夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

じゆうななもじ君 句集 2015年春

2015年05月03日 22時22分06秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
            2015年 春

           夜風吹き一句も得られず春は去り
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じゆうななもじ君 句集 2014・15年冬

2015年01月11日 20時22分50秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
              2014・15年 冬

           竹箒落ち葉一枚舞い降れり
           舞い散りし落ち葉に墓石冷たし
           小春日に布団たたきて留守まもり
           鼻水や冬至を待ちて朝餉かな
           冴えざえと下弦の月よ宙渡り
           肩すぼめ大寒近き風走る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じゆうななもじ君 句集 2014年 秋

2014年10月14日 22時38分54秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
             2014年 

           盆支度二階静まり父の部屋
           茹卵殻はぺろりと今朝の秋
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じゆうななもじ君句集 2014年 夏

2014年08月01日 19時08分17秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
         2014年 

      夏らしからぬ雨に濡れし裾かな
      水たまり梅雨満月は登りけり
      初蝉や鎮守の森に眠気差す
      日も暮れし時計見上げて蝉しぐれ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じゆうななもじ君句集 2014年春

2014年04月23日 09時52分38秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
2014年 

         屋根瓦立春ほどに雪化粧
         陽に光り梢は垂れし春の雪
         残寒や暦を見上げ番茶濃し
         春寒や柔らに垂れし雨の糸

         風もなくにぎわい消えて雨の花
         空晴れて袋も軽し春キャベツ
         空豆の匂い漂う小雨かな
         風呂敷を背負いし祖母や春終わる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「じゆうななもじ君 句集」2013年

2014年04月05日 10時27分33秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
 「じゆうななもじ君 句集」2013年

          雲切れて葉のなき影や春の朝
          代掻きの濁りし水に白き雲
          不意打ちの雷雨は過ぎし夏明ける
          刈り込みに乗せたるようにサツキかな
          新緑がわずかに揺れる薄曇り
          脱衣場に籐椅子有りて川の音
          一雨で夏草のびたり窓の外
          月はなし夏草揺れて風ぬける
          仏壇の先行落ちて夏の午後
          仏壇の残りし飯や蒸し暑し
          梅雨の中休みほどの曇天かな
          薄日さし雲は白く草青む
          夕立の雨の香りや急ぎ行く
          七夕や宵待歩行自由なり
          夏の雨窓開け放ち日は暮れし
          盆の蝉うら悲しさに微睡て
          秋の風ごろ寝布団の陽の香り
          小春日に静かに逝きし箱の棺
          小春日に静かに逝きて箱の棺
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「じゆうななもじ君 句集」2012年

2014年04月05日 10時20分36秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
 「じゆうななもじ君 句集」2012年

             飛ぶ鳥の影もゆるりと春近し
             見上げれば立春大吉寺の屋根
             若葉萌えし遠き山に雪残り
             朝顔の咲いてはつぼむ風涼し
             なに想う夜蝉のごとく鳴けばいい
             通り雨傘をたためば蝉の声
             地味なれどシオカラトンボ舞い来たり
             別世界に迷い入りけり残暑かな
             秋の蝉眠たき午後の窓辺かな
             地に落ちし動かぬ蝉の思い出は
             秋思する雲は静かに西日さし
             秋告げる遠雷ひかり雨の香や
             路地裏や便所コオロギ灯はこぼれ
             小萩咲く幽境の夜やそぞろ神
             足弱く菊を飾るや老いし母
             ゆうらりと彼岸も近き静けさや
             窓開けし素足さみしき秋の空
             薄日さす桜紅葉に猫散歩
             秋寒やごみ出す人の声響き
             立冬や今朝の陽ざしの暖かさ
             冬晴れに窓に映るや雲白し
             洗濯もの干すついでに日向ぼこ

(旧ブログからの転載です)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「じゆうななもじ君 句集」2011年

2014年04月05日 10時11分11秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
 「じゆうななもじ君 句集」2011年

