八田知紀の和歌 1799-1873(寛政11-明治6)
この方の和歌が 静岡県立美術館にありますけれど
読み方が 出ていません 同じ歌なんですが
読みにくい 癖のある字です
都初雪
ひましき 悲まし起
とほきあづまの と保支あづまの
うけて う希て
ふるかきの ふ流可起乃
け〇す 計〇春
はつゆき 者つ雪
変体仮名 まるでパズルです
1年に一つ 読める字が ・・・
この方の書き方は
墨の濃淡
大きな字の横に 小さな字
長く伸ばした横には ・・・幅のある字
バランスと 濃淡 ギリギリ我慢して四行書いて
五行目で墨を付ける
きれいだなあ と思います
もうすこし 読みやすく書いてほしいですけれど
表具は昔のなので 揉み表具
今は揉みが出来る職人さんが少なくなり 裂表具よりも貴重になっているよです。
揉み紙は 顔料や金銀泥を色違いに2層塗り、揉んでできた亀裂に下の色が現れてひび割れのような文様が出ます。
その後の処理もあり 相当に手間のかかる紙のようです。
又妙才のお軸を購入するときに
ただの紙かと思ったら
お道具やさんが 揉み表具でっせ と どや顔で進めてくださいました。
いわれるまで 知識なし ❓
家にある軸を そう思って見てみると 何幅かありました。
紅梅と四箇村椿
花入れは松尾重利さんの辰砂
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