池上通信機の名作カメラ HL-95 は2018年暮れの21日に工房にやってきました。
池上最後の撮像管カメラでVA-95SAを介してベーカムBVV-5と組み合わせると一体型になります。
わくわくしながら電源を入れたら色が変!。
それから17日間正月返上で悪戦苦闘、故障箇所が判明して電解コンデンサーを1本と予防保全でもう1本交換して使えるようになったカメラです。
よく修理できたものだと我ながら天晴れ!
ただし、電源投入数秒間"MEMORY BREAK"のメッセージがVFに出ます。(これでも使えますが)
今日は時間がとれるので原因を調べることにしました。
言っときますが私は電子回路についてはほとんど素人です。
BVV-5とレンズ、VFを外し身軽にしてカバー類を外します。
これより古いHL-79Eはバックアップのリチウム電池が基板に載っていてそれが終わっていたので外付けで対処しました。
HL-95はいくら探しても電池はありません。
ということはスーパーコンデンサーがあるんじゃないかと勝手に想像。
R撮像管の近くにあるこれは何じゃ?。やや大きい電解コンデンサーです。
こじって電圧と容量を確認。25V 1000μFと容量は大きいけど単なる電解コンデンサーです。
ここで各ユニットの奥にそれらしいのを発見。
邪魔なENCとHLCユニットを抜いて老眼鏡で見ると
これ、スーパーコンデンサーじゃないか?。5.5V 0.10F=100000μFの電気二重層コンデンサーです。
このコンデンサー、いったいいくらなのか調べてみました。
寸法は小さいけど同じ規格品が「電子部品 鈴商」さんで税込み¥220。どうしようかな。
取り寄せるにしてもとりあえずカバーを戻しておきましょう。
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