世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

これも読書と言っていいですか?

2017年12月09日 | 読書&映画&ドラマ

漫画を読むなんて何年ぶり?いえ何十年振りだろうか?

昔は電車に乗ると若い乗客の大半は漫画を読んでいたような気がする。

今はそれがスマホ、携帯に変わった。

さすがに私は外で読む気はしないけど、広島カープファンの姪に薦められ読んだのがこの漫画。

中沢啓治著「広島カープ誕生物語」!

原爆の痛みをはねのけ、たくましい広島県民によって生まれた「広島カープ」設立から1975年の初優勝までの軌跡。

カープファンにとっては必読書(必読漫画?)と言えるだろう。

原爆で家族を失い天涯孤独となった野球好きの進少年を通して、カープの初優勝までのエピソードが紹介されていく。

樽募金は有名な話。また判定に怒り、レフトのポールを引き抜いて審判に暴行、ビール瓶での暴行事件。

全てフィクションではなく実際にあったことのようだ。

昭和21年生まれの私は、樽募金をしていた頃のカープの記憶はない。 

まだ幼児であったのだから当然と言えば当然。 

しかし広島県営球場(広島総合グラウンド?)に父に連れられ、

全く理解できない野球を観に行った記憶がおぼろげにある。


広島市民球場ができてからは、応援に行くたびに、漫画にも出てくるような観客のヤジをよく耳にした。

とにかく当時のカープファンは強烈なヤジを飛ばす。聴いているだけならとても面白い。

その一例*「小西 ひっこめ いつまでも文句たれとるとシゴウするぞ」(シゴウするとはぶちのめすの意味)

「ひっこめ小西ーわりゃ無事に広島から帰れんようにしちゃるぞ」

相手チームにだけではなく、カープの選手たちにも。

おどりゃーカープ何をしとるんじゃー」

その様子が漫画に鮮明に描かれ、飛び交う広島弁がとても心地よく耳に心に沁みてくる。

夫に言ったものだ。「私、この漫画読んだ後は、完璧に広島弁に戻りそう」って。

1975年、永年セリーグのお荷物と言われ、何度も解散の危機に見舞われたカープが初優勝!

私は結婚して5年目のこと。世田谷区の弦巻の社宅に住んでいた。

4歳と3歳の手のかかる時期の子供の育児に追われ、野球観戦どころではなかったけれど、

古葉監督のもと、外木場投手、山本浩二や衣笠選手の活躍はよく覚えている。

その頃から赤ヘル軍団と呼ばれ、ユニフォームが今の赤に変わった。


作中では広島の復興と、カープの初優勝に至るまでの道のりがダブるように描かれ、感動的なストーリになっている。

これを読むと誰でもカープを応援したくなる。広島県民以外にもカープファンが多いのも頷ける。

昨年、今年とリーグ優勝の瞬間がよみがえり、胸が熱くなる。


今は試合はオフ。それでも多くの野球選手が切磋琢磨し、日々努力をしている。

来年がまた楽しみだ。カープ頑張れ!来年こそは日本一を!



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