夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

室内作業は一休み 昔撮った映像を観て思う事

2019-11-02 20:47:00 | Weblog
連日部屋にこもって電子回路を追うのは精神衛生上好ましくありません。今日は秋晴れ、外に出ましょう。週一のウォーキングで汗を流してきました。
先週は曇っていて黒姫が見えませんでしたが今日のスタート地点はご覧の通り。


4Kmを33分24秒で歩いて気分爽快。いつもの場所で湧き水を汲んできました。


先日、制作中の作品を編集していたら映像保存用HDDに昔撮った貴重な映像を発見。これは20年位前に超古い民生用カメラ Sony HVC-F1とVTRはSLV-F1で撮ったもので、今は解体されて跡形も無い旧豊田村の小学校です。
導入部は山の蕎麦畑。


夏の終わりでツリガネニンジンが咲いていました。


これが廃校になって放置されていた永田小学校西分校です。


昔の学校はみんなこういう作りでした。


窓ガラスに校庭の木が映りこんでいます。


校庭の隅の柳です。枝が風に揺れていました。


昼過ぎの日差しの校舎です。


これが昔の民生用撮像管カメラとベータマックスによる映像です。ホワイトバランスがプリセットなので全体に緑かぶりしていますがそんなのはどうでもいい事。8ミリフィルムとは質が違いますが見事に「あの時」の「心象風景」が捉えられていて、なんとも言えない郷愁に満ちています。
これが今のHDならどうなんでしょう。単に生々しい「そのまんま」の、味も素っ気もない見た目のままの映像になっちゃうと思うのです。
映像における「画質」って、何なんでしょう。これは観る側じゃなく作り手にとってジレンマになっているんじゃあないでしょうか。

もうひとつネタがあります。
私が生まれ育ったのは北信濃の須坂市です。今は同じ北信濃の飯綱町に住んでいますが、昨日実家で面白い物を見つけて持ち帰りました。

いつどうやって手に入れたかは記憶がありませんが、今はすっかり寂れた須坂ショッピングセンターがオープンするときのポスターです。
ポスターには年がどこにもありませんが、調べたら昭和44年、1969年です。アポロ11号が月面着陸した年です。当時私は20歳、50年前!
あの頃、町のあっちこっちでこのポスターを見た覚えがあります。オープンした頃のショッピングセンターは大盛況でした。今は廃墟寸前、時代がすっかり変わってしまったし自分も歳をとったものだと痛感します。
これは「線路端の猫戯子」に組み込もうと考えました。どうせなら更地になってしまった山の小学校の映像も使いましょう。
コメント
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