私の備忘録としての読書感想記事ですので、ご興味のない方はどうぞスルーしてください。
11月は5冊読破しました。全て小説です。
私の読書のスタンスは飽くまでも娯楽。難しい内容は苦手ですし、随筆もあまり好みではありません。
99%小説です。
今回3日間で読み上げたのは湊かなえの「花の鎖」。彼女らしい感動のミステリーです。
私にしては珍しく図書館で借りるのではなく本屋で買って読みました。
この小説には3人の女性がばらばらに登場し、別々に話が進んでいきます。
両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母ががんで入院、お金の工面に苦労する梨花。
職場結婚をし、子宝に恵まれないことを悩みながらも優しい有能な夫と暮らす幸せな美雪。
水彩画の講師をし、三人の女性全てに関連する和菓子屋でバイトをする山好きな紗月。
そして彼女たちの人生を左右する謎の男K。
まだまだ沢山の登場人物が出てきますが、最初は彼らの繋がりが全く分からず、まるで短編を読んでいるようでした。
それゆえあまり面白いとは思わなかったのですが、読み進んでいくうちにこの3人の女性に何らかの繋がりがあることに気づき始めました。
かなり頭が混乱してきましたので、登場人物をメモしながらその関連性を探りつつ読んでいきました。
最初は3人の女性の生きた時代が違うことにも気づかずでした。
後半に入り、それぞれが別々の時代に生きた3人であることがわかり、私なりに相関図を作ったりしてみました。
海外の小説の最初のページによくあるあれです。
それからはまるで縺れた糸が解けるように謎解き気分でワクワクしながら読み進みました。
ラストは私の推理がピタリとあたり、やった~の気分。まるで知恵の輪が解けたようなガッテンな気持ちでした。
愛、憎しみ、妬み、憧れ、いろいろな感情が混ざり人生は進んでいく。
それらを3世代の母子につなげて、とてもよくできた作品だと思いました。
湊かなえの作品はこれからも折に触れ、読んでいきたいと思います。
お相撲大好きな私として、一言。
日馬富士の暴行事件!いろいろなことが分かってきました。
残念ながら日馬富士は引退に追いやられましたが、問題は解決したわけではなく、根は深いです。
最初は貴乃花親方の行動にアッパレと思った私も、最近は彼に対してやや懐疑的です。
貴ノ岩はどうしているのでしょう。全く姿を現さず、いわば幽閉状態ですよね。
あの若さで大好きな相撲の稽古もできず、外界を遮断された状態は、鬱を招くのではないかと心配です。
まだ27歳、いえもう27歳!これからの相撲人生、決して長いとは思えません。
彼は今何を思い、どんな毎日を送っているのでしょうか。
一日も早くこの事件が解決し、彼が元気に土俵に上がってくる日が来ることを祈って止まないスー女の花水木です。
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