夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

ひたすら長編映像詩の編集を続けています

2022-02-02 11:42:55 | Weblog
3月31日、長野電鉄木島線廃止から20年、屋代線廃止から10年を期して「線路端の猫戯子」完成版を公開するために編集を続けています。
入れ替えたワークステーションはモニターを EIZO に変更して快調。


50のシーケンスのラスト近く、「旅の終わり」です。


弟の友人(故人)と仲間のオリジナルフォークソング「スザカシティブルース」が流れる中、春から秋までの木島線車窓風景がオーバーラップで入れ替わります。


これを見ていると昨日のようですが20年前です。


ここは中野市の田上駅から北に向かう、木島線で一番好きな風景。


季節毎に車内から撮影した映像です。痛恨の極みは冬のカットを撮り損ねたこと。


飯山市との境目、この地域のふるさとの山 高社山の際を走ってくる電車です。今では北陸新幹線の高架で風景は一変しました。


2002年春、木島線は間もなく廃止。今まで通りの車内の様子を撮るのはこれがラストチャンス。実際はこの後も2回乗車しましたが、廃止前に乗っておこうという人たちで混み合っていました。

通路のこの子は遠い昔の自分自身を見ているようでした。

それにしても2002年当時は今と比べて少なくとも長野電鉄はおおらかでした。
車内に業務用の大きなビデオカメラ(Ikegami ITC-870)を木製三脚にセットして撮影しても運転士も乗客も意に介することもありませんでした。
もちろん事前に了解を得るなんてことはせず一発勝負です。今ならトラブルが発生するでしょう。
そういえば木島駅で親しく話した運転士さんは今どうしているかな。
コメント
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