丹沢秘密倶楽部

日々の記録、思いついたこと、昔話など。最近は、俳句のこと。
俳句は読み中心で、なかなか詠めない。

酸度計

2024-02-27 09:33:35 | 俳句
じゃがいも植え付けの時期になりました。


畑の土の酸度を測定するものです。

じゃがいもは、ほぼ毎年作っていますが、うまく作れていません。
個数、大きさは、そこそこですが、瘡痂病 (そうか病)に悩まされているのです。じゃがいもの皮に瘡蓋のようなものができるのです。有毒ではないので、食用には支障がないのですが、見た目がよくない。
誰かに差し上げるにしても、説明はしますが、貰った方は、「ん・・・」と思うでしょうね。

今年はがんばってきれいな肌のいもを作ろうと、酸度計を購入、ほぼ4000円、家庭菜園用器材としては高額です。
そうか病の原因として挙げられるのは、土の酸度と肥料のやり過ぎだそうなので、酸度を計ってみようと思ったのです。
日本の土は酸性土なので、畑に石灰(アルカリ性)を入れて野菜を栽培することが多いのですが、じゃがいもは違うようです。

植物の生育には時間がかかるのです。古代中国の農民に苗の生長を促そうとして茎を引っ張った人がいたという笑い話(助長)がありますが、現代日本には、早く育てようとして、しょっちゅう肥料を与える当方のような家庭菜園者がわんさかいるのです。

さて、うまくできるかどうか、答えは早くて六月中旬です。

近ごろお気に入りの一句

春の雲平家の旗のやうに焼け      島田牙城
普通に読めば、夕焼けでしょうが、景色としては、朝焼けにありそうですね。

いつまでも遠きところや春渚      北大路翼
「春渚」、穏やかな陽光の渚、誰もが行きたいところでしょうが、作者にとっては「遠きところ」、自分はそっちには行けない。
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危ない

2024-02-19 16:28:25 | 俳句
 近所のコンビニへ自転車で、歩いても数分の距離なんですが、だいたい自転車で行くのです。帰りに当方の家方向に曲がる交差点で信号待ち、青になったので、ハンドルを左に曲げて、さあ行こうとしたら、後ろから「あー!!!」と言う声が!追突されるなと思って動きを停止したら、当方の自転車の前かごに接触して数メートル先に幼児乗せ用の自転車が停車、こちらを振り向いたが、当方が倒れていないのを見て、「まっ、いっか」という感じで何も言わず、逃げて行きました。まぁ、向こうは、「逃げる」という意識はなかったと思いますが。

追いかけようかと思いましたが、長い下り道なので、やめときました。

自転車にもナンバーが必要だと思いましたね。
自転車と言えども、乗っている人を含めて、何十キロかの物体がスピードをもって衝突してくるわけですから。

以前住んでいた相模原の家の近所、北里通りの交差点付近には、自転車事故情報提供を求める警察署の立て看板がよく設置されていました。大学生や高校生の自転車通学路になっていたのです。
大学生や高校生が事故に関連しているとは限りませんが、一定の時間帯に自転車通行量が多いということです。

事故は確率という報道を何かで見たような気がします。
宝くじの一等に当たる確率と、自転車事故で負傷する確率はどっちが高いのか?などと、妙なことを考えてしまいましたね(笑)。

春一番
 
当方の春一番は蝶です。
いつもの、八王子みなみ野駅そばのホームセンター、蝶を発見。
どこかで越冬したのでしょう。


近ごろお気に入りの一句

鉛筆を置いて木の音春の暮れ      村上鞆彦

そら豆のやうなる月へ歩くかな     太田うさぎ

当方も一句
浮かびたる三日月眺め山の道

丹沢大倉尾根は道幅も広く、ほぼ上り一直線に近いので、夜でも歩けるのです。
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旧暦の元旦

2024-02-11 10:04:15 | 俳句
二月十日は、旧暦の元旦とのことです。
この辺が本来の正月だということは、暖冬でなくてもわかるような気がします。
二月初め頃が一番寒いのは例年ですが、一月前に比べて、日差しが違いますね。寒くても春に向かっていることがよくわかります。

当方の初詣は、気が向けば、近くへ、程度ですが、高幡不動は初めてなので、行ってみました。一月四日、一応松の内でした。


高幡不動五重塔


新撰組副長、土方歳三の菩提寺だそうです。


俳人だったという住職の句碑
鳴り止まぬ塔の風鐸天の川   祐勝



近ごろお気に入りの一句

足跡のあをく続きし別れ雪      藤原暢子
雪山の風景、雪原に点々と延びている先行者の深い足跡の中が「あをく」見えるのです。分岐点に来たが、自分はそっちには行かない。

当方も、冬の丹沢に行ってましたが・・・。


江ノ島を駆け巡るなり猫の恋     西村麒麟
江ノ島神社参道は、急坂です。土産物店街を過ぎると、旅宿や一般住宅があります。その辺の春景色でしょうか。

作者の西村さんは、俳句結社「麒麟」の主宰、江戸時代ならば、「宗匠」です。
その西村さんが、「麒麟」冬号に、こんなことを書いています。
以下抜粋
・俳句の勉強法
①人の俳句を読むこと、俳句を作ること。
②句会に出ること。

・上達しにくい人の傾向・・・「他者に興味がない人」

これを当方に当てはめると、句集は読んでいるが、俳句はなかなか作れない。
したがって、句会には出られない、上達しにくい人です。
しかし、「他者に興味がない人」とは?、考えましたよ。
他者とは、句集を出すような俳人ではなく、俳句雑誌でいうと、特選や入選には選ばれるわけではない、ふつーの俳句作者と考えれば、納得ですね。
たしかに、雑誌の特選や入選、天地人などは読むが、その他大勢の俳句欄はほとんど読んでいない。図星でしたね。
他者が何を題材に句作しているのかを知りなさいよ、と言われているのでした。

一句思いつきました。
たまの一句
雪掻きを隙間から見る春の朝     今日水
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