    風もなく節の仕度や台所
    冬晴れにバラが一輪咲きつづけ
    七草粥セットと肉まんぶら下げ
    晴れ渡る空はきりりと寒の入り
    風花の舞いて地に落つ静けさや
    影淡く梢のつぼみ冬土用
    寝ぼけ顔オレンジの陽寒過ぎ行く
    くしゃみして空見上げれば春隣
    日本は資産大国と鬼笑い
    空眺め立春大吉つぶやきし
    寝ぼけ顔花のつぼみや春浅し
    寝ぼけた日差しほどの春の眩しさ
    朝靄のなかに春の女神を見た      
    春の雪明日は受け取りに行くから
    陽だまりや空き地の猫の恋浅し
    春の雪が静かに消えゆく夜は      
    布団干すと陽陰り春気まぐれ
    シャラシャラと気持ちよくもあり淡雪
    強い風春一番モドキか寒い
    春寒に一点のぬくもり空見る        
    珈琲の湯気も淡く春の薄日        
    路地に思い出したように梅の花        
    柔らかく春雨の糸は重なり
    空光りて冷たい春の西風
    春疾風心に抜けて雲高し
    空きのう浮かんでいた雲はどこに
    やさしい風雀は遊ぶ立夏の陽        
    首輪して犬の背中や夏至の朝
    見えてをり西の空の長き梅雨
    蒸し暑き流しの中の洗い桶
    ぬるき雨傘をかつぐ老婆かな
    百日紅鳩滑らすな雨宿り
    晴れ渡り日の丸弁当秋の雲
    秋の雲気ままに流れて何を見る
    母の一人住む庭にやわらかき陽
    立冬の外灯暗し光る空
    薄き陽に時は動かず冬の柿
    冬夜空に星もなくため息つく
    落ちる葉や肩に感じて空見上げ
    風吹けば枯葉の時雨淡き陽に
    風呂の湯気初冬の夜の深き中
    落葉や素足さみしき朝日かな
    床屋出て見上げる空や浅き冬
    寒空の下干す木綿シャツのしわ
    影長し硬き光に枯葉舞う
    影流し硬き光に枯葉落つ
    テレビ背に柚子の皮削ぐ夕暮れに
    透きとおりをり白き冬の満月
    丸め配られカレンダー年の暮れ
    冬の陽や風呂の残り湯汲みてをり
    影長し背中の陽冬至は近し
    夕暮れや福引の鐘鳴り響き
    ちんどん屋木枯らし吹くや鐘太鼓
    深(しん)と凍えし空夜明けの三日月
    寝床出て冬至の空や鳥一羽
    風花や信号変わり消えにけり
    うつむけば銀杏落ち葉は舞いてをり
    大掃除抜けて一服青き空
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「じゆうななもじくん句集」2010年

2014年04月05日 09時36分37秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
 「じゆうななもじくん句集」2010年

