「つるボケ」、野菜つくりの本によく出てくる言葉です。
葉っぱや蔓ばかりが伸びて、肝心の実やイモがならないことを言うようです。
特に、サツマイモのつるボケのことがいろいろな本によく出てきます。
サツマイモの茎と葉がぐんぐん伸びて広がっていくので、大いに期待していたが、収穫時期になって掘って見たらなんと、イモがほとんどできていなかった。
ということをよく書いてあるのです。
当方の一本畝にも、つるボケの兆候が。
右はゴーヤの葉、左はつるありインゲンの葉です。
葉っぱが異常に大きいのです。ナスの葉もこんなに大きいわけはない!レベル。
プランターのサイズは内径30㎝×60㎝ですからなに、これという大きさ。これが「つるボケ」かも。
調べました。
以下、引用です。
『・・・葉や茎ばかりが大きく育つ・ツルボケの原因は?
ツルボケの原因は、肥料過多。それも元肥を入れすぎた場合に起こります。
作物を大きく育てたい、その気持ちはわかりますが、肥料を入れれば育つという物ではなく、むしろ逆効果となる例ですね。
ツルボケの原理としては・・
栽培初期に肥料が多すぎる
根は際限なく肥料分を吸う
根は肥満になり、短く太くなる
吸い上げた肥料分は葉に蓄えられる
葉の中の肥料分は光合成しないと植物は使えない
肥料分が多い分、たくさん光合成しようと葉は大きくなる
それでも根はどんどん肥料分を吸い上げる
もっともっと光合成しようと葉も茎も大きく暴れまわる
暴れた結果、その葉と茎の維持に栄養を使うハメになる
そのため、光合成しても栄養を根に送れなくなる
根菜は根を育てたいのに、肥料分がありすぎると、根を広げずとも吸い上げられるので、葉と茎ばかりが大きくなってしまうんですね。
・・・』以下、略
うむ、なるほど「商売は道によって賢し」ですね。
当方の「つるボケ」の原因推測です。
生ごみ堆肥の作り過ぎで、一本畝畑の土の量に対して過大な比率になってしまったこと。
引っ越しに際して持ってきた「使い残し肥料」を入れたこと。
かな?とおもっていますが。
当方の対策
異常に大きく育った葉っぱをどんどん切りました。
葉っぱの肥大が止まり、落ち着いてきたように見えますが、さて?
多過ぎる肥料成分を消化してもらうため、雑草がある程度育ってから抜くことを冬まで繰り返す。
迷案かも?ですが、これしかなさそうです。
桔梗
むかご
食べるほどの量はなさそうです。
近頃お気に入りの一句
一生の楽しきころのソーダ水 富安風生
富安風生は(明治18年~昭和54年)逓信省官僚、高浜虚子門人。長生きでした。
季語は「ソーダ水」で夏。大正の頃から使われるようになった季語だそうです。「一生の楽しきころ」は人によって大きく違うとおもいますが、
作者が自分のことを言った句ではないようです。
喫茶店でソーダ水を前にした若い人たちを見て、作った句と思われます。
あさがおに我は飯食うおとこ哉 芭蕉
門人の其角の句
「草の戸に我は蓼食うほたるかな」をみて、いまいち、どうかなと言って詠んだ句と伝えられているそうです。