世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

続・白馬は相性が悪い~ホテル編

2024年09月27日 | 国内旅行

 

旅行で大事なことのひとつに宿泊するホテル、旅館の選択があります。

皆さんはどんな基準で旅先のホテルをお決めになるのでしょうか。

まだ車を保有し、アクティブに旅をしていた頃は、清潔な寝食が確保できれば、拘りはありませんでした。

車さえあれば行動は自由、予定の変更も可能でどこへでも行くことができ、いろいろな楽しみ方ができます。

しかし二人とも後期高齢者になり、喜寿を迎え、まず夫が免許自主返納、続いて私も、そして車も手放しました。

となるとプライベートな旅行の場合、その形態は少し変わってきます。

滞在型が多くなり、サービスもよくお料理も美味しいワンラック上のホテルを選ぶようになりました。

お天気が悪く、予定の行動ができなくても、ホテル内でゆっくりくつろげて楽しめる、そんなホテルです。

 

今回は昨年同様、白馬東急ホテル!山小屋風の赤い屋根の瀟洒な外観に豪華な内装。

落ち着いたムードがありとても寛げるホテルです。

広いホテル専用のお庭があり、ロビー続きのテラスには椅子とストーブ。

そんなところで静かに時を紡ぐのもよし、アクティブにアウトドアーを楽しむのも良し、多種多様なホテルライフを満喫。

もちろんどこへでも送迎して頂け、車利用でない者にとっては有難いです。

そしてディナーはお箸で頂けるフランス風懐石。これがまた高齢者には量と言い味と言い絶品で大満足です。

また白馬を訪れることがあれば、ここ以外は考えられないぐらいお気に入りのホテルとなりました。

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続・白馬はどうも相性が悪い~栂池自然園

2024年09月26日 | 国内旅行

白馬二日目は今回の旅のメイン、栂池自然園散策です。

昨年、八方尾根と栂池自然園のつもりが、八方尾根は悪天候で歩き始めたものの、途中で断念。

翌日の栂池自然園はゴンドラ、ロープウェイも悪天候のため運行停止、入り口までさえも行かれませんでした。

そして今年、どうしても諦めきれず栂池自然園だけでもと再挑戦しました。

 

今年は9月に入ってから全国的に天候不順で変わりやすいお天気。

やはり18日も何やら怪しい空模様でしたが、夕方まで雨の心配はなさそうでした。それなら行ける!

ホテルから循環バス、ゴンドラリフトイブ、ロープウェイと乗り継ぎ、標高1880mの自然園駅まで所要時間約20分。

公園入口にあるビジターセンターからのスタートです。

<黒線を往復>

4つの湿原 「ミズバシウ湿原」「ワタスゲ湿原」「浮島湿原」「展望湿原」からなる大自然の空間、栂池自然園。

<ミズバショウ湿原 ここは車椅子でも通れます>

季節が合えば、数百種類の色鮮やかな高山植物に出会えるはず、楽しみにしていましたが、

歩くのに必死だったということもあり、残念ながらトリカブト以外は気がつきませんでした。

<ワタスゲ湿原>

 

紹介されているトレッキングコースは3種類。楠川で折り返す整備された木道のみの1時間コース、

<楠川 この辺りまでは楽勝かな>

ちょっとした登山気分を味わえる浮島湿原までの往復2時間コース、

白馬の大雪渓を眺められる展望湿原までの往復5,8キロ、所要時間3時間半の1周コース

大雪渓が観てみたいと展望湿原まで頑張って歩きました。

公園とはいえ楠川から先はアップダウンもあり、階段の段差も深く、大小の石ゴロゴロのガレ場もあり、

高齢者の私にとっては結構キツイコースでした。

お天気はあまりよくなく、展望湿原まで行っても大雪渓は見られないかもしれない(実際見えませんでした)、

でもやっぱり奥まで行ったという達成感を味わいたい、心眼で大雪渓を観てみたいという思いだけで先を急ぎました。

<展望湿原での眺めはこれが精いっぱいでした>

でもそんなに無理をすることはなかったと思います。白馬三山はどこからでもお天気がよければ見えます。

美味しい空気を胸いっぱい吸って所々景色の良いところに設置されたウッドデッキに座り、

のんびりと景色を眺めながら自然の中で過ごすのもまたよかったのではないかしら。今はそう思います。

私の歩く速度が遅いため、夫は帰りの循環バスの時間と天候の下り坂を気にして、展望湿原まで行ったものの、写真だけとって即引きかえすことに。

雲が勢いよく流れていましたので、もう少し待てば大雪渓が見えるかもしれないという思いは無視され、

後ろ髪ひかれる想いで展望湿原を後に同じコースで戻りました。残念でしたが夫の考えは正解。

入り口近くのミズバショウ湿原を歩いているころには、遠くに雷音、それも次第に近くなりついにどしゃぶりの☂。

 

今年も不完全燃焼の白馬!私ってどうも白馬とは相性が悪いようです。

本当はもう一度行きたい白馬ですが、もう無理かな~。

 

 

 

 

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白馬はどうも相性が悪い

2024年09月21日 | 国内旅行

昨年の秋(10月初旬)、白馬訪れ、3泊4日の内、晴れたのは初日と帰宅する最終日のみ。

肝心の活動日の中日二日間はお天気最悪

それでも霧雨の中、憧れの八方尾根を途中まで歩き、残念ながら八方池までは断念して引き返しました。

来年リベンジしましょうと心に誓いはしたものの・・・・今年は?

