ゲート － 緑の十字架の怪 －

ここを訪れて下さる皆さんは覚えておられるだろうか？
クリスマスに私が、100円ショップで売っている土台を元に、リースを製作したのを。
その中央に、自作のビーズモチーフを飾り付けたのを。

そして.....
覚えておられるだろうか？
玄関ドアに飾ったリースから、なぜか、しっかりとワイヤーで固定したはずのビーズモチーフだけが失くなり、仕方なく、ハーブ類で飾り付けし直したのを。

あの時はどれだけ探しても、失くなったビーズモチーフは見つからず、ゴンザと二人、首をひねりまくったのだった。
折りしも、それ以前にも、ベランダから忽然と、使いかけの柔軟剤が失なくなったばかりで、
「我が家には異次元ポケットへの入り口でもあるのか?」
と、変な推測までしたのだったっけ。

それは.....
姿を消したビーズモチーフが、深く、ダークな緑という、神秘的な色をしていたこともあって、より一層、謎めいて思えたものだ。
ましてや、形が十字架・クロスとなれば、オカルト色はより深まる.....。

しかし、あれからはや3ヶ月以上が経過。
正直、私はビーズの一件を忘れていた。
リースはクリスマスが終わった時点でとっくにドアからはずしてしまったし、また次のクリスマスに出番が来るまで、押入れの隅に追いやられてしまったから。

が。
私とゴンザは否応なく、あのリースの怪を、あのクリスマスの謎を、一気に思い出させられ、さらなる謎を抱える事となる。

それは昨夕のこと。
出勤しようとドアを開けたゴンザが
「あ～っ！」
と、一点を見つめ、大声をあげたことから始まった。
当然、ゴンザを見送りに出ていた私の視線も釘付けだ。

なぜなら.....。
我が家のドアのまん前。
クリスマスを前にリースが飾られていた場所の真下に、どれだけ探してもなかったビーズモチーフが、3ヶ月以上も時間が経過した今、ぽつんと落ちていたから.....。

「なんで？なんでぇ～っ？」

ただひたすら、顔を見合わせ、慄いた表情でつぶやく二人.....。

うう、怖い。
本当に我が家の玄関先には、異次元への門でもあるのか。
おまけに、しっかりとリースにくくりつけてあった、ビーズモチーフを支えるワイヤーは、輪になったまま。
ワイヤーがほどけなければ、リースからはずれることはないのに。
写真でも、しっかり輪になったワイヤーが確認できるでしょ？

これって一体.....!?

こうなると。
この先、一歩玄関を出た我々が、異次元に迷い込んでしまう可能性も、アリ!?

皆さん。
このblogの更新がなくなったら、私は違う次元に迷い込んだのだと思って下さい。

ひぃ～っ！