静岡県の清水市が、いつの間にか『静岡市清水区』になっていた件。
全然知らなかったよ...
旧東海道歩きもいよいよ最大の難関。
その険しさに『どんぐりほどの涙こぼるる』
峠越えとなりました!
ひと時、穏やかになったかと思えば、また次の険しさに。
しかし、それを越えれば大パノラマ!
駿河湾の美しさを正面に。
そして、右手には富士山!
さらに...長い急坂を下れば、誰もいない道とはいえ、そこはもう隣県。
旧東海道歩きもこれで一旦休憩かな?
続きはいずれまた!
いよいよ箱根に入った、旧東海道歩きも。
かつての面影を残す、石畳を踏みしめ、進むこととなりました。
とは言っても、石畳ではない箇所あり...
川あり
茶屋あり
雪もあり。
なぜか、山中に残された靴もあり(笑)
そうこうしているうちに、
「あ、見えてきた!」
ついに芦ノ湖に到着!とあいなりました。
...先は長いが(笑)頑張ります。
後ろに見えるは、
「みかんと餅は『ヤメろ!』と言われるまで延々と食っていられる」
というお方。
旧東海道歩きでは、茅ヶ崎を過ぎた辺りから、
ところどころで、みかんの『良心市』を見かけるようになる。
『良心市』とは、
商品のそばに設置された貯金箱にコインを入れて、
『勝手に販売してもらう』システムだが、
これがやたらに安い。
民家の軒先で、または玄関先で。
とりわけ、大磯を過ぎたあたりからは、
本当に、数十メートルごとに、
相場『100円/kg』のみかんが置かれていた印象である。
歩き旅ゆえ、そう沢山は買って帰れないのが残念なところではあったが、
それでも日を替えて、
各所で三袋ほど買ってみたら、
どれも見事に美味しくて、
実は神奈川県は隠れた柑橘王国なのだなぁ、
などと、感心してみたりする。
『箱根の奥様』からも、立派なレモンを頂いたし。
そういえば、いつか誰かが言っていたが、
「柑橘類は、潮風が当たる斜面でよく育つ」
のだそうで、
そういえば、我が家も埋め立てられた『海』から近くて斜面のそばにあるせいか、
昨秋は5つ、小さな木から、レモンの実が収穫出来た。
刷毛でツンツン、受粉を促したことも関係あるかもしれないが(笑)
リモンチェッロ、漬けました!
一番左の瓶は我が家産レモン。
他に、旧東海道歩き中に、みかん問屋さんで買ったものもあるし、
もちろん、箱根の奥様から頂いたものを使った瓶も!
旧東海道歩きも、とうとう箱根に入り...
途中、ちょっとコンビニに立ち寄ったゴンザを表で待っていたら。
突然、見知らぬご婦人が、
「あら、あなた歩き?ちょっと待って!レモン持って行かない?」と。
「ありがとうございます。でも...」
戸惑い、遠慮する私に、
「いいの、いいの!ここで待ってて♪」
と、もぎたてのレモンをどっさり。
「ずっと無農薬なのよ!ほら、いい香りでしょう?」
恐縮して、何度もお礼を言う私に、照れたように背を向けて足早に。
まさに、旅は...
歩くも止まるも世は情け。
頂いたレモンは香りが逃げないうちに、レモンチェッロにしよう。
そして、店が再開したら、お客様に飲んで貰おう。
優しく、気さくな『箱根の奥様』。
本当にありがとうございました。
今日はそれ以外にも、薬局のご主人に親切に色々教えて頂いたり、
お散歩中のワンちゃんに遊んで貰ったり。
本当に有り難いなぁ。