全国で1000人を越えるコロナ新規感染者を出してしまった今日、
私としてはかなり勇気あるお出かけになりました。
電車に乗って45分、首都圏ニュースで知った二つの美術館での催し物に行ってきました。
コロナとの共存を日常にするためには、やりたいことを感染予防を徹底しながらやる!
私はそう決めたのです。それで感染してしまったらそれはそれで運命と割り切ります。
感染させない自信はあるつもりです。
場所は上野恩賜公園にある東京都美術館と芸大美術館です。
今は3密をさけるため、大抵の美術館が日時指定の入れ替え制になっています。
チケットは展覧会公式ウェブサイトのみの販売で、パソコン、スマホから日時指定で購入します。
私と夫は午前中は10時10分からの東京都美術館の「日本三大浮世絵コレクション展」
午後は13時30分から東京芸術大学美術館の「特別展 あるがままアート」に。
「浮世絵展」は65歳以上1000円、「あるがままアート」は無料です。
浮世絵と言えば、私たちが最もよく知るのは葛飾北斎、歌川広重、東洲斎写楽でしょうか。
葛飾北斎、歌川広重あたりは自然描写が多く、それ以前はもっぱら美人画、役者絵が主です。
先月読んだ原田マハさんの「たゆたえども沈まず」では、浮世絵が西洋の印象派の画家たちに、
大きな影響を与えたとありました。特にゴッホは浮世絵の影響を強く受けた画家のひとりです。
江戸時代、日本では浮世絵は庶民層に愛好される文化で、決して格調高いものではなかったとか。
よって海外にかなりの数の浮世絵が安価で流され、売買されていたようです。
浮世絵の完成には絵師、彫師、摺師が居なければなりませんよね(間違っていたらごめんなさい)。
絵師(北斎や広重等)のみならず、腕のある彫師、摺師の存在は大きいのではないかと思いました。
一枚の美しい浮世絵ができるのにどれだけの時間を要するのかしら?
何枚も彫り、何枚も摺り・・・・・・なんて考えながら鑑賞していました。
残念ながら写真撮影は禁止でした。
午後からの芸大美術館での「あるがままアート」は全く予備知識がなく、無料でもあるしついでにと。
が、どんな展示会だろうとそのテーマからいろいろ想像し、楽しみでもありました。
既存の美術のジャンル、教育、障害の有無などに左右されず、自由にあるがままの世界を表現する!
そんな人知れずのアーティストたちのダイナミックな作品が展示されていました。
ここでなんと表現してよいのかわかりません。
しかし作家一人一人が映像でも紹介され、それと合わせて、心にズシンと響く作品ばかりでした。
9月6日まで開催されています。上野に行かれる機会がありましたら、是非のぞいてみてはいかがでしょうか。
コロナを恐れて、家に引きこもるばかりではなく、たまには外へ出ることも必要と思った一日でした。
以下公式ウェブサイトを載せておきます。ご興味のある方はクリックしてご覧ください。
日本三大浮世絵コレクション
特別展あるがままアート