岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

寒すぎてコタツでまったり!

2018年05月19日 | 百姓
平成30年5月19日(雨)

今日も昨日ほどではありませんが朝から雨で気温も低くて寒い一日でした。朝飯前に各圃場を巡回点検して排水や排水路の閉めなどをしてきましたが、寒すぎてモチベーションが上がらなくて今日も田植えは延期としました。
バイト君とは朝7時前後に連絡しあうことにしてあったんで6時40分頃に連絡があったので今日はバイトの休止言い渡しました。

自分的には雪国育ちで雪山登山をしている程の人間なのですが、歳のせいなのか寒いのはとても体に堪える。なので今日は外作業の農作業はお休みです。

午前中は炬燵でまったりしてネットでyuotubeなどで藤井聡太さんの記事をひたすら見ていましたね。農業を忘れてこんなまったりも良いかなと思ってしまう。

でも午後には雨が上がりつつあるので百姓魂が目を覚ましたんで農作業を始めました。

先ずは。野菜苗の出荷です。昨日は土砂降りで産直でも苗は倉庫にいれてあって、出荷できませんでした。というよりもあの豪雨ではお客さんが来ませんからね。
今日行ってみたら、出荷した苗がほとんどが売切れていて空のコンテナが山のように積み上げられていました。特に今年はトマト苗「桃太郎」がやけに売れます。コンテナを4つ(60株)を出荷してもいつも空になっています。何故か、今年、桃太郎を出荷している人はなんか自分一人のようなんです。独壇場ですな。JAに聞いてみたらJAの育苗センターでは4月に大量に出荷して居ましたが、今になって出荷できるのが無いそうです。他の農家さんたちは昨年トマト苗が溢れる位出荷されていたし、価格のたたき合いがあったので皆、敬遠したのかな?今年は今のところ自分の独壇場みたいです。なので出荷すればその場ですぐになくなってしまうようです。ただ、今週の熱波の襲来で桃太郎苗がストレスを受けて苗が良いっ状況ではなくて状態の良い苗を一日100株程出荷しています。其れでも直ぐ無くなっていきますので今年は2000株を育苗していますが追い付かないですね。
今のところ、カボチャの苗も好調で、かつ、オクラがほとんど売れていて売切れもあって凄いですね。

午後からは田植え機を格納庫から出して、試運転して特に問題は無かったので奥地圃場に肥料を詰めて置いてきました。今年は不思議なことにバッテリーがあがっていなかったので超ラッキーでした。エンジンも一発でスタートしましたのでラッキーでしたね。
昨年、とことん整備して格納したんで特に問題は無いでしたね。

さて、昨日報告した川の護岸の決壊を撮ってみました。昨年決壊したところを今年、漸く仮修復したところです。右が四天王の一人の圃場で、左がキャタピラー叔父さんの圃場で昨年、刈取れなくて今年はこの圃場は耕作放棄になるようです。



護岸が両岸とも抉り取られています。たった一日の集中豪雨でこの有様です。この要因については昨日のブログで掲載していますので省略します。



田んぼを巡回していたら、久々にJR君が来ていて田んぼに入水しています。昨日の集中豪雨で圃場は水で溢れていたはずなんだけど、排水路を開け放っていたのかな?ただ、一寸良くは解らないね?



一通り、明日の田植えの準備を終えて戻ってきたら、雨や豪雨にもめげず本田圃場で田植えしていた農家さんが夕方前に田植えを辞めて田植機が運ばれて行きます。故障したんですね。自分が前に使っていた機種と同じだったので自分は廃棄したんで差し上げたらよかったかな?側条ポンプは新品(22万円)に取り変えたばっかりだったんでもったいなかったですね。



ただそこの家は大金持ちでトラクターや田植機は買い替えればよいと思うんだけど、そこの家庭の事情により機器の更新はしないみたいです。親父は87歳でそろそろ引退だと思うんだけど、息子とこの前じっくり話してみたら、息子は農業を辞めたいそうです。息子は自分と同じ会社の系列企業に居たんで年金なども良く判っていて、息子から年間どれくらい年金が出るのか聞いて来たので教えてあげましたけど、親は先祖代々の農地を不耕作にはしたくなくて頑張っているんだけど、親子の考え方は違うんで、このこの点は一寸、不幸かなと思います。

農業を継続してほしいなら30年ほど使用している古い農機具(トラクター、田植え機、コンバイン)を更改して上げればよいのだけれど、古いくてもまだ使えると言って息子を引っ張りまわしているのは息子的には嫌になるようです。
トラクターのアタッチメントを交換するのだって1時間以上かかるし、結局、息子はスキルアップできないし、それを見ている親たちが任せられないと言って87歳になっても息子に継承できていないのは誰が悪いのやら??自分は親たちとも話すし、息子とも話すんだけども、親は息子が田んぼや畑のことはさっぱり分かっていないと言うし、息子はこんな古い農機具で後を継げと言われてもという。結局、子供を教育して相手を信頼して任せてやらせるしかないと思うし、親というのはいつまでたっても子供は子供なんでしょうね。結局、任せて経験を積ませるしかないんですけどね。他人事なのでどうにもできないね。
自分はバイト君には農作業はほとんどやらせています。田植えもやらせているしや草刈り機は専用の刈払い機を与えて自己管理するように言ってます。ただ、コンバインでの稲刈りは未だなので今年、体験させようと思っています。一応、他所の農業法人に行っても通用するように経験をつませているし、その旨は本人に言ってあるんで本人は楽しんでいるようです。
素人に農機具を運転させるのは危険でもあるし、上手く走らせなければ収穫にも影響は出ますが、そこはグット我慢して経験させて任せられるようになれば、要は自分の稼働軽減になりますからね。
この考え方が、親子伝承なんですけどね。親子伝承できていない農家が当地に2世帯ありますね。

百姓は楽しいね。明日も頑張るぞ!

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