世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

見逃せない映画~「ら・かんぱねら」

2025年02月12日 | 読書&映画&ドラマ

またまたピアノネタです。皆さんはこの映画をご存知でしょうか?

一昨日夫が寝床でラジオを聴いていて、この情報を仕入れたようです。

夫から話を聞き、とても興味を抱き即検索してみた私は、その内容には驚きを隠せず興奮しました。

 

映画「ら・かんぱねら」は佐賀県のある海苔師が、ある日、フジコ・ヘミングウェイ弾く「ラ・カンパネラ」を聴き、

熱く感動し、その曲を弾きたいと燃え、実際に弾きこなしてしまうという実話の映画化です。

プロのピアニストでさえひるむほどの難曲と言われているリストの「ラ・カンパネラ」、

当然周りはこの無謀な無茶苦茶な彼の挑戦に猛反対。しかし彼(徳永義昭さん)は諦めなかった。

人生をかけた52歳の男はラ・カンパネラのピアノ演奏を成し遂げます。

徳永さんは実際に2020年、59歳でフジコ・ヘミングウェイの前でも弾いたそうです。

ノリ漁師徳永さん、「ラ・カンパネラ」演奏

人間はやろうと思えばできないことはなく、新しいことを始めるのに年齢は関係ない、

夢を追いかけ挑戦をしようとする者(今の私 ちょっと大袈裟かしら)の背中を押してくれる映画。

 

この映画は地元の協力が大きく、沢山のエキストラが参加し、多くの支援者によって製作されました。

佐賀は夫40代前半3年間の単身赴任をした街で、私も子供たちも春休み、夏休み、冬休みと、

家族大移動をして過ごした懐かしい街です。

観逃すわけには行きません。

『ら・かんぱねら』予告編 vol.1

1月31日、先行上映で佐賀でクランクイン、これから徐々に全国に広めていくそうです。

ちなみに東京での上映は2/21~3/6 イオンシネマ多摩センターとイオンシネマ日の出、

都心では5/9~ユーロスペース渋谷で上映されます。

とても楽しみ!そのころまでには私も少しは上手くなってるかな~

 

 

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読書・老後とピアノ

2025年02月11日 | 読書&映画&ドラマ

またピアノの話題です。ご興味のない方はスルーしてください。

こんな本を見つけ読みました。「老後とピアノ」!Kindle版で読んだため、画像はありませんが、

アマゾンで紹介させていただきます。

この年齢になって恥ずかしながら寝ても覚めてもピアノ、ピアノ!夫まで興味を持ちはじめました。

作者稲垣えみ子さんは朝日新聞を早期退職し、50歳から少女期嫌でたまらなかったたピアノに再チャレンジ。

私とは年齢も状況もかなり違いますが、痛快でお笑いの要素もふんだんに散りばめられたピアノ奮闘記。

とても共感できる内容で「ふんふん、その通りだわ」と頷き納得しながら、勇気をもらいながら読み進みました。

こんな文章がありました。

「大人のピアノ、つまり中高年になってからやおらピアノを弾くって、その「思うようにならなさ」いったらあーた!

指は動かないわ頭は動かないわ楽譜は老眼で見えないわ(中略)体力も視力も聴力も脳力も、

もう十分ダメダメな今この瞬間が間違いなく「ピーク」という人生下り坂の恐ろしすぎる現実。

つまりどこをどうとっても全く絶望的」

50代でこう言い切るなら78歳の私はどうなるの~。

練習に練習を重ね、それらを乗り越え上手くなったとしてもお金が儲かるわけでもなく、儲かるどころか失う、

発表の場があるわけでもなく、つまりは無意味!と彼女は自虐的に高笑い。

他人の評価はどうでもいい、エゴを捨て、自分を信じ、「いま」を楽しもう。

目標は持たず、もちろん野望も持たず、ただ今を楽しんでピアノを弾く。それででいいのだと私も納得。

78歳の私には目標なんていらない、目標があるから挫折がある、挫折なんてもう嫌、今を生きる。

この1冊はピアノに関するエッセイですが、中高年の生き方の指針にもなる共感できる内容でした。

 

