夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

カメラのホワイトバランスについて

2021-04-17 23:08:35 | Weblog
ホームページに使う各種カメラの写真をいわゆる物撮りしたんですが、背景を模造紙サイズの白い画用紙にしたのに色が付いてしまいます。
使ったカメラは FinePix S2Pro で、照明は曇りの日に窓からの自然光、もちろん青空じゃなく薄雲からの拡散光を使いました。
ホワイトバランスのモードは先日晴天野外で自作のチャートを使って設定したカスタム。今思うとあれはまずかったかも。

何年か前に、放送用カメラのホワイトバランスをとるために使う白い素材を試したことがあります。
毎度のハードオフで買っておいたブラックライトを当てて蛍光処理してあるか、何種類かの紙と他の使えそうな素材で調べたんです。暗闇でブラックライトを当てると面白い結果が出ました。
紙はほとんどが見た目真っ白になるよう蛍光処理してあることがわかりました。
これが私のブラックライトです。これで確認してみましょう。


先程、 FinePix S2Pro のホワイトバランスをとるのに使ったチャートに


ブラックライトを当てたら

見事に青く光りました。
これは FinePix S2Pro じゃなくコンデジで発光禁止で撮りました。

物撮りに使った模造紙サイズの画用紙は


これも青く光りました。

蛍光処理が悪さをしたと思います。

次に前にテストして選びビデオ撮影に使うつもりで用意した厚紙を確認。


ほとんど光りません。


持ち運びに便利なので選んだダイソーのクリップボードも確認。


これも良好です。


ものはついで、このスケッチブックも使えるんじゃないか


まあまあです。


蛍光処理してある紙はホワイトバランスをとるには不適切だという知識はありましたし実際ビデオ撮影用に選んだ厚紙とクリップボードはスキャナーで画像として取り込んで色味の確認までしたことがあります。
FinePix S2Pro は前に使っていたCanon EOS20D よりシビアな感じなのでこのあたりは今後の課題です。
ついでですが、EOS20D は Jr も持っていて数年前2台並べてまったく同じ設定で風景を撮ったことがありますが、明らかに色が違いました。デジカメは個体差がかなりあるようです。
ホームページ用の写真は PhotoShop でなんとか誤魔化して使えるようにしましたが FinePix S2Pro は長く使うつもりなので自分なりのチューニングをしてやろうと企んでいます。

翌朝ふと窓からの直射日光が模造紙サイズの画用紙の裏から当たっているのを見てびっくり!

なんと紫色じゃないですか。
蛍光処理のためでしょう。これじゃあ写真に撮ったら変な色味になるわけです。
でもねえ、どうしてこんな処理をするんでしょう。写真の色云々はともかく人体に影響はないんでしょうか。
コメント
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