岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

悲喜こもごも

2021年10月02日 | 百姓

令和3年10月2日(晴れ)

今日は朝のうちは曇り空でしたが、天気予報がその後晴れになるという予想なので稲刈りを開始しました。午前10時にはまだ、つゆが残っていましたが稲刈りの振動で落ちるだろうという事で作業開始です。実際問題は無かったですね。

何時もの稲刈り風景で特に話題もないので画像は1枚にしました。此処の圃場はヒエも少なくて良い稲でしたね。次の圃場も良い稲でした。実はこの圃場と右の圃場は例年、ヒエが繁茂して稲の生育と収穫が思わしく無かったのですが、ヒエ対策として、除草剤の2回散布したらヒエが少なくなって、刈り取ってみたら、意外と収量が有ってここの圃場は除草剤ワークが予想以上に良かった結果ですね。来年は、除草剤は高価なんですが、多めに散布して収量をアップすることでコストを上回る収入を得られる気がします。先ずは、今年の反省と来年の対処と挑戦です。此れが大事なんです。

今日、ある集まりで夕方行ってきたのですが、当地の農家さんの数名がJAにお米を出荷したら、カメムシ被害米で全て3等米だったそうです。見た目素晴らしい稲だったし、凄く手入れもしていた人達だったので自分的にもショックです。当人曰く、JAのヘリ防除の遅れが要因だという事です。彼らの出穂が7月上旬で,JAのカメムシ対策のヘリ防除が8月17日だったので、基本、出穂から2週間以内が防除適期なんだけど、確かに出穂から1か月以上たってますから、カメムシは米が柔らかい時に憑いて汁を吸いますので出穂から1か月以上間をおいて防除しても後の祭りですね。自分の米も怖いな。自分の田んぼの出穂は7月下旬なので微妙です。せめて2等米に成って欲しいのですが、未だ出荷していません。先の農家さんはJAに協力してヘリ防除の案内や取りまとめの役を受けていたんですが、もうカンカンで今回で役を降りるという事とJAのヘリ防除はもうやらないと決別したようです。そしてその役が自分に回ってきました。とりまとめはやるけど、防除日程はどうにもならないな!これが悲喜こもごもの「悲」です。

「喜」は直売所の売り上げが一寸、凄いことです。今日は朝早くから、ねぎやジャガイモ、ニンニクをいつもより若干多めに出店して置いたらお昼前には全て売切れていました(お店空っぽ)。普段なら、追加出店するのですが今日は稲刈りの真っ最中なので作業時間が勿体ないので追加出店はしませんでした。何故か、土日の売り上げが普段より多いのは何故なんだろうか?今のところ、理解できていません。明日用にはジャガイモとニンニクは通常通りに袋詰めして、ねぎは普段の3倍出店してみたいと思います。売れるかな?いつもはネギの出荷作業中に出たB品を直売所に置いていたんですが、今は稲刈り作業中で畑から採ってきて選別しても意味ないんでA品かつ2Lサイズ中心で出店しているんでお客さん的には今のうちが良いねぎを買えるんでお買い得のです。自分も朝晩の食事にはねぎ中心の食事していますし、何しろ「ホワイトスター」が柔らかくて美味しすぎます。食事が美味しすぎて痩せられないのは辛い。

その他に、土ネギの注文が凄くて、もしかしたら今年は畑にネギを残さないかもしれませんね。ねぎ農家をやって初めてになるかな?今年のねぎは商品的に良くできているんですよ。もう一寸、ねぎの管理に時間をさければ呆け無しの最高のネギを提供できるんですけどね。今年は種苗交換会に出店してみようかな?農林水産大臣賞取ったりして?(笑)例年、賞を取るのは夏扇パワーと関羽一本太なので自分は森の奏でで勝負するか!ただ、忙しすぎて土寄せの回数を増やせないんですよ。という事で、今日も百姓三昧でした。

あしたも稲刈り三昧で、何か他のネタが出て来るかは明日の世界です。

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コメント (4)
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