鹿の親子が登山道脇で若草を食べていました。横を登山者が通っても平気です。町中でも人が近づいてもぎりぎりまで逃げないカラスや鳩が多いのですが、山でも同じです。おらほはもっと緊張感をもったほうがいいと思うのですが。
おらほはカーッと照りつける竜ヶ馬場で休憩したいのです。サンマの蒲焼をかねの箸でつまむ、にせ切り子にニッカウヰスキー竹鶴をなみなみとついで、♪ちびりん・ちびりん♪、伍代夏子の歌です。うむ、今は妄想の世界です。
堀山の家の価格表です。標高が上がるにつれて少しずつ上がっていきます。わかりやすいのは缶ビールの値段です。この下の小屋は350円、上は500円ぐらいになっています。長時間休憩は一応書いてあるだけで、実際の適用はほとんどありません。ひげさん、なっちゃんとワイン、おでんで5月5日にくる予定のことなど、しばし歓談。
時間が早すぎて、観音茶屋は開いていないので、見晴山荘でビール休憩です。前から気になっていた、入口のぼんぼりについて聞いてみました。これは蜂の巣ではなく、その昔、造り酒屋で新酒ができたことをあらわす飾り物だそうです。近くで見ると杉の葉のようなものでできています。
山も新緑です。いつもの「バカ尾根」をとぼとぼと。この、大倉から塔が岳への登山道は、上りだけで、下りは一ヶ所もないのです。おらほは5時間ぐらいかかりますが、標準タイム3時間半の間、ひたすら登るだけの山道、下りでほっと一息、はないのでこの尾根道を歩くのはバカだということから、「バカ尾根」と呼ばれているのです。