今とても注目している記事、ニュースがある。
それは東急建設が施工、東急不動産販売の都内の某マンション。
新聞、ネットなどですでにご存知の方も多いでしょう。
世田谷の完成な住宅地にあるこのマンションは、今大きな問題で揺れている。
マンション暮らし42年の我が家にとってはとても関心度が高い。
1998年に閑静な世田谷の一画に建てられたこの分譲マンション。8階建ての49戸入居。
2018年以降1階でカビが発生、調査の結果、床などに穴や耐震壁のひび割れなど、
いくつかの施工不良が見つかり、東急不動産は21年に補修では安全が確保できないと建て替えを提案、
全戸に仮住まいを用意し、住民はいったん退去させられたそうだ。
ここまではまだよかったですがこの後が大問題。
今年に入って3月、さらなる施工不備が見つかり、中でも高さ制限に違反していたため、
建て替えても低層になり、25戸しか戻れない。結局東急不動産は一転して建て替えを断念、
住民に買い取りを提案、12月20日まで買取に応じなければ仮住まいの強制退去を命じると。
今のところ30戸が買い取りに応じているということだが、そんな無茶な~と思いませんか。
一体、住民はこの分譲マンションいくらで購入したのだろうか。
そして今回東急不動産はいくらで買い取ってくれるのだろうか。
1998年当時よりすべての物価は高騰しているし、住民の年齢も上がっているだろう。
買取値段によっては今までと同程度のマンションに入居できるかどうかは分からない。
今都内のマンションの平均価格は1億円を超えるとも聞いている。とてもそんな額は提示できないでしょう。
まだ若い世代の方々はリベンジが効き、新しい住居で心機一転再スタートも可能だが、高齢者は?
私など万が一わがマンションがそんな目に遭ったら、気が遠くなり病気になってしまいそうだ。
皆さんならどうしますか?
私の住むマンションも最近トラブルが多い。先日の大規模修繕工事の臨時総会でもいろいろ指摘があった。
私たちもこんな目に遭ったらどうする?と夫と話し合った。
今から解体し建て直すとなると2年はかかるだろう。夫83歳、私80歳、生きているかどうかさえも分からない。
買取価格に貯蓄を足し、この歳では有料老人ホームへの入居を考えるのがベストかもしれない。
今回問題となったマンションは大手業者の物件、そこで起こった施工不良。
となると調査を始めると、他のマンションでもどれだけの施工不良が見つかるか、考えるだけで怖い。
どうかわがマンションが私の生きている間、何も起こりませんようにと祈らざるを得ない。