手がないサッカーのどこが攻撃的なサッカーなのかフロントには突っ込みたいところです。コロナ前であれば、大ブーイング👎、抗議の横断幕が出る事態。フロントには早期の決断を期待しています。