その時のブログはこちら クリックしてご覧ください → 10/10  10/11  10/13  10/14

 

今年早い段階で最初は8月末を計画、が、台風で日本大荒れ。9月に順延。

何があっても行くぞと心に決め、行って参りました。

脊柱管狭窄による坐骨神経痛がようやく治り、どうにか山歩きもできるとは思いましたが、

八方池まで歩ける体力、気力に自信がなく、今回は栂池自然公園散策をメインにしました。

ところが栂池自然公園、決して甘く見ていけません。最高地点展望湿原までは散策なんてものではなく、

78歳の私にとっては久しぶりのれっきとした山登でした。

しみじみこの夏の運動不足の堕落生活と加齢の影響を痛感したトレッキング旅行でした。

 

<9月17日>

 

新宿から特急あずさに乗り、穂高で途中下車。安曇野穂高の街を散策。

<白線を2時間かけて歩きました。歩数約14000歩>

山間の町とはいえ、最高気温33度、なんと暑いこと!

穂高駅で自転車をレンタルし、人気スポットをサイクリングしながら巡るのが最も効率的。

しかしわたしたちはどこまでも歩きで。のどかな田園風景ですが、とにかく暑かった!

歩いている人などひとりもいません。

 

駅のロッカーに荷物を預け穂高駅をスタート。夫案内、言われるままに歩きます。

吉祥山東光寺、曹洞宗の寺院で山門前に朱塗りの安曇野仁王様の大下駄があります。

この仁王様の下駄を履けば願い事が叶うと伝えられているそうです。私は履かずに座りました(笑)。

安曇野は道祖神の宝庫としても有名で、村の守り神として道の辻、三叉路などに立っています。

それから大王わさび農園方向に向けて、北アルプスを望むのどかな田園風景を眺めながらブラブラ歩き。

北アルプスの雪解け水が地下を流れているのでしょう。町中至る所にわさび田があります。

<ワサビ田>

 

遠方にみえるのが大王わさび農園です。以前訪れているので今回はパス。

有名な唱歌「早春賦」は、長野県大町市から安曇野一帯にかけての早春の情景を詠ったもので、

北アルプスが仰ぎ見える穂高川畔に歌碑が建てられています。

早春賦Soushunfu/歌いだし♪はるは なのみの/見やすい歌詞つき【日本の歌Japanese traditional song】

 

ここから戻ります。しばらく穂高川沿いを歩き、町中に入り碌山美術館へ。

ロダンの彫刻に強い影響を受け、日本近代彫刻の扉を開いたと言われる萩原守衛(碌山)。

彼の全彫刻作品や絵画を収蔵する美術館です。

安曇野には沢山の美術館がありますが、碌山美術館は駅から近くこじんまりとしていて、

趣のあるレンガ造りの建物が安曇野の自然にマッチし、とても落ち着く美術館です。

実は私、ここに到着するころにはほぼ熱中症状態でフラフラ。

だって33度の真昼間の炎天下2時間もあるかされたのですもの(夫は本当に健康です)。

とにかく涼しい箇所に座りたく、作品をゆっくり鑑賞する余裕はありませんでした。

入館料900円を支払い、冷房の効いた休息所で30分横にならせてもらいました。

そして見事に復活、最後に穂高神社に寄り明日からの旅の無事を祈り、白馬へ向かいました。

<穂高神社 上高地の明神池のほとりにあるのが奥宮 日本アルプスの総鎮守と呼ばれているそうです>

 

 

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古都奈良と吉野の桜~その(5)西の京 薬師寺 追記あり

2024年04月19日 | 国内旅行

<薬師寺 中門 東塔 西塔 美しい!>

薬師寺は唐招提寺から徒歩10分。

こちらも唐招提寺同様、広々とした境内で人も少なくのんびり見学できました。

薬師寺の建造物は殆どが昭和、平成の時代に再建されたもので、

創建当時から残る建物は唯一東塔(国宝)のみ。六重に見えますが、三重の塔です。

<東塔>

皆さんは高田好胤さんというお名前の薬師寺の管主を覚えておいででしょうか。

私が中学の修学旅行で薬師寺を訪れた時、高田好胤管主は副住職でいらして、

お話がとてもお上手で、ユーモアある講和に惹き付けられました。内容は忘れましたが・・・・。

彼は1967年、官主に就任、荒れ放題だった薬師寺の再建に力をそそぎ、金堂、中門、西塔など、

次々と再建して今の美しい薬師寺を作り上げたのだそうです。

<金堂>

<西塔>

私の中学3年生は14~5歳。その頃はまだまだ今の薬師寺の姿ではなかったのですね。

写真が残っていますが、確かに東塔しかありません。

金堂には国宝の薬師三尊像が安置されています。薬師如来の両側には月光、日光菩薩。

やや腰をくねらせたお姿は妖艶にも感じます。(仏さまにこんなことを言って失礼ですね)