もう1件、ピアノに関連した映画をご紹介しようと思いましたが、長くなりますので次回に致します。

奇跡のピアニスト誕生、実話の映画化です。

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大河ドラマ「べらぼう」と小説「蔦屋」

2025年01月13日 | 読書&映画&ドラマ

大河ドラマ「べらぼう」が始まった。昨日は早2回目。

1回目を観て、引手茶屋や桶屋、花魁などの住む花街(吉原)の光景に女性として少々胸痛む思いがあった。

堂々と〇春が行なわれていた時代なんて許せないと重たい気持ちになった。

特に、ここまでやるのNHKが?と思われる場面もあり、決して後味の良いストーリーではなかった。

これからどのように話が進んでいくのだろう。

 

そこで私は谷津矢車著の「蔦屋」を読むことにした、と言っても実は昨年購入し、

ドラマが始まる前に読了するつもりであったが、年末年始の忙しさで最初の数ページを読んだだけで放置。

年が明けてKindle版を改めて買い、今70%読み進み、面白くて嵌っている。

この小説「蔦屋」が大河ドラマの元になっているとばかり思っていたが、最初から内容が全然違う。

どうもドラマは小説よりかなり前の時代から始まってるようだ。

小説「蔦屋」は蔦屋重三郎が既に「吉原細見」で売れっ子の版元になっているところから始まる。

ドラマに度々出てくる吉原の描写も小説ではあまりない。

引退を決意した元地本問屋・丸屋小兵衛の視点から蔦重を描いており、主人公は丸屋小兵衛だ。

既に田沼意次の時代は終わり、松平定信の厳しい取り締まりに蔦重の苦悩は続く。

今丁度そのあたりを読み進んでいるところ。

 

小説に出てくる蔦重とドラマの蔦重、私の受ける印象はかなり違う。

駆け出しの本屋と飛ぶ鳥も落とす勢いの版元となる蔦重では、性格も違って当然かもしれないが。

早く読了したい。

 

 

波乱万丈な半生を送る江戸の出版王蔦屋重三郎を、横浜流星がどのように演じていくのかまた楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

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久し振りの読書

2024年08月23日 | 読書&映画&ドラマ

台風が去り、ようやく気温も下がり、少し過ごしやすくなりました。

しかしまた新しい大型台風10号が発生!どうやら週明け日本に上陸、縦断しそうです。

運の悪いことに、週半ば昨年のリベンジで白馬に行くことになっていました。ダメですね

個人旅行なので出発4日前まではホテルキャンル無料にて、明日キャンルの手続きをします。残念!

9月中旬、10月上旬を予備に抑えてありますが、お天気だけはどうしようもありません。

これでだめならもう縁がなかったものとして白馬は諦めます。

坐骨神経痛もまだ完治とは言えないので、神様の「止めておきなさい」との思し召しかもしれません。

 

最近、全く読書が進みません。途中で投げ出すことが多く、最後まで読み切れません。

引きこもりの生活ですから時間だけはたっぷりあるのですが・・・・・。

きっと脳味噌も暑さで半分溶けてしまっているのでしょう(苦笑) 集中力がありません。

そんな中、今回一気に読了した本が「六千人の命のビザ 杉原幸子著」。

東洋のシンドラーと言われた杉原千畝氏の奥様の書かれた本です。

読むきっかけとなったのはブログ友ラッシーママさんの8月17日の記事、ユダヤ難民を救った男。

杉原千畝氏の偉業はよく知っていましたが、妻である幸子さんが書かれたということで興味を持ちました。

夫の行動を子供を守らなければならない妻、母としてどのように思っていらしたのでしょうか。

千畝氏のユダヤ難民を救った勇気ある行動もさることながら、どこまでも夫について行く幸子さん!

