近所の水田、ほんの少しだけ残っています。
とあるブログに、このコロナ禍が続いていることで、いろいろなものの縁が切れてしまうのではないか、というようなことが書いたありました。
うむ、なるほど、当方も幾つかの縁が切れそうになっているような気がしています。
数少ない残った縁なので、切れてしまわないようにしていこうと思っていますが、オリンピックが終わっても、年内は今と変わらないような気がしています。
このブログ作りも当方の数少ない縁の一つですから、切れないように継続していこうと思っていますが、コロナとは関係なく、更新が少ないので縁の切れた人もいるかもしれません。
「鷹」7月号から
枇杷の種からんと仮寓さびしくす 小川軽舟
「枇杷の種からんと」
枇杷は実離れがよく、種がすぐ乾くのです。
「仮寓」仮の住まい、単身赴任生活を描いたものでしょう。
ランウエイ句会7月
理科室に書道部風鈴鳴りにけり 今日水
(Y)どういう状況なのか判然としませんが、「理科室」「書道部」という言葉に自分の中学、高校のころを思い出します。「青春」とは言いますが、十代のあの頃は人生の「夏」だったと思います。ひたすら暑かった…苦しく、辛い季節でしたが、同時に激しく、濃い季節でもあったと回想します。その中での「風鈴」の醸し出す一服の涼が良いです。
(軽舟)「理科室の窓に風鈴鳴りにけり」で十分でしょう。
主宰の〇はつきませんでしたが、(Y)さんという方が一句選に選んでくれました。
当方としては、
「理科室」からは、備え付けの大きな机、実験器具洗い?用のたくさんの水道蛇口、など、書道部にとって便利な部屋と読んでもらいたいと思っていたのですが。
「理科室」、いろいろな標本や試験管、ビーカーなど実験器具を思い浮かべるひとが多いかも?ですね。
しかし
「理科室の窓に風鈴鳴りにけり」
と直されてみると、「風鈴鳴りにけり」だから理科の授業中ではないだろう。
夏休みなのか、「理科室」で何をしているのか・・・
なるほど、連想が広がっていくのかも・・・と思いましたね。
信号機押して暫しや青田風 今日水
こちらは、上の写真の景色を詠んだつもりでしたが・・・
歩行者用の押しボタン式の信号で、青に変わるのをすこし待っている・・・
青田からは、涼しい風が・・・
手短に伝えなければならないので
俳句は難しい。
まぁ、初心者なので。