夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

8㍉テレシネ オリジナルはもっと鮮明だった気がするんだけど

2020-08-21 15:21:34 | Weblog
昨日は懐かしいフィルムをテレシネでキャプチャに成功して喜んだのですが、前に YouTube にアップした映像と比べてみたら「ん?」。
スクリーンに映写して3管っ業務用カメラ Ikegami ITC-735 で撮った映像と比べると色味は格段に良くなっていますが何か物足りないんです。
あのフィルムが現像から戻ってきて映写機で観たときの、こりゃあまるで16㍉みたいだと感動した映像には及びません。あのときはカメラの持ち主の友人を呼んで何度も観た覚えがあります。
試しに本当はやりたくないんですが、Premiere でシャープネスを嫌味にならない程度、100スケールの7かけてみました。が、結果はほとんど効果なし。

朝から昨日と設定を変えて部分的にキャプチャしてみました。シャッター速度を 1/60 、光量が減ったので拡散スクリーンは1枚にして外部モニターを見てアイリスは F6.8 。フォーカスも再調整。シャッター速度を1/60に戻したのは考えがあってではありません。


これは昨日の結果です。


先程キャプチャした結果は


画面下の看板の文字に明らかに違いが出ました。全体を見てもかなり鮮明になりました。
8㍉フィルムの水平解像度は一部で240本という説があります。私は数字至上主義ではないのでフィルムに水平解像度なんていう概念は当てはまらないという考えですが、敢えてそれで考えるとテレシネの設定は細心の注意を払わないと240本の解像度を発揮できないということ。

一休みして頭を冷やして(暑いので冷えませんが)カメラの MENU で設定項目を見ていたら "HDV→DV変換" という項目がありました。しかも 4:3 で切り取るエッジクロップが選べます。

この設定でやったらどうなるか、

やってみました。ダウンコンバートするので Windows7 の Premiere Pro2.0 でキャプチャ可能です。

前より鮮明になったような感じだぞ!

これは前にDVモードでキャプチャした映像から。


明らかに差が出ました。これはいけます。フィルムをスクリーンに映写した感じに近くなりました。
夜になって涼しくなったらこのモードでキャプチャしてみます。
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