一見華やかに見える外交官夫人としての生活の明と暗がくっきりと描かれドキドキしながら読み進みました。

多くのユダヤ人は彼の発給するビザで命を救われ、彼はイスラエルの英雄となっています。

 

が、私はそこでふと考えてしまいました。

今は亡き杉原千畝氏(1986年7月31日永眠)は今のイスラエルのガザ攻撃、ロシアのウクライナ侵攻を

もし生きていらしたらどのようにお感じになるのだろう、どんなに心を痛められるだろう。、

どんな行動を起こされるのだろうと。

 

ロシアに隣接したバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、そしてポーランド。

大変美しい国と聞いていますし、ナチスの被害を受けた悲しい歴史を持つ国でもあります。

毎年海外旅行の候補地に上がりましたが、コロナ禍に突入、とうとうチャンスを逃しました。

今からでも遅くない?もう海外に出かける気力も体力もありません。

 

ラッシーママさん、本のご紹介ありがとうございます。

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備忘録~読書感想:蜜蜂と遠雷

2024年03月26日 | 読書&映画&ドラマ

2017年本屋大賞、直木賞ダブル受賞の「蜜蜂と遠雷」(恩田陸著)を読みました。

この期になってようやく待たずに素早く図書館で借りることができました。

ところが借りられたのは単行本、それも2段組の分厚い本でした。

一瞬それを見た私は一気に完読する自信を無くして・・・・・。

文庫本があることは知っていましたので、早速メルカリで文庫本上下を購入しました。

 

あらすじはもう皆さんよくご存知だと思いますので省略いたします。

ピアノコンクールを舞台にした4人のコンテスタントたちの苦悩、感動、心のひだを描いた小説。

音楽を文字化し、ここまで読者を音楽の世界に引き込む作者の技量に感心しました。

読み進みながら、音楽とはこうして味わい楽しむものなのだと痛感もし、感慨深いものがありました。

知らない曲も沢山あり、その都度ユーチューブで聴きながらの読書でした。

 

 

 

 

 

そしてこの小説を読みながら思いだしたことが2つあります。

ず~と昔ですが、子供向けのラジオ番組で素人のこどもたちに有名なクラシック曲を聴かせ、

その情景を想像させ、ストーリー的に語らせるという番組がありました。

とてもユニークな番組で、子供の独創的な想像力に感動、感心したものです。

小説に登場するコンテスタントたちがピアノを弾きながら描く想像の世界は、それと共通するのではと。

 

もう一つはドイツ在住時代(1977~1982)、ご近所に小学生にしてアメリカカーネギーホールで、

オーケストラをバックにデビューをなさった日本人の女の子がいました。駐在員のお子様です。

当時私の住んでいた西ドイツデュッセルドルフには「杉谷昭子」さんという有名なピアニストが在住、

お教室も開いていらして、彼女はその先生の愛弟子でした。

ただ練習も厳しく、全てピアノ優先。

彼女が近所の同じ世代の子供たちと遊んでいる姿は一度も見たことがありません。

私など彼女を見ていて少し可哀そうに思ったくらいです。

小説の中の栄伝亜夜がその彼女とだぶり、ふとあの頃を思い出してしまいました。

私の長女の2歳ぐらい歳上だったかしら?今はどうしていらっしゃるでしょうか。

きっとプロのピアニストとしてご活躍のことと思います。

 

今日の最後に一言!

大谷選手の会見、私は彼の言葉に嘘はないと信じます。彼は清廉潔白です!

本当に良かった。1件落着、大谷選手もすっきりしたことでしょう。嬉しいです。

またもう一つ朗報!

来年のメジャーリーグの開幕戦は日本、東京ドームと決まりました。

それも大谷、山本の所属のドジャースと鈴木誠也(元カープ)と今永所属のカブスの対戦です。

今から楽しみで楽しみでたまりません。もちろん誠也のいるカブス応援です。

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