ハキダメギク(掃き溜め菊)
菊は菊なので、もうすこし名前のつけようがありそうなものですが。
葉の色もパッとしないし、数も圧倒的に多いので、こんな名前でも仕方ないか。
アメリカイヌホオズキ、白い小さな花ですが、うまく撮れませんでした。
ところで、「鷹俳句会」のランウエイ句会卒業と相成りました。新入会員、隔月6回一年間限定というシステムなので、10月が最後となりました。
○ひぐらしの森の球場レーキ引く 今日水
(軽舟)蜩の声の中でレーキを引く姿にしみじみします。
「森の球場」は雑木林の中につくられた少年野球チームの練習場です。相模原の家の近所にありました。
秋祭囃す南京玉すだれ 今日水
こちらは、ずいぶん昔に町田の小さな神社の祭礼を見に行った時のことを思い出してつくったものです。
小さな神社ですが、境内にプレハブの舞台がつくられていて、芸人の南京玉すだれなどがありました。
なるほど、これが村祭りというものか、と妙に感心したことを覚えています。
俳句としては、何が何だかわからないでしょうね。
今回で終了となる十人は、卒業コメントを求められました。
当方のコメント
「昨年十月、鷹ホームページでこの「ランウエイ句会」のことを知り、「当代一流の俳人である主宰のコメント」をいただけるならば、ということで「鷹」入会をお願いいたしました。自分の日常生活から俳句ができればいいのでしょうが、
当方の俳句作りの現状は「思い出し俳句」なのです。いろいろな句を読む中で、そう言えば、「当方にもこんな場面があったかな」をもとに考えているのです。主宰の何かの著書に「俳句は読者に何かを思い出させるものだ」というふうなことが書いてあったので、「まあ、いいのかな」と思っている今日この頃なのであります。
一句選は、初心者には負担が大きいと思います。せめて、参加人数の一割、仮に60人ならば6句選、ただし、選評は1句のみ、ぐらいにすればもっと盛り上がるのではないか、と思いました。」
「鷹」入会一年が経ちました。「鷹」は「鷹」として、もう一つ他の結社も入って見ようかなと考えている今日この頃なのであります。