世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

革命前夜~読書備忘録

2020年06月30日 | 読書&映画

名前すら知らない初めて読む作家の本。

「革命前夜」 須賀しのぶ著 第18回大藪晴彦賞受賞。

冷戦下の東ドイツドレスデンへ音楽留学し、ピアニストを目指す青年真山柊史が主人公。

1989年東西を分断する壁が崩壊していくまでの人間模様が切々と描かれている。

単行本にして500ページ近い大作、歴史的小説ともいえる。

前半はドレスデンの音楽学校で、同世代の個性的な音楽家たちと出会い、刺激されるも、

彼らの激しい気性に振り回され、自分の音を見つけるために苦悩するマヤマシュウジが描かれる。

スト-リーはピアノ曲、ヴァイオリン曲と共に進んでいく。と言ってももちろん本から音が出るわけではない。

音楽を言葉で巧みに表現する作家の技量に驚くとともに、是非その曲を聴いてみたくなる。

こういう時、インターネットはとても便利だ。YU-TUBEでその曲を探し読書のBGMとする。

前半はやや退屈な個所もあるが、小説に出てくる音楽を聴きながらの読書なんて、なんと贅沢な!

バッハ/平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調

中盤以降はミステリアスな展開が続き、物語としての面白みにぐんぐん引き込まれる。

ハンガリー、チェコスロバキア、西側オーストリアを巻き込み東欧圏の民主化運動は過熱していく。

その不穏な情勢の中で音楽仲間たちはそれぞれに東ドイツ改革のために奔走する。

一介の留学生であるシュウジもその渦に次第に巻きこまれていく。

そして1989年11月9日の夜、ベルリンの壁はついに崩壊。

全世界のテレビに映し出されたあの劇的瞬間が脳裏に蘇り、感動に心が震えた!

 

奇しくも私は旧東ドイツと現在の統一ドイツ、両方の風景を知っている。

1980年訪れた時はまだ東ドイツ東ベルリン、2008年は壁崩壊から9年が経った統一ドイツ。

街の風景はがらりと変わり、眼を見張るものがあった。

この本を読み、1980年の厳しい統制下の東ベルリンの暗い光景が思い出され感無量。

重い内容ではあるが知的好奇心をも満足させ一気に読了、読み甲斐のある本だった。

新しく知った作家「須賀しのぶ」をしばらく追ってみたいと思う。

(今回は備忘録にて、コメント欄は閉じてあります。)

 

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勇気なし!

2020年06月29日 | 日常の生活

梅雨の晴れ間、貴重な1日となりそうです。

今朝はバタバタしました。

というのはいつも通り5時過ぎに家を出てウォーキング。久しぶりのお天気に心ウキウキ。

ラジオを聴いていて、「貴重な梅雨の晴れ間の一日になります」というアナウンサーの言葉に、

突然山に行きたくなり、30分でウォーキングを切り上げ、踵を返しUターン。

実は夫は昨日から入念に準備し、すでに高尾山南陵登山に出かけていました。

私も誘われたものの、こんな良いお天気になるとは思えず、道もぬかるんでいることを思い誘いはパス。

帰宅し、全くそのつもりでなかった上に半年ぶりの山になるため、あれこれ準備が大変。

どんどん時間は経っていき、外を歩く人も多くなってきました。

意気込んで帰宅したものの、準備だけで疲れ、電車も混むだろうな~と次第に不安に。

ほぼ準備は完了したものの、気持ちは徐々に萎え、やっぱり今日は止めようと諦めました。

電車が混む、久々の晴れで山もきっと人が多い、マスクは欠かせない、私の体力も落ちている・・・・

いろいろ考えると出かける勇気が無くなりました。意気地なしです。

 

準備した山グッズはまた元の位置に。そして再び残りの30分のウォーキングに出かけた私です。

やれやれ😥 コロナのおかげで何をするにも考えてしまう日々にもううんざりですね。

 

東京は昨日60人、全国でも113人の新規感染者、緊急事態宣言解除以来、最多更新です。

昨日は発表が遅く、ドキドキしていましたらツイッターで本日の東京感染者120人と出ました。

もうビックリ!そして大きなショック しかしこれはデマで、正確な発表は60人。

最多更新にも関わらず、デマに動揺しただけに、逆にほっと胸を撫でおろしたものです。

ジワジワと拡がる感染者数に何も手をうとうとしない政府。どうして?

