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昨年の秋(10月初旬)、白馬訪れ、3泊4日の内、晴れたのは初日と帰宅する最終日のみ。
肝心の活動日の中日二日間はお天気最悪
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それでも霧雨の中、憧れの八方尾根を途中まで歩き、残念ながら八方池までは断念して引き返しました。
来年リベンジしましょうと心に誓いはしたものの・・・・今年は?
その時のブログはこちら クリックしてご覧ください → 10/10 10/11 10/13 10/14
今年早い段階で最初は8月末を計画、が、台風で日本大荒れ。9月に順延。
何があっても行くぞと心に決め、行って参りました。
脊柱管狭窄による坐骨神経痛がようやく治り、どうにか山歩きもできるとは思いましたが、
八方池まで歩ける体力、気力に自信がなく、今回は栂池自然公園散策をメインにしました。
ところが栂池自然公園、決して甘く見ていけません。最高地点展望湿原までは散策なんてものではなく、
78歳の私にとっては久しぶりのれっきとした山登でした。
しみじみこの夏の運動不足の堕落生活と加齢の影響を痛感したトレッキング旅行でした。
<9月17日>
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新宿から特急あずさに乗り、穂高で途中下車。安曇野穂高の街を散策。
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<白線を2時間かけて歩きました。歩数約14000歩>
山間の町とはいえ、最高気温33度、なんと暑いこと!
穂高駅で自転車をレンタルし、人気スポットをサイクリングしながら巡るのが最も効率的。
しかしわたしたちはどこまでも歩きで。のどかな田園風景ですが、とにかく暑かった!
歩いている人などひとりもいません。
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駅のロッカーに荷物を預け穂高駅をスタート。夫案内、言われるままに歩きます。
吉祥山東光寺、曹洞宗の寺院で山門前に朱塗りの安曇野仁王様の大下駄があります。
この仁王様の下駄を履けば願い事が叶うと伝えられているそうです。私は履かずに座りました(笑)。
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安曇野は道祖神の宝庫としても有名で、村の守り神として道の辻、三叉路などに立っています。
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それから大王わさび農園方向に向けて、北アルプスを望むのどかな田園風景を眺めながらブラブラ歩き。
北アルプスの雪解け水が地下を流れているのでしょう。町中至る所にわさび田があります。
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<ワサビ田>
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遠方にみえるのが大王わさび農園です。以前訪れているので今回はパス。
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有名な唱歌「早春賦」は、長野県大町市から安曇野一帯にかけての早春の情景を詠ったもので、
北アルプスが仰ぎ見える穂高川畔に歌碑が建てられています。
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早春賦Soushunfu/歌いだし♪はるは なのみの/見やすい歌詞つき【日本の歌Japanese traditional song】
ここから戻ります。しばらく穂高川沿いを歩き、町中に入り碌山美術館へ。
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ロダンの彫刻に強い影響を受け、日本近代彫刻の扉を開いたと言われる萩原守衛(碌山)。
彼の全彫刻作品や絵画を収蔵する美術館です。
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安曇野には沢山の美術館がありますが、碌山美術館は駅から近くこじんまりとしていて、
趣のあるレンガ造りの建物が安曇野の自然にマッチし、とても落ち着く美術館です。
実は私、ここに到着するころにはほぼ熱中症状態でフラフラ。
だって33度の真昼間の炎天下2時間もあるかされたのですもの(夫は本当に健康です)。
とにかく涼しい箇所に座りたく、作品をゆっくり鑑賞する余裕はありませんでした。
入館料900円を支払い、冷房の効いた休息所で30分横にならせてもらいました。
そして見事に復活、最後に穂高神社に寄り明日からの旅の無事を祈り、白馬へ向かいました。
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<穂高神社 上高地の明神池のほとりにあるのが奥宮 日本アルプスの総鎮守と呼ばれているそうです>