( 「酒屋へちかん」扉 大阪市今里 )
■2015/1/31(土)の手記
まもなく節分 今度の歳徳神(としとくじん)は、西南西にいらっしゃるから そちらにまずお酒を差出し、正面向いて新しい年の願い事をしっかり伝えることが肝要
その際にまず歳徳神様にお酒を味わってもらう為に盃を差し出す それから願い事 というのが「恵方呑み」
今回38回目を迎える「恵方巻」丸かぶりの発祥とも言われる 道頓堀の女子大生「巻きずし早食い競争」よりは筋がいい。 「恵方巻き」なんとなく耳に入りだしたのは、1977以降からということになる。 神様に向かって巻きずし一本を丸かぶりするのがどうなのか はさておき、バレンタインデーにも似た寿司屋の書き入れ時となっている。
さて話を戻して、「恵方呑み」という言葉を 最初に書いた10年ほど前(別のプロバイダー)には、検索で私以外何も引っかからなかった憶えがある。 だから「言いだしっぺは、私」と冗談のように言っているわけだが、その「恵方呑み」嬉しいことにさざ波のように全国に広がりつつある。
数年前、岡山の利守酒造が、酒蔵として初めてイベントとして取り組んで、翌年にはNHKでも取り上げられた「恵方呑み」
そこから東京の「沢乃井」で知られる東京青梅の元禄蔵・小澤酒造と 佐賀「七田」のケンスキーさんあたりに広まり、小澤酒造では「恵方呑み」は赤鬼・青鬼まで登場させるこの時季の大イベントになりそうな気配さえある。
「奈良の三輪神社あたりから清酒発祥の地 奈良を発信するのにいい機会」と画策していた私としては先を越されたことは残念だったが、広まりつつあることに異論はなく。 酒蔵を動かすのでなく酒屋を動かそうと決め、一昨年 私の考えを理解した「酒屋へちかん」が、酒屋としては全国で初めて MBSラジオでイベント宣伝、音楽ライブ、豆まき、巻きずしを交え『恵方呑み』イベントを開催。
自分の為に美味しい日本酒を味わう絶好の機会 ともいえるのである。
▼子供も参加の「豆巻き」が終わったら
▼「恵方にいらっしゃる歳徳神」に盃をかざし願い事
▼もちろん「巻きずし」丸被りもできるできる
昨年から曜日の巡りが、(今年は火曜日)あまり良くなく、イベントはできないが、発信だけは続けている。 いずれこの小さな店に大きな鯨が押し寄せるように波が押し寄せる日を夢見て・・・とそんなロマンで、今年も「恵方呑み」
最近話題の「ウラなんば」 その地域の飲食店に日本酒を入れている「酒屋へちかん」 酒米ひだほまれでは絶品の美味さ「鯨波」を取り扱うのは、関西でこの店一店のみ。 「風の森」の他に「タクシードライバー」「カネナカ」「原田」等レアな日本酒を取り扱っている。
▼ウラなんばの飲食店にまもなく向かう日本酒たち
酒屋へちかんからの考えに賛同して、今年は、「ウラなんば」でも「恵方呑み」をする店が出現し、賑やかな横丁に 願いのための一瞬の静寂をもたらすかもしれない。
お気に入りの地酒を注いだら 今年は「西南西に盃をかざせ! 」
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(寅)