医療体制が切迫していない今のうちに何とかしなければ秋冬大変なことになるのでは?

都民としては今の状況は真綿で首を絞められているようで、なんとも落ち着きません。

一層のことオーバーシュートを起こし、思い切った新たな予防対策を考えてくれればと思ったりもします。

 

そろそろこれもあれも始めようかと思っている矢先に、相変わらず増加傾向の感染者数!

やっぱりやめておこうとブレーキをかける生活が続きます。

 

 

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蟄居

2020年06月27日 | 呟き

今年も早半年が過ぎようとしています。

コロナ、コロナで過ぎていったあっという間の6ヶ月!

思えば始まりは確か1月半ばタクシー運転手からだったように思います。

そして屋形船でのいわゆるクラスター。その頃はクラスターという単語は使わず集団感染。

2月初め、ダイヤモンドプリンセス乗客の集団感染に「怖い」と思いながらも、

その頃はまだどこか他人事のような気がしていました。

1~2カ月もして桜の咲くころには終息するであろうと暢気に構えていましたが・・・・。

コロナウィルス蔓延は世界に広がり、とんでもないことになってきました。

いっこうに収まる気配のないまま、自粛は解かれ、移動も自由になりましたが、果たしてこれで良いのか?

高齢者にとっては不安な毎日が続いています。

 

昨日久し振りに姉とデート。毎日電話で無事を確認し合っていましたが、会うのは数カ月ぶり。

お互いここまで無事に来れたことを喜び合いました。

デパートに行くのは5月緊急事態宣言が解除され2度目です。1度目は5月末。

まだデパート以外の店舗(二子玉川)は殆ど休業中で、街は静かなものでした。

しかし昨日はコロナ以前と変わらず、人出も多く活気に満ちたいつもの二子玉!

毎日50人前後の新規感染者を出している東京。

私としてはもう一度緊急事態宣言なり東京アラートなりを発令した方が良いのでは思っていましたが、

あの賑わいを見て、活発に動き出した経済活動はもう今更とめられないと痛感しました。

 

私は覚悟しました。この夏は「蟄居」するしかありません。

昨日の暑さと街中でのマスク装着にもう耐えられず、気分最悪でした。

街行く皆さん、しっかり真面目にマスクをしていらっしゃいます、それほど不快そうでもありません。

姉もしかりです。私は何度も人気のない所(殆どそんなところはない)でマスクを外し深呼吸。

私のマスク装着による不快感は異常ではないかと思っています。

もともと自他ともに認める超汗かきで夏に弱く、活動も鈍ります、夏生まれなのに。

どこかマスクをしなくても安心して暮らせる国、場所に行きたいな~。

幸い私の趣味であるハイキング、ゴルフと早朝ウォーキングはマスクなしでもいいかな~?

それ以外は蟄居の夏になりそうです。

 

 

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戻りつつある日常だけれど。

2020年06月24日 | 日常の生活

梅雨空が続きます。雨も降ったりやんだり、時折太陽が顔をのぞかせたり。

予報士の方が言っていました、「一年で予報の当たる確率の一番低いのがこの6月だ」と。

そうでしょうね~。分かります!実際によくはずれますから

全般的に予報より良くなることの方が多い気がしますが、皆さんはどう思われますか?

好天の予報で雨に降られたりすると天気予報の嘘つき~と気象庁をなじりたくなりますが、

予報に反して晴れると、ラッキーと喜びますものね。予報士さんもそれが分かってのことでしょうか。

人間て勝手なものです。でもね、逆のケースだってあるのです。

以前友とゴルフラウンドの予定のあった日。朝から雨の予報でした。

ぎりぎりまで待ちましたが、一向に回復する気配も回復するという予報もなく、やむなく諦めキャンセル。

ところがです、丁度スタート予定だった9時過ぎ、急激にお天気回復、晴天になりました。

行けばよかった~と友人たちと悔しがり、予報に毒づきました。

 

