丹沢秘密倶楽部

日々の記録、思いついたこと、昔話など。最近は、俳句のこと。
俳句は読み中心で、なかなか詠めない。

えんぶり

2020-02-23 05:09:27 | 俳句

 

画面左下の「かず君の・・・」から拝借。

数枚掲載されていますが、この写真が一番「えんぶり」の実相を伝えているかなと。

こう見ると、天下の奇祭ですな。「世界観光化」はしていないと思いますが?

 

近頃お気に入りの一句

座を移るときも吹きをり祭笛             深見けん二

 

川青く東京遠きすみれかな              五所平之助

この方は映画監督だったそうです。撮影での一コマでしょうか。

 

煙草屋の娘うつくしき柳かな             寺田寅彦

こちらは随筆家として有名。物理学者で東京帝大教授。となると、この柳は、昭和歌謡に歌われた「銀座の柳」ですね。

 

参考の一句

麦秋を短き赤き列車ゆく               坊城俊樹

 

春や昔貨物列車の長きかな              今日水

今はない光景と思います。貨物車両を数えている暇な友人もいましたが。

 

近詠

春の雨トタンの屋根に響きたり            今日水

たまには大粒の雨も降ります。古い粗末な家ということです。

 

踊り子号切符届いて余寒かな

伊豆下田旅行の幹事さんから送っていただきました。

 

底見ゆる水無川も雪解かな

水無川、丹沢塔が岳から大倉集落を通り、秦野へ流れる水量の少ない川で、秦野市街でも川底が見えるぐらいです。

しかし「雪解け」で水量が増えているという実感は、ほぼないと思いますが。

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花粉症

2020-02-17 15:23:31 | 俳句

鳥撮りは難しい。

 

近頃お気に入りの一句

麗しき春の七曜またはじまる           山口誓子

 

花粉症がなければ、このような気分なんでしょうが、おらほの「春の七曜」は杉花粉の終わる四月末からです。

花粉症になったのは、いつだったか思い出してみました。

たぶん、今から36年前です。

目が痒い。で、手というか指でこする。しかし、ますます痒くなるのです。

 

「まつ毛がころんだ」かとも思いました。

「睫毛がころぶ」という言い方が全国的にあるのかどうかわかりませんが、その昔よく言われたものです。

 

対処法はハンカチを濡らして、目に当てるだけでしたね。

花粉症が全国的に広まってからは「杉の葉茶」などというものも売られていましたね。ちと効くような気もしましたが。

 

交差点青一斉に春一番              坊城俊樹

早春の空より青き貨物船             岡本亜蘇

 

参考の一句

家ありてそして水仙畠かな            一茶

線路ありて木の柵のもと黄水仙          今日水(今日酔改め)

 

近詠

春燈によき肴あり引き戸かな

春の雨やんで親子のバドミントン 

雨模様バドミントンの夫婦かな

雨が降ったり止んだり、小さな公園で見かけました。天気悪いのに物好きな、と思って見ると小学生らしき子どもが中央にいましたね。
        

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マスク

2020-02-09 08:49:02 | 俳句

新型肺炎でマスク不足が報じられていますが、おらほには使わないマスクがたくさんあります。

花粉症対策でマスクを買うのですが、あまり使わないので古いものが残っているのです。

 

報道では、マスクをしないと感染するような感じになっていますが?

 

例年この時期、インフル、花粉対策でマスクをしている人が多いのですが、

電車に乗ってみると例年よりもマスクをつけている人が少ないように思います。

皮肉な現象ですが、必要以上に買い込んだ人がいて店頭からマスクが消えて、今買えない人が多いということですね。

 

 

立春を過ぎても、しばらくは寒いのですが、夏に向かって暖かくなっていくことは間違いないので、気分も上がっていきますね。

 

しばらくは何の予定もありませんでしたが、ここにきて予定が二つ入りました。

 

其の一、二月末の伊豆下田旅行、丹沢の山小屋の常連さんグループの旅行です。

    おらほは初参加です。

 

其の二、三月末のゴルフ、大月カントリーか花咲カントリーか、未定ですが、どっちにしても山梨です。

    もう、ゴルフをすることはないだろうと思っていましたが、腰痛の知人から連絡があって行くことに

    なりました。

    今回はちと練習していこうと思っています。

    練習と言っても、近所の雑木林の広場でストレッチを兼ねた素振りとボール二個を使ってのパター

    練習だけですが。

 

近頃お気に入りの一句

平成は静かに貧し涅槃雪              西村麒麟

ポケットにたまる小銭や春の旅           草間時彦

ひばりひばり地上は前方後円墳           坪内稔典

つばめつばめ泥が好きなる燕かな          細見綾子

ひばりもつばめもまだ先ですが。

 

参考の一句(バケツを俳句にとは思いませんでした。)

転がりしバケツ冷たき二月かな           辻貨物船

筆洗うバケツ逆さに春の雪             今日酔

今年は雪はありませんでしたが。

 

近詠

菜園の柵低きかな黄水仙

腰痛の知人の誘い春ゴルフ

封書開け予定表見る余寒かな

軒近き白梅の枝払われぬ

おらほの家の裏の梅林の枝切りを二日間やっていました。 

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二月

2020-02-01 13:00:59 | 俳句

今はやりの書道パフォーマンス

例によって、画面左下の「かず君の・・・」から拝借。

 

書初め書道パフォーマンス大会のようです。

八東書道部、八戸東高校書道部の略。その昔は女子高でしたが、今は共学のようです。

詞はだれのものか?

調べていません。

 

近頃、お気に入りの一句

昼休みみじかくて草青みたり         黒田杏子

都会の会社員の昼休み、外へ出て、会社へ戻る途中、気づいたということでしょうか。

都会の小さな公園かも、ですね。

 

山荘は静かなりけり蕗の雨          対中いずみ

山荘、いわゆる別荘ですね。山荘の裏の細い道かな。
おらほも丹沢の山小屋俳句をいろいろ作ってみたいと思っているのですが、さて。

 

春寒し水田の上の根なし雲          河東碧梧桐

 

参考の一句

都人にたらぬふとんや峯の寺           蕪村

悪天に足らぬ布団や山の小屋           今日酔

登山者でない人には分かりにくいかも。

 

近詠

大広間干し鰈焼く朝(あした)かな

朝日差す広間に鰈焼き居たり

鶯や灌木に路地渡りたり

鬼の面輪ゴム外して福は内

スーパーに牡蠣見つくろう午後三時

 

俳句の本

ここしばらく、ほとんど本を買わなくなっていたが、俳句作りを始めたことで、何冊か買った。

 

「俳句の世界」-発生から現代までー  小西甚一

この方は、国文学者としてはかなり有名な方で、大学受験参考書の著書も多い。ざっくばらんな表現(つまり、頭がいい)で、わかりやすい。
俳句の本を書いているとは知りませんでした。

 

「俳句と暮らす」           小川軽舟

現代俳人の実生活が描かれていて、面白い本です。

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