 

薬師寺を後にして次に向かったのは平城宮跡。

<朱雀門広場 市民の憩いの場となっています。>

とにかく広い!平城京の中心地として栄えた広大な宮城を復元させたもので、今なお発掘が続き、

研究、整備が進んでいます。この地には古代への夢とロマンがあります。

全体的には古を感じるテーマパークといった感じでしょうか。一部写真のみで。

 

今回の旅行は完璧な個人旅行でしたので、それなりに準備は大変でした。

メインは吉野の桜を見ること。それで桜の開花に合わせて何回か日にちを変更し、

そのたびにホテルのキャンセルを繰り返し、改めて予約し直し。

個人旅行ですと、キャンセルも二日前までは無料でできるので助かります。一休を利用しました。

また効率よく観光するために、あらかじめ現地での交通手段、観光ルートも決めておかなければならず、

夫と手分けしてスケジュールを練り、出発前は結構忙しかったです。

これは認知症予防になるわねと夫と話しましたが、毎回これではちょっと疲れますね(苦笑)。

個人旅行の良さ、ツアーの良さ、それぞれあるでしょう。

上手く使い分け、これからも夫婦でもうしばらく旅行を楽しみたいと思っています。

次回奈良を訪れる機会があれば、斑鳩、飛鳥エリアへ!

 

最後におまけの1枚!

今から62~3年前中学時代の修学旅行の集合写真。興福寺の五重の塔の前で。

3年7組、みんなどうしているかな~?さ~私はどこにいるでしょう?

<追記>

2011年、ブログ友達のyasukonさんが薬師寺をツアー参加でお訪ねになり、

それはそれは詳しく分かり易く薬師寺を紹介していらっしゃいます。

私の記事と合わせてより深く薬師寺のことを知っていただきたく、ここにリンクさせていただきました。

yasukonさん、事後承諾となりましたことお許しください。

奈良 薬師寺 : 本当に幸せなの? (exblog.jp)

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古都奈良と吉野の桜~その4 西の京 唐招提寺

2024年04月18日 | 国内旅行

2泊3日の短い旅行でしたが、夫婦で入念な計画をたて遂行、この日が最後です。

お天気は最終日が一番よく、土曜日ということもあり、吉野や奈良市内は大変な混み様であろうと予想しながら、

私たちは奈良市内から少し離れ、西の京、唐招提寺、薬師寺、平城宮跡を訪れました。

路線バス、近鉄電車、そして歩きで効率よく巡ります。

朝食後、チェックアウト、ホテルに荷物を預かっていただき、バスで西の京を目指しました。

吉野、奈良公園とは違い、土曜日にも関わらず、とても静かなエリアで、心からほっとし癒されました。

まず薬師寺に向かいましたが、開門は9時、そこでやや引き返し8時半開門の唐招提寺から。

唐招提寺も薬師寺も最初訪れたのは中学生時代の修学旅行、2度目は夫が大阪に単身赴任中。

かれれこれ25年ぐらい前になるでしょうか。

唐招提寺といえば、井上靖の「天平の甍」!確か中学3年の国語の教科書に一部抜粋で載っていて、

とても印象に残り、その後読んだ記憶がありますが、あまりよく覚えていません。

こちらが井上靖が天平の甍と称した金堂の飾り物 し尾(”し”が変換できません)。

今ある甍は平成の大改修の折、新しく作られたもので、本物は唐招提寺内で保管されているそうです。

唐招提寺をこの歳で3度めの訪問をした今、その本を手にし、どんな感慨になるでしょう。

また読んでみたくなりました。早速図書館に予約しました。

 

国宝の仏像がずらりと並ぶ金堂はどっしりとした古色蒼然、天平時代の姿を今に伝える建造物です。

中には千手観音、本尊の廬舎那仏、薬師如来。残念ながら撮影禁止。

中でも千手観音菩薩立像は有名で圧倒されます。実際は現在の手は953本だそうです。

本当に953本あるのかしら?数えてみたくなります。

観音様の手には数々の持ち物!それらは人々の願いを叶えるための道具とされています。

ひとつでも分かればと思ったのですが、堂内は暗いこともあり、よく確認できませんでした。

昔の人はすごいな~!こんなものを作り上げてしまうのですから。

<某サイトからお借りしました>

手前に少し写っているのが金堂、奥に見えるのが講堂で、こちらも奈良らしいというか落ち着いた建造物です。

講堂の堂内に、千手観音立像の保存修理の様子が展示されていました。

修理の際には腕を一本一本外すのだそうで、大変な技術と時間を要する大変な作業ですね。

唐招提寺境内はとても静かで苔むしたお庭もあり、しっとりとこころ癒される空間でした。

↑<唐招提寺を創建された鑑真大和上が埋葬されている御廟>

静寂の境内

 

今回で旅行記を終わらせるつもりでしたが、できませんでした。

自分のための備忘録ですので、ご興味のない方はどうぞスルーしてくださいね。

次回は薬師寺、平城京跡、今回の旅行のまとめとなります。

 

 

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