雑談が長くなってしまいましたが、ここからが今日の本題です。

今週から待ちに待ったグランドゴルフが始まりました。

3月に入ってからずっとお休みでしたので、皆様にお会いするのは3ヶ月ぶりです。

参加者一人づつ体温を測り、手指を消毒、レンタル器具も消毒、

お手伝いしてくださるスタッフの方々はとっても忙しく大変です。

 

それでも高齢者の集団ですから、そのあたりは徹底的に感染予防に注意しなけれななりません。

あちらこちらで近況報告のお喋りが始まり、楽し~い。もちろん全員マスクをして。

殆どのメンバーが集まり、楽しい楽しい半日でしたが・・・・・・・哀しい出来事も

何しろ80代前後の高齢者が大半(私はおそらく一番若い)。

3か月もお会いしないと様々な出来事が起こるのも致し方のないこと。

幸いコロナに感染した方はいらっしゃいませんでしたが、

昨年末までお元気に参加していらした93歳のWさん、骨折が引き金となり5月お亡くなりになりました。

このグループの中ではもちろん最高齢者、私たち女性陣の目標、憧れお方でしたのに。

また80代後半のNさん、奥様が4月の他界され、それでも元気になりたいと参加なさいました。

試合前お二人のご冥福を祈り1分間の黙祷を捧げました。合掌。

朝方まで雨模様だったグランドは転がりも思うようにいかず、また久し振りだということもあり、

力加減も分からず、皆さん、スコアーは思うような結果がでませんでした。

本物のゴルフと違い、とても気軽に楽しく和気藹々とできるグランドゴルフ!

最近はゴルフ以上に気に入っています。本物のゴルフは少しきつくなってきました。

夫と二人きりのツーサムゴルフではかなりのわがままが効きますが(いい加減なゴルフです)、

友人とのゴルフは仲間のお二人がとても真面目真剣、向上心がおありなので、付いていくのが大変です。

ルール、マナーにも厳しく、下手な私は最近二人の足手まといになっているのではないかと。

今年になって車当番もやめさせてもらい、載せてもらうばかりになって申し訳なく、

そろそろ潮時かな~と思っている昨今、グランドゴルフの方が楽しくなってきた私です。

 

 

 

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私のお宝~続き

2020年06月22日 | 登山 ハイキング ウォーキング

おはようございます!どんよりとした梅雨空の朝です。(午前5時)

今にも降り出しそうな空模様に、今日のウォーキングは止めて、こうしてブログを書いています。

夫は傘を持って出かけましたよ。良くやるわ~と感心、感心!

さて昨日の続きです。

私が愛用している万歩計は「新 平成の伊能忠敬~歩いて作ろう日本地図」。

下記の製品です。

東京日本橋をスタートして、海岸沿いに日本を1周、再び東京に戻り、日本地図を完成させます。

その距離は約19044km。一日1万歩で一周するのに普通で7~8年かかります。

<説明書の一部>

一般的な万歩計の機能以外にこの万歩計はいろいろなユニークな画面が表われとても面白い!

忠敬のキャラクターが時々登場し、応援してくれますし、

出来上がっていく地図を画面で表示してくれるので、今自分がどの辺を歩いているかが分かります。

2015年8月6日に日本橋をスタートした私は現在京都の海岸線を歩いています。全距離の43%!

夫も同じころスタートし、すでに愛媛県に入り70%完了。

彼はこの調子で行くと予定通り後2~3年で日本橋に戻れるでしょう。

初めのうちは夫と抜きつ抜かれつ、競っていましたが、今はぐ~んと離されました、置いてきぼり。

私はまだまだ、最低6~7年はかかりそう。80歳まで日本橋に戻れるかな~?

5年間の歩いた軌跡は私にとって宝物で、お財布を忘れても万歩計は忘れない!(笑)

日々楽しくモチベーションを保てて歩けるこの万歩計、手放せません。

ただ一つ欠点が・・・・・・・防水機能はありません。

私も夫もその点で一度没にしています。私はポケットに入れたまま洗濯機へ。夫は山で雨の日に。

二人とも歩き始めて数か月でしたのでやり直しをしましたが、これが今ですと撃沈ですね(苦笑)。

ですから大事に大事に取り扱っています、夫も私も。

 

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