横浜、石川町にある『広典』さんは、予約困難な人気寿司店。
出来てすぐに、お客様から噂を聞き、次に市場で噂を聞き...
開店一年を待たずして、たちまち『予約の取れない人気店』に。
実は同じ仲卸さんから魚を仕入れているのもあって、ご挨拶させて頂く機会に恵まれ。
「逆にいつなら予約がとれますか?」と空いている日にようやく二席確保!
お若い店主は快活勤勉。
一日も休まず、市場に通ってこられているのは、見て聞いて知っていた。
この、『二週間寝かせた鰤』は衝撃の美味しさ!
器も酒器も、もちろん仕事も美しく。
ゆったりと心地よい時間が過ごせる場所。
ワインもソムリエさんが、選んでいるそうで。
これも素晴らしく美味しかった。
カウンター八席だけ、だから、なかなか予約がとれないのも仕方ない。
我々周辺では、「キャンセルが出たら電話を下さい」と、待っている強者も。
個人で店を維持してゆくことが、体力的にも精神的にもどれだけ大変か...
『端くれ』ながらもわかるだけに、ただただ、尊敬しかなく。
市場に足を運ぶ料理人が減り続ける中でも、探究心や情熱を失わない人も沢山いるんだなと。
ちょっと贅沢、でも決して高くはない。
運良く、お誕生日ウィークに予約がとれたのは、ゴンザのおかげ。
秋も深まり、美味しい季節もやって来て。
舌と目が、満たされる。
『広典』さん、ごちそうさまでした。
寒くなれば、眠い目をこすり市場に行くのも益々大変だけど、やはり楽しいですよね!
また伺います。