        夜蝉が僕の眠りを誘うよう
        目覚めた光の中沸き立つ雲が
        氷の溶けたアイスコーヒー蝉鳴く
        外に出たらドライヤーの風が吹き
        じいちゃんは暑いなぁ~と犬と散歩
        心が見えたら互いに楽なのに
        黒い雨雲どこかに流れていった
        東の夜空に光り輝く星
        ぬるい水植木の鉢に残暑かな
        スーパーの弁当あける静けさは
        蒸し暑し急ぎ鳴く夕暮れの蝉
        透き通る声だった心に直接
        遠い台風なのに翻弄される
        強い雨黒い雲が陽を隠して
        台風は何処へ黒い雲光る
        猿知恵には猿知恵ラッキョの皮剥く
        新サンマ三百円のため息
        目覚まし止めて心地よく十五分
        どんよりと風なく木々のむせる息
        熱帯夜微風の夜風止まらぬ汗
        風呂あがり麦茶もすぐに背に流れ
        布団を干す気持ち良くもあり地獄
        掃除機を出したままぼうっと空見る
        アイデンティティー安置するもんじゃない
        正直者いじめられる世の中に
        生意気にゴツゴツとしたベビーゴーヤ
        天気予報雨ですと喜ばせど
        スーパーの果物売り場秋の色
        悲しいと僕の心聞かないふり
        静けさに洗濯機うなる朝の風
        静けさにたくさん何したらいいの
        夏の日差しでも風は秋の香り
        洗濯物ワルツの程度に風吹く
        心がわからないから平和がある
        車も涼しい夜は機嫌がいい
        残暑にしんなり肩を落とす葉っぱ
        風呂を洗いながらついでに体も
        賞味期限切れ時の流れ1年
        つぶやきもつぶやきほどに心あり
        孤独な夜蝉一匹何を夢見る
        月の傍らに輝き添う星
        公園に椰子が生えるかもしれない
        隣家の目覚まし時計で目が覚めた
        ジキニンのコマーシャル見るに勇み足
        ゴーヤの実食いどき迷い秋の色
        夏の女神の夫も夏バテてしてた
        洗っても汗のしみこんだシャツ捨てた
        台風の線路が温暖化ルートへ
        リツイートやってはみたが誰に届くやら
        台風の過ぎた草むら静まれリ
        我が家のペットも投票代表選
        サンダルの足に感じる秋の風
        夏バテの葉をそっとなでる秋の風
        心のゆがみそのままに言葉にも
        名月も汗拭きつつ薄もなく
        秋雨前線北の海徘徊
        洗濯物も爽やかに揺れてをり
        風になれるかおぼつかない風向き
        彼岸花冷たき雨の夕暮れに
        はっとして冷たい風に桜もみぢ
        秋晴れのまぶしさ路地の庭に萩
        秋空に白いベール何描こう
        空っぽな秋の空に飛ぶ鳥もなし
        うつむいて散歩するも秋を見つけ
        ちょこんと一つだけ残った甘き柿
        秋陽射し交通情報流れをリ
        原っぱの花小さく光り秋雨
        歯ブラシで喉の奥を突いてオエェ~
        喉奥にコーヒー沁みる雨あがり
        流れ去る雨雲眺め柿を剥く
        見上げれば秋の半月もの思い
        早朝にうっすら桜もみじ揺れ
        コンビニの明り射す秋の夕暮れ
        厚き雲に並び飛ぶや渡り鳥
        雨あがり空き地の草やそぞろ寒
        さすがに夏の上着じゃきまりわるし
        草の息出窓曇りし秋の朝
        冬支度箪笥の匂い静かなリ
        ヒンヤリと秋の蚊一匹隠れ入る
        秋深き柔らか日向句集読み
        街灯や行き交う人に秋時雨
        木枯らし一番頬杖つくばかり
        小雨ふり飛ぶ鳥急ぐ桜もみぢ
        傘閉じて暗き玄関火の恋し
        曇天や政治欄読み秋も暮れ
        秋雨冷たし沢庵かじる音
        雨あがり珈琲の湯気薄き秋
        秋寒にスナック絵瑠座灯りをり
        柿も熟れ林檎は赤し暗き朝
        公園に過ぎ行く秋や灯は点り
        空に秋という人冬という人
        青空に心の見えし赤き柿
        クリスマスや正月が億劫になった
        目覚めれば立冬の空はそれなりに
        洗濯した毛布しわは陽に硬し
        輝いて小春の木々は葉を落とし
        湯豆腐や月の夕暮れタレ甘し
        快晴落ち葉を踏んで歩きたいね
        気が付けば街灯暗し冬茜
        鏡見て白き髪増えくさめかな
        眺めれば煙動かず焚き火かな
        人心も眺めれば一つの景色
        落ち葉も輝くよう晴れたらいいね
        雨もやみ傘も邪魔なり懐手
        柔らかに降りそそぐよう冬日差し
        スーパー出て早き夕暮れ星ひとつ
        暗き空一つ二つの冬の柿
        冬の柿二つ残れば空見よう
        白い雲の空がすべて輝きし
        冬ざれの水溜りに空写りて
        北風に葉っぱの恋は暖かし
        新日記並べる書店員に笑顔
        冬晴れてセーターの背の日差しかな
        炬燵よりのんびり雲を見送りて
        布団干すたたけば師走の風向き
        冬日差し葉もなき木々の影並ぶ
        暖冬の街の夜に星も冴えずに
        道端に落ち葉の吹きだまり陽さす
        葛根湯口に広がる今朝の冬
        冬の弱い日差しが川面に光り
        十二月写る灯やさしレストラン
        冬の雨にいつしか灯る街灯
        冬飛ぶ鳥は黒く灰色のビル
        冬の日差し雲の隙間からチラ見
        十五センチのクリスマスケーキ予約
        大掃除積年の埃見つめて
        レジ袋冬至も近き夜に揺れ
        冬の雨でもきっと暖かくなれる
        イルミネーション冬至過ぎの夜の祭り
        冬至心沈む初冬は過ぎ行く
        愛うしき弱き陽照る冬の梢
        タオル干す影に驚き冬の蜂
        カートに入れる柚子の黄色に微笑む
        どこかで光るような愛イブの夜
        年末の気の急く中に空見上げ
        大掃除障子見つめつつ溜め息
        寒空にひっそりと年は暮れ行き
    
(旧ブログより転載)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする