夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

テレシネ素材の扱いについて試行錯誤

2020-08-07 10:05:04 | Weblog
朝からテレシネ装置をちょっと改良しました。
HVR-Z5JはACアダプターから電源を供給しますがこのアダプターが邪魔なので装置の空きスペースに木の板で台を作って取り付け、そこに載せることにしました。

いいじゃないですか。

では、8㍉フィルムからテレシネテストした動画の扱いについて試した手順です。

1 エリアルイメージによるテレシネ映像をカメラ(HVR-Z5J)でテープにHDVモードで録画
2 ワークステーション(ThinkStation S20 Windows7) のPremiere Pro2.0でキャプチャ
3 VideoPad でキャプチャした動画を読み込み、編集

こんな手順です。一旦テープに録画しなくてもダイレクトにキャプチャした方が能率がいいので本番はそうします。失敗しても一瞬で削除できますからね。

Windows7上の Premiere Pro2.0 は制限があって基本的にHDVには対応しませんが強引にやらせます。見た目ではキャプチャの後、右下に"インデックス***"表示が出てこいつが永遠に続きますが構わず終了させます。
VideoPadを開いてキャプチャしたファイルを読み込みます。
こんな表示が出ますがすぐに終わります。


何の問題もなく読み込みました。


タイムラインに置きます。


テレシネ映像は左右逆なので"動画エフェクト"から"反転"を選んで


左右反転させます。


これも問題なくできました。


次に時間変更です。テレシネはフリッカーを消すために映写速度を20コマに調整するので元のコマ数に戻す必要があります。
このフィルムはELMO C300というカメラで、確か18コマで撮ったものですが、回転部が渋くて電池の消耗が激しく徐々にコマ数が落ちる傾向がありました。見た目で自然な感じにするのは90%程度でした。20x90%だと18コマで当たり前ですが、この辺はもっと詰める必要があります。


左右反転と時間を変更した結果です。


次の作業はHDの1920x1080の左右にマスクをかけたいんですが方法は色々ありそうなのでこれから挑戦します。

やってみました。Illustrator CS2 でこんなのを作って


Photoshop CS2にコピー、名前を付けて保存。


VideoPad の"画像"ボックスに読み込んでタイムラインの"動画トラック2" に置いて長さを全編に伸ばします。


成功です。左右のブランクにマスクが掛かりました。

ちなみにこの人物は1975年、26歳の私です。今は胡麻塩頭のGG。

マスクは左右それぞれ220x1080pixel です。マスク部のカラー設定は当然 R:16 G:16 B:16 背景は透明。
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