夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2015年 8月23日(日)「戦後レジームからの脱却と安倍談話」

2015年08月23日 21時54分00秒 | 「政治・経済」
安倍政権の政策の柱は戦後レジームからの脱却でしょう。
これと先日発表された安倍談話との関連性はどこにあるのか。
安倍談話については「お詫び」の言葉が入るかどうかが焦点とされた。そしてこのお詫びが入ることで一定の評価がされた面がある。しかし談話の中身のお詫びは、安倍総理自身がお詫びという言葉を話したというのではなくて、歴代の総理がこれまでお詫びをしてきましたというだけです。
この歴代の総理がお詫びをしてきたから自分としてはお詫びの言葉は使わないと言っている面がある。
これと戦後レジームからの脱却との関係はどこにあるとみるべきでしょうか?
安倍総理の戦後レジームからの脱却とはある意味戦前の日本の名誉回復にある。それは歴代の総理がお詫びしてきた間違いはあるが、それは植民地主義全体に問題があったという事で、日本は再び植民地主義には立たないという事でしょう。ここでは戦前の日本の行いが一般化されたものとして現れている。日本もこの植民地主義という過ちを犯したという事でしょう。植民地主義は多くの先進国が経験をし、日本やドイツはその植民地の再配分を求めただけという事でしょう。こう考えれば日本も世界の列強も同じ過ちを犯したのだという中に戦前の日本の名誉回復を言っているという事です。
しかし同じ植民地主義とするならばなぜ日本は70年たった今でもアジアの国から批判され続けているのか?
それは日本やドイツには特殊性があったという事です。そして日本は常に戦前の日本の名誉を回復するために国内的には戦前を引きずってきているという事でしょう。だからドイツと日本の違いが出る。
そして新たにアメリカとの軍事ブロック化をアジアにおいて主張し始めている。安倍談話では日本が孤立したことへの反省があった。そこで今の日本はアメリカとのブロック化の中で軍事行動を行うとする。これが積極的平和主義でしょう。
アメリカも安倍カードをアジアにおいて切ろうとしている。
しかし先にも書いたがアメリカの傘の下とはいえ特殊性を日本国内で維持する日本の軍事行動をヨーロッパ各国の軍事行動と同じように見るかといえばそうではないでしょう。
コメント
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